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2月に造影剤CTを受けた。
その結果だが、最近この病気のことを書いていないので、まずはかるーく、これまでの経緯を振返ってみたいと思う。

かれこれ10年近く、私は機能性ディスペプシアという病気と付き合っている。
機能性ディスペプシアは機能性胃腸症とも言われるし、同じ病気の人達の間では略してFDとも言われている。
昔で言えば慢性胃炎や神経性胃炎と片付けられていた病気らしいが、機能性ディスペプシアの場合、検査をしても異常がなく、異常がないのに『炎』をつけるのはおかしいとなり、この難しい名前がつけられたそうだ。

症状は人それぞれ。
胃痛、早期膨満感、吐き気等々、胃の不快症状であり、私の場合は吐き気なのだが、気持ちが悪くて胃がムカムカすると言った方が適切かもしれない。
ムカムカしているのだが、吐くことはない。

原因は、ネットには色々書かれている。
私の場合は子供の頃から胃が弱く、気持ち悪くなりやすかった。
大人になったらそこにストレスが加わり、ストレスを感じるとムカムカし、約10年前は仕事のストレスマックス。
「原因はストレスだろう、ストレスに違いない!」
自己判断ではあるが、そう思った。

初めの頃は2、3日食事に気をつけていれば回復したのだが、段々と回復するまでに日数を要すようになり、1週間、酷い時には1ヵ月、ずーっとムカムカしているようになった。
消化器内科では消化器内科で出せる全ての薬が出されたが、効かない。
機能性ディスペプシア用のアコファイドという薬も飲んだが、残念ながら私には全く効かなかった。

出す薬がなくなりお手上げとなると、消化器内科は精神科に回す。
『ストレス=精神的な事』となるからだろう。
後でわかったのだが、私の場合、初めの病名は機能性ディスペプシアとなっていて、精神科に回した時は躁うつ病となっていた。適当なものだ。

回された先の精神科の医師もまた困っていた。
「ムカムカして気持ち悪いのが続いていて、気持ちが悪いからご飯が食べられない。」
と言うと、「食べられない」を優先する、というか精神科としてはそちらを優先せざる負えないのかもしれない。
精神科の薬の副作用には食欲が増進され、それによって太るという薬が多い。
その副作用を使って、まずは食べられるようにすると言うのだが、何か違う気がした。
『ムカムカ』が無視されているから一向によくならないのだ。
また、辛いものだから、あっちの病院こっちの病院と、何件受診したかわからないくらいドクターショッピングもしたが、どこへ行っても良くならない。

今は、このブログに頻繁に登場する、我が家から歩いて5分のWクリニックのW先生に診てもらっている。
我が家と実家は徒歩7、8分で、つまり私は地元の人間であり、20代の頃はよくWクリニックにお世話になっていた。
その頃の先生は今のW先生の多分お父様ではないかと思われるのだが、私が20代の頃に既におじさんだったので、私がおばさんになったのだから先生はお爺ちゃん。
あまり若い医者も「この医者、研修医じゃないの?大丈夫?」と思うし、あまり年を取っていても「昔の医学で止まってんじゃないの?」と心配になり、なんとなく疎遠になっていた。

5、6年前だと思うが、当時かかっていたのは、隣駅のS総合病院の精神科で、ジプレキサという薬を処方されていた。
大きな病院は担当医が毎日いるわけではなく、精神科は月2回とか1回の予約診療であり、本当に具合が悪い時にかかることができない。
具合が悪くてどうしようもなかった私はダメ元で近所のWクリニックへ行き、久しぶりにかかったWクリニックは世代交代していて、現在のW先生が医院長になっていたのだ。

W先生は初対面の時からすごく感じがよかった。
医者にしては珍しくきさくで、それに、これまで書いたことはなかったが、ちょっとかっこいい
顔は全然違うが、俳優の大森南朋さんのように、イケメンじゃないけど味があり、我が夫(ネパール人)も「先生、かっこいい。」と言うくらいだ。
ちなみに私、大森南朋さん、好きなんです。

