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風邪は万病のもと  06/23/2021  
風邪をひいた。
本当は「風邪」のことなんて書くつもりはなかったのだが、コロナ禍に風邪を引くととーっても厄介。
しかも、たんなる風邪と思っていたのに想像だにしないことになってしまい・・・・。
いつも長文で読みづらいと思いますが、今回も超長文になります。

まずは夫(ネパール人)である。
出勤前に「頭が痛い」と言う。
しかし夫の「頭、痛い。」はしょっちゅうのこと。
頭痛持ちなのだ。
「痛いなら、こんな時期なんだから無理しないで、休めば。」
私は休むことを勧めたが
「うーん、でも、行く。薬飲んで行って、無理だったら帰ります。」
夫は案外、というか、かなり真面目なのだ。
夫はパ○ロンとロ○○ニンを飲み、予備の薬も持って家を出、私はというと、その日は休みだったので、家でのんびり過ごす。
夫の昼休みをねらって、
「大丈夫?」
とLINEを送ると
「ちょーっと痛いけど、でも大丈夫。」
と返信が来たので一安心。
しかし、夜
「頭、痛い。昼、良くなったけど、また痛い。喉も痛いダヨ。」
と言いながら、仕事を終えた夫が帰って来た。
熱を測ると平熱で、少しホッとする。
「風邪かなー?」
と言うと
「会社に○○っていうジイさんがいるんだけど、風邪で4日休んで、風邪ひいているのにマスクしないであっちこっち歩き回るの。絶対、あのジジの風邪、ワタシ、うつりました。」
と夫。
その夜、というか正確には翌日の午前3時頃、夫がガタガタとなにやらしている。
「何、してるの?」
と半分寝ぼけながら聞くと
「頭、痛いから、薬、探してます。」
薬を渡し、「こりゃ、病院行きだわ」と思い、再び床に入る。

翌朝、夫の病院の付き添いの為に私は会社を休む。
前にも書いたと思うが夫と私はオール日本語で話しており、夫は日本語の日常会話はできる。
だが、何年日本にいても医者の専門用語はわからず、
「ひとりでも大丈夫。」
とは言うものの
「とーっても不安、一緒に来て欲しい。」という顔をするので、毎度私が付き添う。

我が家から歩いて5分とかからない、私のかかりつけ病院へ行くのだが、このコロナ禍は以前とは違う。
まずは電話をしなければならない。
夫の症状を受付の人に話すと、その症状であれば熱はなくても発熱外来の時間に来るようにと言われる。
時間を決められ、電話で問診し、病院に着いたら入り口から電話をするように指示され、それまでただの風邪だろうとあまり深く考えていなかったのだが、「コロナ」の3文字が過る。

かかりつけ病院にはコロナ検査の設備があり、20分で結果が出ると以前より主治医のW先生から聞いていた。
「PCR、するのかな?」
と聞いてくる夫に
「どうなのかな?そんなにすぐ検査するかな?ちょっと様子見てからなんじゃない?」
と答えつつ、万一のことを考え台所を見ると、ろくな物がない。
せめて数日の食べ物はあった方がいいと思い、慌てて買い物に行く。

病院では、いつもの診察室ではなく、いつもの診察室とは反対方向にある個室に通される。
私の職場でPCR検査をした人から「医者は防護服みたいのを着ていて、アクリル板があって、ばい菌扱いよ」と聞かされていたが、かかりつけ病院の先生は使い捨てと思しきガウンは着てはいたが、アクリル板はなく、ばい菌扱いもしない。
夫は自分で症状を言い、
「朝は具合が悪かったけど、今、元気です。昨日もそうでした。昼は大丈夫。朝と夜、具合悪くなる。」
と加える。
先生は夫の喉を診、
「うーん、たいして腫れていないね。」
と言うと
「とりあえず、先にやっちゃおうか。」
「えっ!先生、やっちゃうって・・・、何を?」
私が驚いて聞くと
「PCR。すぐ終わります。」
と仰ると、先生は綿棒を夫の鼻の中に入れ
「結果は15分位で出ますから、このままここで待ってて。」

