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30年前のチトワン国立公園思い出話しも今回が最終回です。
ここまでお付き合い下さいまして、ありがとうございます


チトワン2泊3日ツアーのメインの2日目を終え、最終日。
前日同様、朝7時に円形ホールに行き、ガイドのオジサンと朝の挨拶をかわし、あま~いミルクティーを飲む。
そして、前日のジャングルウオーキングとは違う方向のジャングルへオジサンと2人で行く。
バードウォッチングだ。
今でこそインコと一緒に暮らす鳥好きだが、若い頃は野鳥に興味もなければバードウォッチングなんて初めてだ。

日本を発つ前からチトワン国立公園には行くつもりだったので双眼鏡は持参したのだが、なにぶん初めてのひとり旅の為、用意する物が多く、お金もかかり、双眼鏡をケチった。
購入したのはプラスチック製の子供のおもちゃに毛の生えたような物。

「あそこにいる。」
と、オジサンが指をさして小声で教えてくれるのだが、私が双眼鏡に慣れていないのか安物過ぎる双眼鏡がいけないのかはわからないが、鳥がどこにいるのかわからない。

私の双眼鏡の位置を見て、オジサンが気づいたと思われる。
「こいつ、全然見てないな。」
と。
「あそこ。」
と言うと、オジサンは即効オジサンの立派な双眼鏡を貸してくれた。
だが、残念ながら、オジサンが双眼鏡を私に渡す間に鳥は飛び立ってしまう。

私がチトワンで見た鳥はたった1羽。
それも肉眼で。
運よく目の前に飛んで来て、そばの石の上に止まったのだ。
背中がブルーグリーンの綺麗な色の鳥で、名前はわからない、というよりオジサンの英語が聞き取れない。

丁度私が着ていたフリースと鳥の背中が似たような色だったので
「セイム カラー」
と、オジサンに言ってみたら
「ホントだ、ホントだ!」
と、オジサンは笑みを浮かべた。
オジサンの心のうちまではわからないが
「ミッションを成し遂げた。」
と、安堵したのかもしれない。


暫く歩くと、土手というべきか傾斜の道というべきか、そんな場所に着き
「ここに座りましょう。」
と、オジサンに英語とジェスチャーで言われ、2人で並んで座る。

オジサンがペラペラペラペラと英語で話し始める。
どうやら日本人と日本を絶賛しているようなのだが、私がわかったのは「日本人は頭がいい。」「私は日本人が大好きです。」だけ。
「急に何を言い出すんだ、このオジサンは 確かに頭がいい人は沢山いるけど、私はバカなんですけど・・・。」
と、心の中で思いながら、適当に頷いておく。

すると、唐突に
「あなた、何歳?」
とオジサンに聞かれる。
「こういう時って、さば読むべきなのか?でも年上に?それとも年下に?」
と考えたが、
「2●歳。」
と、実年齢を言う。

すると
「おおっ!なんてことだ!同い年だ!私もあなたと同じ年です
オジサンは目を丸くし、偶然の一致に大喜びするが
「えっ え--------------っ 同い年って・・・、嘘でしょ 信じられない やめてよ~
これまで50代後半だと思って接してきたオジサンが同い年だと知り、愕然とする私。

オジサンの話は更に続き、私にもなんとなく意味がわかった。
「この2日間、あなたと2人で、私はとっても楽しかったし、とってもハッピーだった。あなた、今日帰るのやめて、ここに残ればいい!泊まる所なら心配しなくていい。私の家に泊ればいい。私と一緒なら『象乗り』も、ここでのアクティビティも、ぜーんぶフリー、ただです。」
こんな事を言ったと思われ、私はというと
「やめて~、変なこと言わないで~ 『象乗り』フリーって言われても・・・そんなに何回も乗りたいものじゃないし、タイガーなら日本の動物園で見ればいいし、鹿なら、奈良行って鹿せんべいあげながら見る方が楽しいだけど、私は。」
と、この頃は『野生』や『自然』を楽しむ気持ちを持ち合わせていなかった。

が、そんな事より、私でもオジサンの下心がわかった。
20代も半ば過ぎれば、日本ではナンパされることも殆どなくなるし、痴漢にも遭わなくなるというのに(遭いたくないけど)、ネパールでは歩いているだけでよくお声がかかる。
まぁ、ネパール人に比べれば日本人は童顔で、実年齢よりかなり若く見えるということもあるかもしれないが、当時はバブルははじけていたが、『日本=超先進国』。
オジサンが好きなのは私ではなく、私の後ろにある『日本国』だと思われた。
最も私とてオジサンにガイド以上の感情など持っていない。

