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ルビ君の事  09/12/2022  
昨年2021年の夏、不慮の事故でルビ君(セキセインコ・黄色い子)が肩を脱臼し、飛べなくなった。
(詳細は2021年9月のブログ『アクシデント』に書きましたので、ご興味のある方はご覧ください。)
正確には全く飛べないわけではなく、低空を少しは飛べるのだが、本人が大好きだった、夫(ネパール人)が高い所にこさえた遊び場に行くことはできなくなった。
また、痛みとショックだと思われるが、昨年は元気がなかった。
が、今年に入ってから段々と元気を取り戻し、目に輝きが出てきた。

その後、夫が遊び場の横に、ルビ君とパルの為にへんてこな大きなハシゴ風の物を作った。
もう美観も何もあったんもんじゃない。

ある時、ふと見ると、ルビ君が高い所にある遊び場にいるではないか。
「ねぇ、ルビ君が高い所にいるよ。のせたの
と、夫に聞くと
「いいえ、ワタシ、やってませんよ。」
「嘘つくんじゃないよ。ルビ君、ひとりで高い所には行けないんだから。危ないからダメだって
と怒ると
「本当に、ワタシ、やってません。」
と夫。
なぜ高い所に行かせたくないかというと、脱臼したルビ君の羽はコントロールが上手く効かず、思った所に飛べないことが多い。特にに要注意なのが、下へ降りる時だからだ。

そして、数日後、夫が嘘をついていなかったと判明。
夫がこさえた美観の悪いハシゴの木をルビ君がよじ登り、自力で遊び場へ行っているのを目撃し、びっくりする。
「そんなにまでして、遊び場に行きたかったのか・・・」
と思い、同時に夫を疑ったことも少し反省し、以来ルビ君の好きなようにさせていた。
というのは、高い所でパルと遊ぶルビ君がすごく楽しそうにしているからだ。
但し、以前ルビ君がぶつかった壁には大きな布を下げ、ルビ君とパルを放鳥する時間は主に夜なのだが、ルビ君とパルのケージの置いてある部屋、というのは人間の寝室なのだが、必ず布団を敷き、極力ルビ君から目をはなさないようにしている。

3月のこと。
いつものようにルビ君とパルが高い所にある遊び場で遊び、そこからパルが自分達のケージのある寝室に向かって飛び、ルビ君もそれに続いて飛んだ時であった。
「あっルビ君が・・・」
と私が声をあげてすぐ、バランスを崩したルビ君が布団の上ではなく、その部屋の角に置いてあるたったひとつの家具、ライティングデスクの足と壁の間に挟まるように落下した。
いくら気をつけて見ていても落ちる方が早い。

ルビ君は脱臼した方の羽をぶつけたようで、急いで歩いて自分のケージに戻った。
ケージに戻るとルビ君は羽ばかり気にし、その様子からして「痛いのだな。」とわかる。
「ねぇ、ルンブー(ルビ君のこと)痛いみたい。大丈夫かな~?」
と私が言うと、夫がルビ君を掴みぶつけたと思われる羽を見る。
「この赤いの・・・血かな?ルンブー、病院に連れて行った方がいいかも。」
と夫。
こういう日に限っていつも木曜の夜で、かかりつけ獣医さんは金曜が休みだ。
食欲があるので大丈夫ではないかと思いつつ土曜朝一で獣医さんに電話し、午前中の予約を取る。