15分後、
「大丈夫、陰性でした。」
と言いながら先生が戻って来られ、夫も私もホッとする。
多分コロナではないと思ってはいたが、
「もしかしてコロナだったら・・・・」
待っている15分間は気が気でなかった。
「先生、風邪・・・ですよね?」
と私が聞くと
「うーん、昼は元気なんだよね~。もしかしたらダニアレルギーとかかもよ。アレルギーもそういう症状が出るんだよ。」
ダニと聞き、それもあり得ると思った。
我が家の寝具は不潔ではないと思うが、だからといって決して超清潔ではない。
頭痛と咳の薬を貰って帰宅する。

翌朝、喉の痛みと頭痛で目が覚めた。
夫と似たような症状なので、夫がどこからか貰ったのは風邪で、私に移ったと思った。
仕事は休む。
私の職場はコロナ対策の為、コロナでなくとも、例えば熱とか咳とか鼻水とか倦怠感とか、会社が決めたいくつかの項目の症状に当てはまる場合、会社は休むことになっており、たとえ出社しても帰宅させられてしまう。
ちなみに休んだ分の給料は保障されるのだが、毎日症状報告が必須だ。

朝、職場に電話し、症状を言うと
「あら~、ご主人と同じ症状なのね。わかりました。ところで、ご主人はどうなの?」
「まだ良くなったわけではないようですが、大丈夫みたいです。PCR検査も陰性でしたし。」
と返答すると
「PCR検査って、受けたんですか?」
「はい。」
「ダメよ。ご家族でもPCRを受ける時は事前に言ってくれないと。規定でそうなっているし、こちらも準備があるんだから。」
思い返せば、家族や本人がPCR検査を受ける時、その人と席が近い人はみな、即効帰宅させられ、私も帰宅したことがある。
だが、規定を紙で貰ってはいない。
「ところで、なんで、もう、陰性って、わかっているの?」
「私のかかりつけの病院はPCR検査の機械があるらしく、行ったらその場で検査になってしまい、結果も15分位で出てしまうので・・・」
と言うと
「あら~、病院によって違うのね。」
電話に出たチーフの女性は驚き
「ちょっと待って。マネージャーの○○さんに代わるから。」
思い返せば、他の方のPCR検査は結果が出るのに2日位かかり、その間も近くの席の人は全員休みとなる。

マネージャーの○○さんは温和な方なのだが、やはり「規定」と仰り、しかし私もかかりつけ病院の状況をまた説明し、
「今日は病院が休みなので、明日病院にかかるつもりでいます。家族と同じ症状なので、もしかしたらPCR検査になるかもしれません。」
と言うと、
「PCR検査、受けるということでいいですか?」
「どうなんでしょう・・・。先生の判断になるように思うのですが・・・・。」
「こちらも報告しないとならないので、受けるか受けないかを知りたいんです。」
とマネージャー。
「じゃあ、一応受けるにしといて下さい。」
と答え、電話を切ったものの心配になった。
勝手に受けると言ったが、明日予約が取れるとは限らない。
先生も手術や学会でいらっしゃらない時もある。

その日内科は休みではあったが、別の科はやっており、ということは受付の方はいるはずなので慌てて電話をする。
受付の方に症状を伝え、明日予約が取れるか聞くと
「ちょっとお待ちください。先生、今日いますから。」
と言うと
「先生が今日でもいいと言っていますので、発熱外来の○時に来て下さい。」
「わかりました。あの、変なことを伺いますが、発熱外来の時間にかかるということはPCR検査をするという解釈でいいんですか?実は会社で、受けるか受けないか明確な答えが必要らしくて・・・。」
と言うと
「そうですね。発熱外来は、まあ、先生の判断にもなるのですが、うちでは大抵PCR検査をします。」
急いでまた会社に電話をし、今日かかることになり、PCR検査をすることを伝える。

PCR検査の結果は陰性だった。
夫同様、喉は痛いわりにはたいして腫れてはいないらしく、軽い鎮痛剤カ○○ールが処方された。
帰宅後、鎮痛剤を飲んだら頭痛はおさまった。
その日は金曜日で、土日安静にしていたら、まだほんの少し喉が痛い気はしたが、ほぼ良くなったように思えた。
完全に症状がなくなって2日後に出勤というのが会社の規定なのだが、会社に休みの電話を入れるのはなんとなく嫌で、それに
「ただの風邪だから。」
とも思い、月曜、出勤をした。
ちなみ夫は、大事をとって休みを取った。