当然ながらオジサンの申し出はハッキリキッパリ断った。
とはいえ私は英語ができないので「ノー」の連呼なのだが。
ついでに同い年とわかっても、私にとって『オジサン』はオジサンである。

ロッジに戻り、円形ホールで朝食を食べ終えると
「あと40分で出発するのでバックパックして下さい。」
とオジサン。
「へっ もう終わりなんだ。だからオジサンがあんな事言ったわけね。」
今日で終わりだとはわかっていたが、まさか朝食後に移動とは思っていなかった。

リュックひとつなので、バックパックはすぐに終わり、ベッドで寝っ転がっていると
「早く、早く、出発です。」
と、オジサンがドアを叩きながら言うが、オジサンに言われた時間よりもだいぶ早い。
「あと30分もあるだけどな~
と、ちょっとムカついたが、夜中にヒタヒタ音のするロッジにサヨナラし、オジサンと一緒にジープに乗る。


着いた所は野っぱらで、ボロバスが1台止まっていた。
私の他にも、乗車する人なのか見送りなのかはわからないが、チラホラ人がいる。
でも誰もバスに乗ろうとしなければ、運転手すら乗っていない。

少しすると
「そろそろ乗った方がいい。」
と、オジサンが言い、オジサンが私を席まで案内し、運転手すらまだいないバスに1番に乗る。
私が座ると、オジサンはバスを降り、外で出発を待っていると思われた。

「誰も乗って来ないじゃん。このバス、何時何分発なのよ?オジサン、早すぎなんだよ
人って不思議なもので、私の場合、普段はぼんやりしているくせに、待つのは嫌い。
ややイラっとしながらバスの出発を待つ。

その後、少しづつ人が乗車し始め、外国人旅行者は私を含め3人、あとはネパール人数人。
私が乗車してから40分後にバスは出発し、私はオジサンに手を振り、オジサンも手を振り、オジサンはいつまでもいつまでも手を振っていた

だからといって、オジサンとの別れを惜しんで涙を流すこともなければ、チトワンのあれこれを思い出して胸を熱くすることもない。
私のひとり旅は約3ヵ月。
チトワンは旅のほんの一部に過ぎず、全体でみればまだ旅は3分の1も終わっていない。

チトワンからアンナプルナトレッキング出発地点のポカラという町まではバスで4時間。
「4時間は英語から解放される。ボーっとできるわ~。」
英語の心配ばかりする私だった。


【追記】
どーしても少しだけ書きたくなってしまい追記します

現在『PPPDめまい』という病気で仕事を辞めざる負えなくなった私は、昔から三半規管が弱かったと思われる。
子供の頃からよく車酔いし、大人になっても時々車酔いし、なんとバスに乗って30分もしないうちに酔ってしまったのである。
恐らく何日間も睡眠を取れていなかったのが原因だと思われる。

自分の体質のことは一応わかっているので、私は常に酔い止め薬とビニール袋を持っている。
だけど、薬を飲んだからといって即効くわけでなく、気持ちが悪い時って、「気持ち悪い」で頭が一杯になってしまう
「あと3時間半以上もある・・・・。降りて、休みたい。でも、降りるわけにはいかないから、我慢するしかないのよね~。あ~辛い
と、ぐったりしている時、バスが止まり、6歳位だろうか。
3、4人のネパール人の子供達がバタバタと乗り込んできて、バスは発車する。

3、4人の子供達は
「ピーナツ、ピーナツ」
と、大声を上げながら、狭いバスの中を行ったり来たりする。
日本では考えられないのだが、子供のピーナツ売りだ。
しかもピーナツはきちんとパッキングされているわけではなく、新聞紙にくるまれているだけ。

バス酔いしてぐったりしている時に子供の甲高い声は癇に障る。
しかも誰もピーナツなんて買わない。
ネパール人ですら買わないのだ。
少したつと、バス停も何もないところでバスは止まり、ピーナツの子供達はバスを降りた。

が、またもや同じ年頃の子供が5人乗って来た。
5人は手にネパールの弦楽器、サランギ(木製の小さなネパール式バイオリンのような楽器)を持っている。
バスの通路に5人並ぶと、揃ってサランギを弾き始めた。