話はそれたが、今処方されているジプレキサという薬は消化器内科では出せない為、精神科にかかっていること、また飲んではいるがあまり効かない等、これまでの経緯を話すと
「ジプレキサも、それ以外の薬もうちで出せます。」
とW先生は仰り、だったら近い方がいいと思い、以来W先生にお世話になっている。
先生は「何でもやってみよう。」と、一生懸命考えて下さり、私が食べられず酷い時には点滴、そうでない時は西洋の薬、漢方、サプリと、色々試みた。

私はというと、自分なりにどういう時に気持ち悪くなるか分析してみた。
まずは食べる量。
満腹になるまで食べてしまう日が続くと気持ちが悪くなることがわかり、もう少し食べたいと思う位というのは恐らく腹八分だと思われるが、それでも気持ち悪くなり、私の場合腹半分以下でもいいような気がした。
とはいえ、調子がいい時はついつい食べてしまい、食べては気持ち悪くなり、治ってはまた羽目を外し寝込むの繰り返し。
「もう絶対に繰り返さない。」
自分自身に言い聞かせ、少ない量に慣れたのはここ最近である。

次に食べ物の質。
私は好き嫌いはないのだが、この病気になってから、揚げ物、乳製品、生クリーム、甘い物、甘い飲料等々、食べられない、というより、食べたり飲んだりすると気持ち悪くなる物が増えた。
また、私はコーヒーが好きなのだが、これも飲んでなんともない時もあれば、1杯のコーヒーで気持ち悪くなってしまい寝込むということもあり、未だに気持ち悪くなる引き金がわからない物もある。
あと、寝不足は大敵である。
寝不足だと朝から気持ち悪い。

今、飲んでいる薬は、小建中湯、頓服でガスモチン、ナウゼリンかプリンペラン。
気持ち悪くてどうしようもない時はこれらにアタラックスを加え、食べ物はお粥かあまり味のないパン、そして水分補給。
これで1週間位安静にしていると治る。

「エコーをやってもいいかな~。」
W先生がこう仰ったのは昨年12月末か今年の1月。
拒否する理由はないので承諾する。
今年2月のブログに記載したが、エコーの結果、W先生が最近の論文で読んだ『正中弓状靱帯圧迫症候群』という病気の可能性が高く、もしこの病気だったら手術で治り、これまで食べられなかった物も食べられるようになり、人生が変わるとのこと。
ちなみW先生は何年間も私を診ているが、私がしばしば仕事のストレスを訴えていたので
「機能性ではなく適応障害ではないのか?はたまた、食べられないから接触障害なのか?でも本人はダイエットはしていない、食べられるものなら食べたいと言うし・・・、話している感じでは鬱ではなさそうだし・・・。この人の病気は一体なんなんだろう?」
と、ずーっと考えていたそうだ。

軽く書くつもりの前置きが長くなってしまったが、ここから2月のブログのつづきである。
エコー後はW先生の専門ではないので、紹介状を書いてもらい隣駅からバスで30分と辺鄙な所にあるS大学病院へ行く。
そこで造影剤CTを撮ったのが2月、その結果を説明する医師の予約が非常に混んでおり、3月末に結果となった。
で、結果はというと、正中弓状靱帯圧迫症候群だった。
「W先生はよくこんな病気を見つけられたな~。」
S大学病院の消化器内科の医師は驚いていた。
「まず、1ヵ月、様子を見て下さい。病名がはっきりしたことで、安心して治ってしまうという人が結構いるんです。」
長い間機能性ディスペプシア若しくは適応障害と思っていた病気が正中弓状靱帯圧迫症候群だと判明した。

結果については当然ながらW先生に報告し、W先生のところにもS大学病院の消化器内科の医師から手紙が来たとのこと。
W先生が調べたところ手術は腹腔鏡だったのだが
「S大学病院では開腹手術しか対応していないと書いてある。」
とW先生。
「先生、大学病院から腹腔鏡の病院を紹介してもらうということはできるんでしょうか?」
と聞くと
「できるよ。でも、もし×××病院だったら、即受けないで、家族と相談するとかなんとか言って。そしたら、僕がまた調べるから。あんな病院に行ったら殺されちゃうからさ。」
あえて病院名は書かなかったが、×××病院はよく聞く、結構有名な病院である。
「医者の間でこんな風に言われている病院があるんだな~」
と思う。