私の仕事はよく喋る仕事で、喋ることが仕事である。
午前中はいつも通り普通だったが、午後から治まっていた喉の痛みが復活し、段々と声が出なくなり、「どうしたの、声!」と同僚に言われるほど、声が枯れた。
翌日火曜も喉が痛く、声が出なかったので会社は休み、市販の風邪薬を飲む。
水曜も症状が変わらず、仕事は休む。
喉の痛みと声枯れは午後には治まったが、そのかわり咳が出始め、この日も市販薬で様子を見る。
木曜、咳が酷く、「完全に夫の風邪を貰ったわ。こりゃ、病院行った方がいいわ。」と思い、かかりつけ病院に電話をする。
受付の人に症状を伝えると、熱がなくても、念のため発熱外来時間に来て下さいと時間を指定される。
心配になったのは、またPCR検査をするのかであり、それを受付の方に聞くと、
「先生はどちらでもいいと仰っています。」
PCRとなると、また会社に電話をしなくてはならず面倒くさい。
とりあえず、しないとし、指定された時間に病院へ行く。

主治医にこれまでの症状を話すと、
「1日だけとはいえ会社に行っちゃったんだね。多分大丈夫だと思うけど、念の為やっておこうか。」
「先生、じゃあ、会社に連絡しないと。PCRする前に報告しないとならないんですよ。」
「じゃあ、今、ここで電話していいよ。準備してくるから。」
病室から会社に電話をし、数分後にPCR検査をし、結果が出たらまた連絡すると伝え了承を得る。

2回目のPCR検査も陰性だった。
5日分の咳止めを貰い帰宅。
「薬も貰ったことだし、今週一杯安静にしていたら治り、症状が治まって2日後だから、出勤は来週半ばかな。」
と考える。

ところが、咳が一向によくならない。
それどころかますます酷くなった。
私は喘息ではないので喘息の症状や辛さはわからず、「喘息」という言葉を使うのはおこがましいのだが、喘息のように咳が止まらない。
朝も昼間も咳は出るのだが、酷くなるのは夜である。
咳で眠れず、やっとウトウトと少し眠れたと思いきや咳で目覚める。
その日は日曜で、
「こりゃ、明日、また病院だわ。」
と思いながら、夜、ドラマ『ドラゴン桜』を見た。
『ドラゴン桜』を見ている時はなんともなかったというのに、22時から23時の間に左側頭部とでも言うのだろうか。
急に左の耳の少し上辺りが痛くなる。
我慢できなほどの痛みではないのだが、ズキン、ズキンと鈍い痛みが続き、非常に感じ悪い。
「明日、絶対に病院行こっ。」
と眠りにつく。

翌日、風邪が本格化して丁度1週間たった月曜、朝一で病院に電話をする。
出勤していないし、殆ど外出もしていないので、PCR検査はなし。
通常の時間に診てもらう。
「喘息に使う薬なのだけど、吸入の薬を出すから使ってみて。多分数日でよくなると思うから。頭痛は・・・咳のしずぎで首や肩に余計な力が入り、緊張型頭痛ではないかと思います。葛根湯ってあるじゃない。あれって風邪の初期に使われるのだけど、首や肩の筋肉をほぐす薬でもあるからあれを出します。それで様子を見て下さい。」

火曜、我慢できる痛みとはいえ、脈より遅いペースで来る痛みとはいえ、一定間隔でズキン、ズキンとする痛みが感じ悪く、家にあったロ○○ニンを午前10時頃に飲む。
30分位で薬が効いたらしく、痛みは消える。
ところが、夜8時頃、またズキン、ズキンと鈍い痛みが始まり、2時間後にはビリビリッ、ビリビリッと鈍くない痛みへと変化する。
ロのつく薬を飲むのが怖くなり、以前主治医に処方されたカ○○ールを飲んで就寝。