その音たるや・・・、ひどいことこの上ない
5人共弓を弦にあててるだけで全く曲になっていない。
ギーギーキーキーと耳をつんざくような音だ。
しかも5人いっぺんに弾くから真横にいた私はたまったもんじゃない。
一層具合が悪くなってきて
「もうダメ 吐きそう

子供達なりの演奏らしきを終えると、バスの中を歩き回り、自ら手を出してチップを要求する。
図々しいガキどもなのだ
誰もチップなど渡さず、適当なところでサランギの子供達は降りて行った。

後日、夫(ネパール人)に聞いたところ、ピーナツやサランギの子供達はその家系代々の職業であり、この仕事をするカーストらしいのだが、カースト制度については何回聞いても私は理解できない。

というわけで、チトワンからポカラの4時間は、『地獄のバス旅』だったのである。




【写真】


rp71.jpeg
夫はベランダで植物を育てるのが好きです。
私は嫌いじゃないけど、苦手。
すぐに枯らしてしまいます。

今年はルビ君とパルの大好物の粟穂がたくさんできました。
ルビ君、お喜び


rp47.jpeg
飛び過ぎて疲れたパル。
羽を広げてワキワキしていても食べることは決して忘れない。
食べることが大好きな食いしん坊さん。

rp60.jpeg
最近のルビ君は何か訴えたいことがあると、
このように座ってこちらをじーっと見ます。
だけどルビ君の要望がわかりません。
インコ語ができたらいいのに~






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30年前の昔話も⑤になりました。
チトワン国立公園2泊3日ツアーの2日目の午前のツアーが終わったところまで書き、そのつづきです。


ネパールのことだから30年前も今もそう変わらないと思うが、2泊3日ツアーはゆったりしたものだった。
自由時間が多く、外国人観光客、というのは私から見た外国人で、どこの国の人なのかはわからないが白人の方々を指し、この方々の自由時間の過ごし方はテラスでお茶を飲みながらの読書だった。
今ならきっとスマホなのでしょうが。

私はというと、眠りたかったのだが、眼が冴えまくっていて全然眠くない。
ベッドに転がり眠くなるのを待つのだが眠れず、起きてテラスへ出る。
だが、読むべき本がない。
持参したのは『地球の歩き方』と例題つきの英語の辞書だけ。
少しでも荷物を軽くしたかったからだ。
「例題でも覚えるか。」
と、英語の辞書を開いたが、全然頭に入っていかない。


自由時間後の午後はこのツアーのメインともいえる『象乗り』だ。
ガイドのオジサンに象乗り場まで送ってもらい、オジサンは私が象乗りを終えるまで待ち、オジサンと一緒にホテルに戻る。
『象乗り』ではオジサンの出番はない。

観光シーズンだから象乗り場は列を作っていた。
象の上に籠があり、1頭の象に対して定員4人。
2人づつ背中合わせに座り、それぞれ籠の四隅を足で挟んで乗る。
私の背中はどこの国の人かわからないが大柄な白人の若いカップル。
私の隣は流暢な日本語を話すネパール人のオジサン。
象の頭の上には象使いがいる。
乗り心地は・・・、全然よくない。

「日本人ですか?」
と、日本語流暢ネパールオジサンに聞かれ
「はい。」
と答えると、オジサン、喋る喋る。
我が夫もだが、ネパール人は案外、いや、かなりお喋りだ。

「私、日本に住んでいて、奥さん、日本人です。奥さんと一緒に来たんだけど、奥さん『こんな所、退屈でつまらない!』って、怒ってホテルで寝ています。私、どーしてもタイガーが見たいんです。昨日も象乗りしたけど見れなくて、今日も2回目。今度こそタイガー見たいよ。」
と、日本語流暢オジサンはタイガーに並々ならぬ情熱を持っていた。

象の上は高く、道なき道を歩く。
時折、ザーッと横切るのは鹿の群れ。
とても早く、シルエットしか見えない。

象使いはトランシーバーを持ち、あっちだこっちだと連絡を取り合っている。
辺りを見渡すと、あっちにもこっちにも人間を乗せた象がいる。
これではタイガーは出て来そうもない。
いや、トラが出てくることなんて滅多にないと思われる。