約10年苦しんできた病気の病名がわかった位でよくなることもない。
1ヵ月後のS大学病院の消化器内科の医師に
「特に良くなることもなく、変わりなしです。」
と言うと
「じゃあ、手術は消化器外科なので、そちらでで診てもらい、相談して下さい。それでですね、消化器外科といっても、この病気はそんなに頻繁に手術するような病気ではないので担当の医師が決まっていまして、K先生が担当なんですが、只今非常に混みあっていまして、5月末になります。」

5月末、消化器外科のK医師の診察を受ける。
「消化器内科の○○先生からの紹介ということですね。」
と、まず言われる。
消化器内科の○○先生には2回、それもほんの少ししか会っていないので名前も顔も覚えていないのだが、大学病院のシステムなのだろう。
「画像を見る限り正中弓状靱帯圧迫症候群だと思われますが・・・。症状は吐き気ということですが・・・。この画像では手術が必要か、また手術をして吐き気が治るかわかりません。手術して治らなかったらやった意味がないですから。あと、腹腔鏡を希望ということですが、うちは正規のやり方なので開腹になります。」
「腹腔鏡希望の場合はどちらかの病院を紹介して下さるのでしょうか?」
と聞くと、
「まあ、四谷とか・・・」
と、この話は曖昧で終わり
「この画像ではなんとも言えませんので、もう一度、検査をして下さい。エコーと造影剤CT。」
「はぁ・・・またですか・・・、わかりました。」
とは言ったものの、心の中では
「なんで一度でわからないんだよ。軽く検査って言うけど、造影剤CT、高いんですけど

7月末、エコーと造影剤CTをし、別の日に診察となった。
何度も書いて申し訳ないが、この病院は辺鄙な場所にある。
おまけに私はPPPDめまい(同じS大学病院にかかっている)で頭がクラクラしており、やっとの思いで外出している状態。
どうせなら1回ですませて欲しいのだが、検査はあいていればいつでもできるが、検査結果を待ち、K医師がいるのは1週間に1度の午前中だけ。
従って、2度行かざる負えない。

そして結果はというと、前回と同じ。
「再度検査をしてもらいましたが、前回と同じで、異常ではあるのだけど、だからといって手術が必要なほどではないんだよね。」
と言うと、K医師は私の画像と即手術となった人の画像を出し説明をするが、正直言って素人にはさっぱりわからない。
「血液の流れも、あなたの場合、別に滞っているわけでもなく、ちゃんと流れているんだよね。手術して吐き気が治らなかったら意味がないから、少し様子を診せて下さい。あなた、体重がないのだけど、吐き気があるからそうなったの?」
「はい。」
と答えると
「それが悪循環なんだよ。食べないとダメなんだよ。」
「・・・・・・・・・・・」
「太って下さい。この病気は太れば治るんです。高カロリーの物を食べなさい。」
「あの、それは無理で」
と、「す」を言う前に
「初めから諦めちゃいけない。とはいえ食べられないんだったら、高カロリーのジュースを出します。甘いジュースね。これを1日2パック飲んで下さい。体重は毎日計らなくていいから。毎日量ると逆に痩せてがっかりすることもあるから1ヵ月に1回量ればいいです。半年かけて太って下さい。それでも治らない時は・・・、その時また考えます。何か質問は?」
「ありません。」
と言い、そそくさと診察室を出た。
「この人、全然わかっていない悪循環って、気持ち悪いのに食べれるわけないだろ!10年前は今より6㎏以上太っていたんだよ。痩せたくて食べないんじゃなくて、気持ち悪くなるのを防ぐ為に我慢に我慢を重ねた結果が今なんだってば!太れって、何㎏太ればいいんだよ!」
と、心の中は煮えたぎっていた。
こう書くと私がガリガリに痩せていると思われる方もいるかもしれないが、BMIでは痩せ気味に入っていて、まだ痩せすぎではないし、私より痩せている人も街に出れば沢山いる。

普段は最寄り駅に近い、空いている薬局で薬を受取るが、ジュースは初めてなので病院前の薬局で受け取る。
「ミルク味、バナナ味、コーヒー味、抹茶味がありますが、どれにしますか?」
薬剤師に聞かれるが、飲んだことがないのでどれがいいのかわからない。
「全てをまんべんなく頂くことはできますか?」
と聞くと、できると言われ、4つの味にした。
暫くすると
「今、全てをご用意できないので、ある分だけお渡しするようになります。とりあえず、1箱分、今、お見せします。」
と、薬剤師が言い、1箱を渡され驚く。
200ml入りの小袋が24袋。
液体だからすごく重い。