水曜、吸入の薬が効いてきたのか、咳は少しマシになるが、頭は痛い。
水曜はかかりつけ病院はやってはいるが主治医の院長先生がいない。
これまで代診の先生に診てもらった経験もあるが、主治医でないとダメなのだ。
「明日まで我慢。」
と、カ○○ールで耐える。

木曜、朝一で病院に電話し、受診する。
「先生、いつも、度々申し訳ありませんが、もう、頭が痛くて、痛くて。」
と言い、経緯を話すと
「ロ○○ニン、飲んじゃったんだ。あれはいい薬なんだけど、お勧めはしない。僕ら医者は絶対に飲まない薬なんだよ。例えば、整形の手術をして、致し方なく1週間だけとかで出すことはあるけど・・・。」
「先生は頭が痛い時はどうされるんですか?」
「危ない頭痛でない時は薬は飲まず、こういうもんだ、そのうち治ると我慢する。あとは、どうしてもという時だけカ○○ール飲むくらいかな。カ○○ールなんてロ○○ニンの半分位しか効き目はないから。でも、カ○○ールではない軽い痛み止めを出しますから、それで様子を見て下さい。」

帰宅して数時間たった夕方、頭痛とは反対の右側の太ももにビリッ、ビリッと、電気が走るような痛みが出る。
十分我慢できる痛みなのだが、
「嫌だな~、何、コレ?あっちもこっちも痛くて。」
とため息をつきながら、一日が終わる。

金曜日、咳はだいぶよくなったが、それでも一度出始めると長く続き、完全に治るのはまだ先と思われる。
左側頭部の痛いみは一番痛い時に比べればだいぶ痛みがおさまるが、しかしビリッ、ビリッと時折痛み、左側だけで痛みが移動する。
右太もももビリッ、ビリッと、我慢できる程度だが時折電気が走るように痛む。
太ももの痛みは神経痛だろうと思い、ネットで神経痛を調べているうちに後頭神経痛という病気を目にし、私の症状にピタッと当てはまる。
この病気だとしたら、1週間位で自然に治ると書かれている。
翌日土曜は1ヵ月に1度の通院日だったので、先生に聞いてみることにする。

土曜、わずか2週間で5回目の受診である。
1ヵ月の間に何度も先生にお会いするのは、私の場合、よくあることだ。
「どう?」
と先生は仰り、
「先生の専門ではないのでしょうが、この前、かかった日の夕方から右の太ももがビリビリするようになって。神経痛ですかね?頭は前ほど痛くないのですが、でも時折ビリッ、ビリッとして、頭も足もビリビリしていて感じ悪いんです。で、神経痛を調べていたら後頭神経痛というのを見つけて、なんか、私の症状によく似てるんですけど・・・。」
と言うと、
「あー、大後頭神経痛ね。それもあるかも。」
と仰ると、先生は分厚い本を出され、後頭神経痛の説明と太ももの神経痛の説明をされる。
「後頭神経痛だったら、もう少ししたら治るよ。自然に治る病気だから。太ももも、もう少し様子を見て。でも、どうしても痛かったら、ブロック注射を打つことになります。それは内科ではなくて整形になり、火曜と金曜。」
いつもの薬を処方され、薬局へ向かう。

薬局は病院から徒歩約10分。
我が家とは反対方向にあり、我が家と薬局間は徒歩15分かかる。
もっともいつも自転車を使っていて、この日も自転車だ。
薬局は、食品や色々な物を置いてある大型ドラッグストアーの中に入っている調剤薬局で、私の場合、薬の量が多いので、いつも20~30分かかる。
その間、私は店の中を見たり、買い物をして時間を潰す。
ところが、その日は薬局が非常に混んでいて、1時間かかると言われる。
しかし、近いとはいえ一旦帰ってまた来るのは面倒なので、1時間待つことにする。

店の中をブラブラして時間を潰し、1時間後に調剤薬局に戻り、座って順番を待つ。
その日はいつになくすごく混んでいて、結局1時間半かかり、病院へ行ったのが11時だというのに、帰宅したのは午後2時過ぎ。
それから軽い昼食を食べ、ちょっとパソコンでも見るかとパソコンの前に座った途端、グルグルと目が回る。
我が家のパソコンは低いテーブルの上に置いてあり、カーペットの上にペタンと座って使用しているのだが、
「まずい、なんか座ってられないわ。」
そのままカーペットの上に倒れ込む。