40分~1時間位象に乗っていたのだろうか。
鹿のシルエットだけ見て象乗り終了。

「またタイガー、見れなかった。残念 昨日も今朝も鹿しか見れなかったんですよ。私、明日、もう一度挑戦してみますよ。」
日本語流暢オジサンはこう言い、お別れをする。


夕食時間になり、円形ホールへ行くと、この日はすごく賑やかだった。
昨日到着した私と白人5人組の他に、今日到着した20人位の白人の大団体さん、そして私の隣にも2人分の席が用意されていた。

私が席について少しすると隣の2人組も来た。
2人共私と同じくらいの年の東洋人の女性。
「日本人ですか?」
3人で恐る恐る日本語で聞き、互いに日本人だとわかると
「わ~い、日本人、嬉しい~
3人でキャッキャ、キャッキャと喜ぶ。
日本人というだけで。

「私達、Fujiゲストハウスに泊っていて、Fujiのオーナーに勧められて来たんだけど。」
と2人組が言い
「私も同じ。Fujiから来たの。」
と私が答えると
「わ~い、同じだ~
冷静に考えると何も楽しい事ではないのだけど、また3人でキャッキャッ、キャッキャッと喜ぶ。

2人は1週間の旅行で、格安航空券を買い、Fujiの予約だけをしてネパールに来て、Fujiの勧めでカトマンズの主要観光地巡りはし、チトワンを見たらカトマンズに戻り、帰国するとのこと。
私が長期のひとり旅だと言うと
「すご~い。」
と2人。
「いやいや、全然すごくないの。英語ができなくて、できなくて。英語、勉強してから来るんだったって後悔してるの。」
なんて話したら
「私達も英語なんて全然できないよ。ぜ~んぶ、ジェスチャー。」
2人はケラケラと笑いながら言う。

3人で盛り上がっているところに、私のガイドのオジサンと彼女達のガイドが来て、テーブルにつく。
オジサンは空いている私の正面に当然のように座り、彼女達のガイドは2人が向い合わせに座っているので、その間の横に座る。
2人のガイドは若く、20代前半と見た。
ちょこっとハンサムな青年で
「いいな~。」
と心の中で思う私。

ジャングルウオーキングで、川でオジサンにおんぶしてもらった話しを日本語で2人にしたら
「私達、明日、おんぶしてもらえるのかな?」
と1人が言い、ガイドの青年に
「トゥモロー ジャングルウオーキング」
と言うと、今度は日本語で
「おんぶ、おんぶ」
と言い、すくっと椅子から立ち上がり『おんぶ』のジャエスチャーをし、指を2本立て
「ウィー アー トゥー、ユー トゥー おんぶ」
2人してケラケラ笑いながら言う。

英単語とジェスチャーだけでも通じるもんだ。
ガイドの青年はちょっと驚いた顔をし
「『おんぶ』したの?」
と、オジサンに目で聞く。
オジサンは笑みを浮かべ、自信満々な顔で軽く頷く。
「何回も断ったのに・・・、なんかオジサン、偉そうなんだけど
と思う私。

ガイドの青年は
「いやだ、いやだ、できない、できない」
と、笑いながら手を横に振り
「ダメ、ダメ、おんぶ、おんぶ。」
と、2人組は大笑い。

この光景を見て
「うらやまし~。」
と思う私。
私は英語ができなくて心臓が口から飛び出そうなくらいハラハラバクバクしっぱなしなのに、2人は英語ができなくても笑で吹き飛ばし、すごく楽しんでいる。
この違いは何なのか?
1人と2人の違いなのか、性格の違いなのか?

その日の観光客が大人数だったからか、そういうものなのかはわからないが、夕食後は円形ホールのすぐそばの広場のような所に全員で行く。
そこでは火が炊かれ、5、6人の男性が出て来て、ファイヤーダンスと先住民族のダンスが披露される。
観光客も簡単な先住民族のダンスを教てもらい、火を囲んで皆で踊る。

私は抜けている上に感覚も鈍いようで、『感動する』ということが滅多にないのだが、ここの夜空は素晴らしかった。
満天の星空で、空が近く感じる。
それに生まれて初めて流れ星を見、それも1つや2つでない。
ビュンビュンと流れまくっている。

2人組の1人が
「願い事、願い事、3回言わないと。」
と言うと
「お金下さい、お金下さい、お金下さい」
と言うが、その間に流れ星は消えてしまう。
「ダメだ!全然間に合わないよ。」
と言い、次に流れ星を見た時に
「金、金、カネ~」
と、すごい早口で言ったが、それすら間に合わず、3人で大笑いする。