診察室に入り、木曜の経緯を先生に話すと、先生は丹念にルビ君の羽を診て
「折れてはいません。人間で言えば打撲でしょう。へたに痛み止めを飲むと胃をやられたりするので、ビタミン剤を出します。1週間後にまた診せて下さい。」
「先生、この子、昨年脱臼して以来、放鳥する時もなかなか外に出て来なくて、ケージの外は怖い場所と思っているんでしょうかね?」
と言うと
「このヒト達は怖かった事は忘れないんです。いつまでも覚えているんですよ。」
「先生、壁に布下げたり、布団敷いたり、この子から目を離さないようにはしているのですが、どこに落ちるかわかりませんし、あっという間に落ちちゃいますから・・・どうしたらいいんでしょう?」
「そうですね。私は皆さんにクリッピング(羽切り)をお勧めしています。うっかり窓を開けたままにして悲しい思いをした人達を沢山見ていますから。但し、飛べなくなるので、今度は踏まないように気をつけなくてはなりませんけど。あと、もしクリッピングをするのならこのヒトだけでなく、もうひとりのヒトもしなくてはなりません。『なんで私は飛べないのに、あの子は飛べるの?』とこのヒト達は比べますから。」
「先生、クリッピングをすると一生飛べなくなくなるんですか?」
「いやいや、そんなことはありません。羽ですからすぐに伸びます。人間の髪の毛と同じです。まあ、クリッピングについては考えてみて下さい。」

クリッピングを知らなかったわけではないが、これまでうちの子にクリッピングすることは考えたことがなかったので、ネットで調べると、賛否両論。
「嗚呼、そんな事もあるんだ。」
と思ったのが、吹き抜けのある家。
その方のお宅には飛べるようになったばかりの幼いインコがいて、子供だから飛ぶのが楽しくてしょうがない。
初めは飼い主さんの近くを飛び回っていたのだが、飼い主さんの手が到底届かない吹き抜けの窓枠まで飛んでしまい、どうやって捕まえたのかは忘れてしまったが、この件以来クリッピングをしていると書いてあった。
まあ、これは余談であるが、私はクリッピングに関しては賛成でも反対でもない。
ルビ君とパルが幸せであればどちらでもいい。
夫と相談し、クリッピングをしても羽は伸びるということだから、一度試してみる、ということになった。

1週間後、獣医さんに診てもらう。
いつも通り先生はルビ君の羽を伸ばし、丹念に診て
「うん、大丈夫そうですね。」
「先生、夫と相談しクリッピングをしてみようかとなったのですが・・・」
「そうですか。クリッピングは3回に分けてします。いきなりバッサリ切ってしまうとこのヒト達もショックを受けますから。じゃあ、やりましょうか。」
「えっ先生、今、するんですか?」
「そうです。ちょ、ちょっと待って下さい。まだ心の準備ができていないので、来週、もうひとりも連れてきますので、2人揃った時にお願いします。」

1週間後、ルビ君とパル、2人(正確には2羽)を連れて病院へ行く。
「最初なので、ほんの少しだけにしますから、あまり変わらないと思います。」
と仰ると、先生はルビ君とパルの羽をいとも簡単にパサッと切り
「持って帰られますか?」
と仰る。
「はっ
何のことかわからず、聞き返すと
「羽です。持って帰られるのでしたら包みますが。」
「あー、いいです、いいです。処分して下さい。」
「じゃあ、次はまた1週間後で。」
と先生は仰り、1回目のクリッピングを終える。

ほんの少ししか切っていないとのことだったが、脱臼し肩が下がってしまったルビ君は低空も飛べなくなり、少しジャンプするだけ。
これ以上切る必要はないと思われた。
パルは先生が仰ったようにあまり、というか殆ど変わらず、ケージから高い所の遊び場をバタバタと飛ぶ。
だが、ルビ君が飛べなくなったせいか高い所に行く回数がめっきり減った。
1週間後に2人の状態を先生に伝えると
「じゃあ、もうクリッピングはしなくてもいいでしょう。様子を見て、何かあったら電話を下さい。」

この1回のクリッピングで飛べなくなったルビ君は、昨年のように元気がなくなってしまった。
ルビ君とパル、2人でカーペットの上やテーブルの上で遊ぶのだが、少し遊ぶとルビ君はすぐに自分のケージに戻ってしまう。
不憫でならない。
『子供の時からクリッピングをしている子ならいいのかもしれないが、飛ぶ喜びを知っている子にクリッピングは無理なのか?でも、壁にぶつかって、万一死んでしまったら、もっと後悔するし・・・。どうしたらいいのか?』
と思いつつ、6月か7月にルビ君とパルの健康診断をするつもりだったので、その時に先生に相談することにする。