横になっても尚も部屋全体が回っていて、しかし意識はしっかりしている。
回転性めまいだと思った。
そして朝から、どこがというのではないが、どうも体調が良くなかったことを思い出す。
「これ、治らなかったら、救急車、呼んだ方がいいのかな?でも体が動かなくてスマホ取れないよ。」
などと思ってうちに、回転がゆっくりになり、止まった。
めまいが起こっている時間は1分位と短い時間だったと思う。

夕方、夫が仕事から帰って来た。
私を見るなり、
「具合悪いの?」
と聞いてきて、回転性めまいのこと、今も揺れている感じがすることを話す。
「病院、行った方がいいんじゃないか?」
と夫は言うが、今日は土曜だし、近くに救急外来はあるが、過去の経験上、救急外来には専門医がいず応急処置的なことだけなされ、専門医のいる月曜にとなるだろう。
「もし、またグルグルしたら行くけど、今は大丈夫。」
と言い、会社の親しくしている人にLINEを送る。
というのは、彼女が回転性めまい経験者だったからだ。
「回転性めまいを起こしちゃって、今はおさまったのだけど、なんかふらついていてダメなんだよねー。めまいって耳鼻科でいいのかな?」
と聞くと
「そうだね。通常耳鼻科だけど、必ず脳神経も行けって言われるから、両方ある病院に行った方がいいよ。なければ耳鼻科はいつでも行けるから、まず脳神経に行った方がいいような。」
との返事。
ネットでめまいを調べると、風邪のあとに起こるめまいに前庭神経炎というのがあり、
「これじゃないか・・・」
勝手に検討をつける。

翌日の日曜日、めまいが完全には治まっていないようで、まだふらついていた。
日曜の夕方は、いつも夫と、このブログに頻繁に登場する我が家から徒歩1,2分の所にあるスーパーも併設されている大型ホームセンターへ買い物に行くのが常だ。
だが、めまいで行く気になれず、夫ひとりで行ってもらう。

夫が買い物に行っている間、漢方薬を飲もうとした時だ。
うまく飲み込めない。
少しづつ飲みはしたが、いつもと違う。
鏡を見たら、どうも左の口がおかしい。
感覚がないというか、少し曲がっているというか。
そこへ夫が帰って来た。
「ねえ、私のこっちの口、なんか変じゃない?右と違うよね?」
と聞くと、夫はじーっと見て
「そうだね。なんか違う。ちょっと曲がっている。病院、行った方がいいんじゃない?」
しかし、先に書いた理由からその日病院へ行くのは止め、翌日月曜朝一に行くことにする。

翌日月曜は風邪を引いてから2週間目。
夫に付き添ってもらい、我が家から徒歩7分位の所にある総合病院へ行く。
この病院の耳鼻科は週4日の午前中しかやっていないので、万一通院が必要になると会社を遅刻しなくてはならず、できればここでない耳鼻科にしたかったのだが、脳神経外科がある近くの病院はここになるので致し方ない。
また、外に出て初めて気づいたが、めまいが思っていた以上に酷く、1人では歩けない。
これまでめまいを経験するのは初めてではない。
フワフワするめまいで何年も苦しんだし、頭がグラグラして会社を早退したことも何度かあるが、1人で歩けないめまいは初めてだ。
わずか7分の距離がすごく長く感じられ、夫がいてくれることが心強い、なんて思ったのも久しぶりだ。

何科にかかったらいいのかわからなので、受付の方に症状を話すと、めまいは耳鼻科、口の感覚がないのと頭痛、もしかしたら太もものビリビリも脳神経外科になるかもしれないと言われる。
2科分の問診票を渡され、まず耳鼻科から受診するように言われる。