楽しいひと時を過ごし、2人組とはここでお別れ。
各々のロッジに戻る。

これでぐっすり眠れたら『最高の1日』だったのだが、ベッドに入ると昨日と同じ事が起こった。
「ヒタヒタヒタヒタ・・・・・・・・・・・・・・・・」
と、同じ間隔で小さな音がずーっと鳴っている。
「ひぃ~、今日もだ

この日も一睡もできないまま翌朝を迎えたのだった。



さて、ここで30年前から現在になります。

「今さ~、チトワンの事を書いているんだけど、ジャングルウオーキングの時、川があるじゃん。あそこって、みんなガイドがおんぶするものなの?」
と、夫(ネパール人)に聞いてみたら
「女の人はみんなおんぶだよ。男は靴と靴下脱いで歩くよ。男がおんぶ、気持ち悪いじゃん。」
と夫は言い、更に
「ワタシの時は、ジャングルウオーキングでサイが来たから、みんなで木に登って逃げたよ。あと、鹿の赤ちゃんも見た。」


「ねぇ、チトワンの夜の空、星がい~っぱいで、流れ星もビュンビュンだったんだけど、今もそうなのかな~?」
と聞くと
「そんなのわかりませんよ。ワタシ、何十年も日本にいるんですから。でも、多分、見えない、思いますよ。ネパールも、今は空気、汚いです。」
と夫。


「あとさ~、私、チトワンで2日間、一睡もできなかったのよ。夜にヒタヒタヒタヒタ・・・って、小さい音がずーっとしてさ~。あの音、何だったんだろう?夜露?でも、夜露って、音したっけ?」
と言うと
「そんな話、ワタシ、初めて聞いたよ。なんで言わないの ヒタヒタって、どんな音?」
「えっ どんなって・・・、蛇口がちゃんと閉まってない時にポタっポタって、同じ間隔で水が落ちるじゃん。間隔はああいう感じで、音は小雨の道をゴム草履で静かに歩くような音かな~?口で言うのは難しい音だよ。」
と答えると
「その音って、朝の4時位になくなったでしょ。」
と夫。
「そう、そうなの 朝になると止まるの。」

「その音は・・・、オバケだよ。」


真面目な顔をして夫は言うが、この人は霊やら悪魔やら、この手の話が大好きなのである。
「何を言うかと思ったら オバケのわけないでしょ 私、霊感ないんだから。」
と言うと
「アナタ、知らないの ホテルには大体オバケいます。それにワタシ、山で死んだ人、たーくさん見て、それと同じ音、たーくさん、聞きましたよ。それ、絶対、オバケですよ。これ、ホント

チトワンでの夜中のヒタヒタ音は、未だ何の音だったのかわからない。
ひとつ言えるのは、もしひとり旅でなく、家族と一緒だったら、きっと私は熟睡し、そんな音を聞くこともなかっただろう。




【ルビ君と私】

ルビ君(セキセインコ)はベタ慣れというわけではないが、子供の頃から手塩にかけて育てたので
「ルビ君とは気持ちが通じ合っている。」
と思っていたし、実際通じ合っていた。

ところが、1週間前の朝、ルビ君に餌を与えると、ルビ君はケージの網にかけてある餌入れを嘴で持ち上げ、下に投げ落とした。
餌は全て下に敷いてある新聞紙の上に落ち、下が怖いルビ君が下へ降りてこぼれた餌を食べるとは思えない。
餌を足して、また与えると、ルビ君はまた嘴で餌入れを下に投げ落とした。

おまけに放鳥する時、いつもならば私が手の甲を出すとすぐに乗り、私に連れられて放鳥していたというのに、いくら呼んでもなかなか来ない。

「ルビ君、おいで、遊ぼう。」
と、何度も呼んでる時、先にケージから出ていたパル(セキセインコ)が飛んできた。
すると、ルビ君はすんなりケージから出た。

翌日からも状況は同じ。
餌入れは投げ落とし、故意に落としているとしか思えない。
ネットで調べると
「ストレスを感じている。」「出かける時にインコさん達に『お留守番お願いね。』と声がけを忘れた。」等が考えられると書いてあったが、私には全く覚えがない。
放鳥する時もやっぱりなかなか手に乗ってくれず、パルが迎えに来ればそそくさと出る。