この日は夫が付添っていて
「私ひとりで来なくてよかった。」
と思い
「あの、これがあと何箱あるんですか?」
と聞くと
「4箱です。」
「え歩きで来ているので、持ち帰るとしても1箱が限界です。残りは郵送して頂けませんか?」
と言い、残り4箱は郵送となる。

ジュースの名はラコール。
まず定番と思しきミルク味を飲むが、甘いジュースとは聞いていたが、練乳を水っぽくしたとでも言おうか、強烈に甘い。
常温ではとても飲めないので、冷やす。
冷やしたところでまた飲むがやっぱり甘く、氷で薄める。
医師から「甘いジュース」と聞いた時、嫌な予感がしたが、その予感が的中した。
飲んだ後、気持ち悪くなった
吐き気止めのプリンペランを飲み、それでも気持ち悪いのでガスモチンも飲み、1日寝込む。

1パックで寝込んだ私としては二度と同じ思いはしたくない。
医者は1日2パックと言ったが1日1パックにし、それを半分に分け、氷で薄め、昼と夜、2回に分けて、1時間位かけてチビチビ飲むことにした。
それでも飲みたくない時があり、半分は飲み、こんな事をしてはいけないのだろうが、残る半分は夫に飲ませたり、へたすると夫が1パック飲むこともある。

どの味もベースはミルクっぽい味で、私にとって1番甘いのがミルク、抹茶が比較的甘さ控えのように感じたが、どの味であれ甘いということに変わりない。
ところが
「まあまあ、美味しいです。」
と夫は言い、一気飲みし、飲んだ後に気持ち悪くなることもない。
ラコールは私が苦手なだけで、決してまずいジュースではないようだ。
それにしても後から4箱届き、狭い部屋がダンボールだらけだ。

数ヵ月前、
「絶対、正中弓状靱帯圧迫症候群だよ。手術したら治るよ、治ったら人生、変わるよ。食べたい物が食べられるんだから。治ったら、何、食べたい?」
と、W先生に言われ
「う~ん、急に言われても思いつきませんが、美味しいお酒が飲みたい。」
なんて、手術は少し怖いが、明るい兆しに喜んでいた私だが、つかの間の喜びとなった。
今後、S大学病院の消化器外科にかかる必要があるかどうかは、主治医のW先生に相談するつもりだ。

【朗報】
散々書いて朗報というのもなんですが、長年機能性ディスペプシアの治療をしていても治らない方、参考までに『正中弓状靱帯圧迫症候群』で検索をして頂ければと思います。
最近わかった病気なので難しい事が書かれてあるサイトばかりですが、1件、わかりやすく書かれてあるサイトがあり、すぐにわかるかと思います。
W先生曰く、正中弓状靱帯圧迫症候群は最近、僕ら医者の間ではちょっとブーム。
機能性ディスペプシアと診断されて実はこの病気だったという人が結構いるそうです。
私は残念な結果になりましたが




話は我が家の可愛いインコさんになります。
前回、パルが夫の首を嘴でツンツン・クチュクチュしている写真を載せましたが、最近の2人の距離は更に更に縮まりました。
懐くと可愛いのでしょう。
仕事を終え帰宅する夫は、玄関から
「パルたーん
と言いながら、部屋の中に入ってきます。

夕食を終えルビ君とパルを出す時は、必ず夫がケージの扉を開けます。
パルがまず夫の肩の上に乗り、例の夫の首ツンツン・クチュクチュをするからです。
「パルたん、もっともっともっと、早く早く早く。」
と夫が言うと、パルの嘴もせわしなく動き、もう2人の間では日課になっているようです。

そうそう、ルビ君のことで書き残しておきたいことがあるのですが、私の病気話が長くなってしまったので次にしましょう。

rubi0001.jpeg
夕食時のルビ君とパル
写真のように2人がくっついている時は、
「デートしてる」と私と夫は言っています。


rubikun02.jpeg
2人がトウモロコシを拾い食べするのに夢中な時は、
「ホームレスしてる」と私と夫は言っています。
あくまでも我が家での言葉であり、偏見などはありません。


















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