耳鼻科ではまず診察。
医師は両耳の中を診、それから一旦診察室を出、聴力検査等をし、また診察室に戻る。
右よりも頭痛がする方の左の聴力が悪いとのこと。
3年前に、恐らく耳管狭窄という病気になった時だと思うが、この病院にかかっていて、3年前より聴力が悪くなっており、それが徐々に悪くなったのか、或は風邪を引いて一時的に悪くなっているのか、現時点ではわからず、めまいは内耳からきていると思われるとのこと。
次に黒い大きなメガネっぽい物をつけられ、頭を左右に揺すられる。
「ほらっ、目玉が回っているでしょ。これがめまいです。」
医師は付き添いの夫に説明をする。
夫はこちらから外国人と言わなければ外国人には見えず、おまけにマスクをしているから、ますます外国人には見えないのだ。
「先生、前庭神経炎とかいうのではないでしょうか?」
と聞くと
「そうかもしれません。でもネットだと、あれ、風邪のあとって書いてあるけど、風邪のあとではないんです。ネットの情報が古いんですよ。現時点では診断確定できません。2週間分の薬を出しますので、その結果を見て診断を出します。めまいで辛いでしょうけど、いつも通り動いて下さい。めまいがあるからって寝てばかりいてはダメです。」
こう言われ、耳鼻科は終わり、隣の脳神経外科に移動する。

脳神経外科の前で待っていると、看護師さんなのだろうか。
私の問診票を手にした私服のオジサンが私の名前を呼びながら近づいてきて
「確認させて頂きますが、左側の頭痛、あと、ここ、口元の感覚がないと書かれていますが、口元って、具体的に口のどの辺りですか?」
「口の左の端っこの方なんですが。」
と答えると
「口角ですね。口はうちではなく耳鼻科の方になるんだけど・・・、耳鼻科では何も言われませんでしたか?」
「特には・・・。今さっき耳鼻科は終わったばかりです。」
「あと、この太ももというのは?」
「右側なんですが、ビリビリするんです。」
「太ももはうちではないんですが・・・、ちょっと待ってて下さい。もしかしたら、また耳鼻科からお呼びすることになるかもしれません。」
と言うと、オジサンは問診票を持って脳神経外科の病室へ戻って行かれた。

少しすると、耳鼻科から私の名前が呼ばれ、再度診察室に入る。
「今、脳外から話を聞きました。脳外の問診票も見るべきだったなー、すみません。マスクを外して、口を見せて下さい。」
マスクを外すと
「本当だ。曲がっている。じゃあ、額にしわを寄せて。次は片目づつウインクして。今度は鼻を動かして。次は口をイーとしながら、上の歯を見せて。下の歯も見せて。」
医者の言われる通り顔を動かす。
「さっき言ったこと、あれは白紙、なかったことにして下さい。『ハント症候群』です。診断確定です。」
人生半分以上生きているが、初めて聞く病名である。
「先生、その、なんとか症候群とはどういう病気なんですか?」
と聞くと
「『ハント症候群』です。ラムゼイ・ハントさんという人が見つけたからこの名前がついています。簡単に言えば、顔面と内耳に帯状疱疹が出たのです。帯状疱疹が出るほど体が弱っていたということです。」
帯状疱疹は、若い時、左腕に出たことがあり、赤い発疹が出るというのが私の認識なのだが、発疹は出ていない。
あとは、顔面に帯状疱疹が出ると大変なことになるということを聞いたことがあるが、どう大変なのかまでは知らない。
「治る病気なんでしょうか?」
と聞くと
「3日以内に投薬開始をすればとされていて、麻痺が出たのが昨日だからまだ2日目。大丈夫です。でも、いやー、危なかった。コロナでみんなマスクしているから、うっかりしてしまいました。すみません。麻痺の程度は中期です。」
昨日の今日だというのに初期ではなく中期というのに驚く。
そして医師は、
「1週間分の薬を出しますので、きちんと飲んで、1週間後にまた診せて下さい。安静です。あと、薬を飲んでも麻痺は進みます。口も今より曲がるし、左目も閉じられなくなって、開いたままになります。目薬も出しますから、そうなってもビックリしないで下さい。」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
言葉が出ない。
「大丈夫ではないじゃないか・・・。私って、そんな、大変な病気になっちゃったの!」
と、心の中で愕然とする。

その後、内科にもより2週間以上続いている咳の検査をし、こちらも結果は1週間後。
総合病院のすぐそばにある薬局で薬を受け取る。
1週間分だというのに、山のような量である。