「パルに負けた~ ルビ君はママ(私のこと)よりパルが好きなんだ~
と、嘆く私に
「あたりまえじゃん。あのヒトたち、同じ民族ですから。」
と、いつになく冷静な夫。
でもって
「アナタもルビ君から離婚されたんじゃないですか。(『離婚』というのは夫独自の言葉で、嫌われるという意味)」
自分がルビ君に『離婚』されたからだろう。
何気に嬉しそうに言う夫。

そんな日が約1週間続き
「このままルビ君に嫌われたままだったらどうしよう
と、真剣に考えていたら、急に、以前と同じ『いい子ルビ君』に戻った。

あの1週間は何だったのだろうか?
反抗期だったのだろうか?
何年一緒にいても『インコの心理』って、わかりませんね~。



【写真】


rp52.jpeg
2人、いつもベッタリ

rp68.jpeg
パルのモグモグタイム。
目をつぶりながら味わっています。










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前回の内容は、無事チトワン国立公園に到着したのだが、夜、ヒタヒタヒタヒタと小さいけど不気味な音がし、一睡もできないまま翌朝を迎え、そのつづきです。
(ご興味のある方は、大変ご面倒かと思いますが、①②③をお読み頂ければと思います



ガイドのオジサンに言われた通り、7時に円形ホールに行くと、オジサンはもう来ていて
「グッドモーニング」
互いに朝の挨拶をする。

今日のスケジュールの説明でもあるのかと思いきや、ミルクティーが出て来て
「朝のお茶です。ゆっくり飲んで下さい。」
とオジサン。
ネパールの朝はお茶、それもあま~いミルクティーで始まる。

ミルクティーを飲み終えると、朝のツアー開始。
オジサンの『リバー』という単語で川で舟に乗ると推測され、その通りだった。

10月はネパールの観光シーズンだから川には何隻かの舟が出ている。
舟はよくある小さな手漕ぎ舟。
オジサンと舟に乗り、向かい合わせに座る。
オールで漕ぐのはオジサンである。

舟を漕ぎながら
「グッドモーニング」
オジサンが私に向かって言う。
「えっ朝の挨拶ならさっきしたのに・・・、オジサン、忘れたのかしら?」
と思いつつも返さないとオジサンに悪い気がし
「グッドモーニング」
と私。

少しすると、またオジサンが
「グッドモーニング」
「ええっさっき、2回目言ったのに・・・、もう忘れちゃったの
と思いつつ
「グッドモーニング」
2回目を返す私。

また少しすると
「グッドモーニング」
とオジサン。
え-----------っオジサン・・・、悪いけど、頭、大丈夫かしら
と思いつつも、
「グッドモーニング」
をまた返す私。
その後も不可解ではあったが、オジサンと私の『グッドモーニング』が続く。

8回目位の時、オジサンがやや上を向いて
「グッドモーニング」
「あっ
気づいたのである。
上空を鳥が飛んでいき、オジサンの『グッドモーニング』は私にではなく、ここの鳥や動物達に朝の挨拶をしているのだと。
私も自分と同じように鳥や動物達に挨拶をしているとオジサンは思っていたに違いない。

それにしても気づくのが遅い私。
やっぱり私は抜けているのだ


暫くすると
「見て見て見て見て!」
と、オジサンが興奮する。
見ると、すご~く遠くの岸辺でワニが口を開けて休んでいる。
遠くなので肉眼では小さくしか見えず、だから怖くもない。
「よかった~、あなたにワニを見せることができて、ホントによかった。」
というような事をオジサンは満面の笑みを浮かべながら言う。
川でのオジサンのミッションが『ワニ』だったのかもしれない。
2人だけの舟体験終了となる。


舟体験を終えると円形ホールに戻り、朝食を食べる。
1品、初めてお目にかかる物があった。
見た目はお粥そっくりなのだが、食べると甘い。
「なんか不思議な食べ物。」
と、初めは思ったが、食べ進めていくとだんだん美味しく感じる。
もうお気づきの方も多いと思うが、オートミールだ。
今では普通にスーパーで売っているが、30年前、私はオートミールなんて見たことも食べたこともなければ、この名を聞いたこともなかった。

暫く自分のロッジで休憩した後、今度は『ジャングルウオーキング』に行く。
オジサンと2人で。
ジャングルウオーキングなので、道は細く、辺りは草と木が生い茂っている。

どれくらい歩いたかは忘れたが、そんなに大きくない川にぶつかる。
オジサンが靴と靴下を脱ぎ、ズボンを膝上までめくる。
私も靴下を脱ごうとしたら
「あなたはいいから。」
と、オジサンがジェスチャーで言い、私に背中を差し出す。
え-----------っ、おんぶ いいよ、やだよ