そして2人を健康診断に連れて行く予定の6月になった。
が、7月初旬のブログに書いたが私の悩みの種、薬で騙し騙し耐えていためまいが、ついに限界を超えた。
大学病院へ行き、それまで「なんともない、ストレスではないか」で片付けられていためまいが持続性知覚性姿勢誘発めまい、略して『PPPDめまい』と判明し、ルビ君達の病院へ行くのも無理な状態で、幸いルビ君もパルも元気だったので
「体調が良くなって、涼しくなってからにしよう。」
と、健康診断は先延ばしにした。

そして、クリッピングから約半年たった今、2人の羽は伸び、クリッピングをしても何も変わらなかったパルは今まで通り、少しジャンプするだけで悲しそうに自分のケージに戻っていたルビ君は低空だが飛んでいる。
しかも以前より距離を伸ばしている。

ある時、ふと見ると、ルビ君が高い所の遊び場でパルと遊んでいるではないか。
以前夫が作ったへんてこな大きなハシゴはとっくの前にとっぱらった。
「ねぇ、ルビ君、上に乗せたでしょダメだって、何度も言っているよね。どうしてわからないの
と、夫をどやすと
「ワタシ、してません。ルンブー、自分で乗りました。」
と笑う。

数日もしないうちに夫が笑った理由がわかった。
夕食後、夫は必ずパソコンに向かい、ルビ君が夫の肩に止まる。
パソコンの上には遊び場がある。
我が家は昔和室だった部屋にフローリングを敷き、壁紙を洋風に変えた部屋なので、和室のなごりが残っている。
溝のない鴨居というのか横木というのかわからないが、壁に木が渡っていて、その上はルビ君達が歩くのに丁度いい幅であり、またその木を使って遊び場も作った。

パソコンに向かっている夫は
「ルンブー、そろそろ行きたい?行きたいね~。」
と言うと立ち上がり、肩にいるルビ君が夫の肩から壁の横木に飛び移り、遊び場へ行く。
「ほらね。ワタシ、何もしてませんよ。立っただけ。」
と夫が笑いながら言う。
高く飛べないルビ君でも夫の肩から横木に飛び移ることはでき、ルビ君なりに考えたのだろう。
「ルビ君、なんて頭がいいんだ。頭がいいし、お顔も可愛い
親馬鹿発言をしてしまう私。

そして今は、夫の肩に止まっている時に首を傾げてチロッと遊び場を見る。
行きたいという意味だ。
「ルンブー、行きたいね。降りたい時、パパに言うだよ。」
と言うと、夫がルビ君を横木に乗せる。
暫く遊び場でパルと遊び、遊び疲れたら上から「降りたい」という合図を送ってくる。
ソファーで寝っ転がっている私と目が合うのだ。
「ねぇ、ルンブー、降りたいみたいよ。」
と、夫に言うと、夫がルビ君を降ろす。

こうしてルビ君にはクリッピングが合わないということはわかったが、以前のように壁にぶつかる可能性は十分あり得る。
狭い部屋を見渡しながら、
「何かいい方法はないかな~?」
と考えはするのだが、また家から1分の所に大型ホームセンターもあるというのに・・・、全然いいアイディアが浮かばない。
とりあえず、ライティングデスクの足に発泡スチロールを巻いて、その横の壁にも布を張るつもりだが、「目指せ無印のようなシンプルな家」が、どんどん正反対の方向に向かっていく。
可愛いルビ君の為、それに誰も来ないのだから、ま、いいっか!

rubikun006.jpeg
ルビ君が大好きな籐のブランコ
齧ってボロボロになってきたので新しいのを買わなくちゃ


rubikun003.jpeg
夫がこさえた遊び場
2人にとって、ここは一番楽しい場所


rubikun004.jpeg
2人は気が合います。
「どっちか1人が死んじゃったら、どうなるのか?」
私と夫が時々する会話です。
考えたくないけど、いつかは・・・。

















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