帰宅し、落ち着いたところで、初めて聞いた病名『ハント症候群』を調べたら、顔面神経麻痺、難聴、めまい、耳鳴り、外耳炎を合併した疾患。症状は人によって違い、全ての症状が出る人もいれば出ない人もいる。
また、症状もいっぺんに全部出るわけではなく、順を追って出る。
予後が不良で自然治癒30%、初期から十分に治療を行っても治癒は60%程度に留まる等々、どのサイトを見ても怖いことしか書かれていず、いいことはひとつも書いていない。
段々調べるのが嫌になる。

ただの風邪が、こんな事になってしまうなんて・・・。
『風邪は万病のもと』とよく言いますが、本当にそうですね。
いい年して、初めて実感しました。
長くなりましたので、今回はここまでにします。
つづきは次回に。


話はルビ君とパルになります。
先に書いた私自身の話が暗いので、楽しいことを書きたいのですが・・・。

インコさん達は時々水浴びをします。
私と夫にインコの素晴らしさを教えてくれたラニ君は水浴びをしたい時は台所に飛んでいき、せがみました。
水浴びお手伝い担当は夫です。
蛇口から水を細く出し、その下にラニ君のお気に入りの皿を置くと、ラニ君はそこへポチャンと入り、夫が「バチャバチャバチャ」と言いながら、ラニ君の羽に水をかけてあげていました。
全くもって過保護です。

ラニ君と同じ色のルビ君も水浴び場は台所です。
但し場所は石鹸入れ。
以前は石鹸入れの中には石鹸を置いていましたが、ルビ君が来るようになってからは、万一石鹸を食べてしまっては大変なので、何も置いていません。
水浴びお手伝い係の夫が石鹸入れの上にいるルビ君に手で水をかけます。
水浴びというより、水滴を羽につけてもらっているだけ。
ルビ君は水浴びが嫌いなのです。
水が怖いのかもしれません。
案外臆病で慎重派なのです。
時々夫に「汚い子」と言われていますが、そういう夫も今でこそ毎日お風呂に入っていますが、ネパールにいる時は毎日お風呂に入ることなんてありませんでした。
最もネパールは水不足でお湯もでないので、仕方ないのですが。

最後はパルです。
パルはルビ君がいれば怖いものなしの大胆な子です。
我が家では人間の夕食時はルビ君とパルのおやつ時間でもあります。
食卓の上には我々人間の食べ物と、ルビ君とパルが食べる茹でたトウモロコシ、野菜、5種類のインコの餌を混ぜた物、そしてグラスに入れた水を置きます。
グラスは我々人間も同じ物を使っています。

パルの水浴びは突然、我々人間がご飯を食べている時にはじまります。
グラスの中に無理矢理入り、バシャバシャと始まります。
当然ながら我々人間の食べ物の中にその水が飛び散り、私と夫は自分達のご飯やおかずを全て食卓から下ろし、パルが水浴びを終えるのを待ちます。
グラスだけ移動させればいいのではと思われるでしょう。
ところが、グラスを移動させるとパルは水浴びをする気をなくしてしまい、ピタッとやめてしまうのです。
「なにもこんな小さなグラスでやらなくても。」
と、器を変えたこともあるのですが、パルは他の器では決して水浴びはせず、グラスでします。
そして我々人間が横で食べている夕食時と時間も決まっています。
食卓でバシャバシャやっているパルを、水浴び嫌いのルビ君は、食卓の端から冷ややかに見ています。
水浴びが嫌いだろうが食卓でやろうが、私と夫にとっては2人共目の中に入れても痛くないほど可愛い子。
最近では『神様の使い』とか『エンジェル』と呼び、相変わらず親馬鹿です。
あっ、余談ですが、『目の中に入れても痛くない』という言葉ですが、ネパールにもこの言葉があるそうです。

rubi211.jpeg
水浴び後のパル。
ルビ君はいつも少し離れたところで、そしらぬ顔をしています。

rubi43.jpeg
小さなグラスに無理矢理入るパル。
このグラスでないと水浴びはしません。


rubi213.jpeg
パルちゃん。
小さなグラスで豪快に水浴びをします。
いつ覚えたのでしょうか?
それが謎です。















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