身体が密着するというのも嫌だが、この時はそんなことは考えていず、それよりも、どう見ても私よりオジサンの方が痩せている。
足なんて棒のように細くて驚いたくらいなのだから。
私をおぶったら、オジサンがギックリ腰になるのではないかと危ぶまれる。

しかもオジサンである!
オジサンにも、40歳そこそこの「つい最近まで若者の仲間」だったオジサンと、おじいちゃんに近いオジサンがあり、ガイドのオジサンは後者、おじいちゃんに近いオジサンと思われる。
20代の私が『おじいちゃんオジサン』におぶさるわけにはいかない。

「大丈夫、大丈夫。」
と、手を横に振る私に
「いいから、乗りなさい
と、背中を差し出すオジサン。

押し問答が続き、最後に折れたのは私。
オジサンにおぶさり、オジサンは明らかに重い物をを背負っている、まぁ実際背負っているのだが、かなり腰を曲げながらゆっくりと川の中を歩き、無事川を越えた。


暫く歩くと
「見て見て見て見て!」
オジサンが興奮して指さす。
見ると、かなり遠くにサイの親子がいる。
肉眼では豆粒。
双眼鏡で見ても、私の双眼鏡はプラスチックのちゃちいのだったので、たいしてよく見えない。

もっと近くで見ようと、サイの親子の方向に歩くと
「ダメダメダメ
オジサンが私の腕をグイと引っ張る。
「サイはとても危険な動物なんだ。もしサイが走って来たら木に登るしかない。だから近づいちゃダメ。」
というような事を、オジサンはジェスチャーで言い、唐突に
「あなた、タイガー見たい?」
と聞いてくる。
「イエース」
と返答すると
「じゃあ、12時にタイガー見に行きましょう。」
と言い、ジャングルウオーキング終了となる。


ロッジで休憩すると、すぐに12時(正午)になった。
円形ホールに行くがオジサンはいず、その辺も見るがいない。

一旦ロッジに戻り、時間を置いてから再度円形ホールへ行くとオジサンがいた。
「12時、タイガー
と、私が自分の腕時計を指しながら言うと、オジサンは驚いた顔をし
「夜です。夜の12時です。」
と言う。
「え--------------っ、夜


これはどう考えても普通でない。
オジサンが『よからぬ事』を企んでいるとしか考えられないのだが、なぜかこの時はそこまで考えが及ばず。
それ以上に私の頭に火をつけたのは睡眠だった。
「夜なんて・・・、ジョーダンじゃない 私、昨日は一睡もしていないし、もう、10日以上まともに眠ってないんだよ。今日こそ絶対に寝るんだから
私は睡眠にすご~く執着する女なのだ。

「トゥウェルブ イズ ミッドナイト スリープ タイム ネバー ゴー
知ってる英単語の羅列だが、かなり強い口調で言う。
オジサンは驚いた顔をし、頷くのみ。
怒っていること、行かないことは伝わった。


(次回につづく)



【インコさん達と夫】


もう8月。
早いですね~。
しかも毎日異常に暑く、めまい持ちとしてはキツイ。
暑さでクラクラしているのか、めまいでクラクラしているのかわからない。
夏が終わると日が短くなり、なんだかちょっぴり悲しい気持ちになるが、だけど早くこの暑さから解放されたい。
(月並みですが、どうしても「暑い」と書きたかった


先日、夫(ネパール人)が真剣な顔をして
「ワタシ、悩みがあります。」
と言う。
ついに「会社を辞めたい。」
と切り出すのかと思った。

今、テレビをつければ連日ビッグモーターのニュースばかりだが、あそこまで酷くないにしても、パワハラ、グレー、ブラックなんて会社は多い。
夫の会社なんぞは限りなくブラックに近いグレー、ドブネズミ色だ。

履歴書からはみ出すくらい転職をしている私としては
「辞めたいのなら別にいいよ。」
と、いつも言っている。

ところが、夫の悩みは全然違った。
「ルビ君に離婚されて・・・、パルにも離婚されたらどうしよう。パルちゃんからは離婚されたくない
であった。
口には出さなかったが内心
「なんだ、そんな事か。そんな事、真剣な顔して言わないでよ!」

ここでの夫の『離婚』とは、嫌われるという意味で、夫独自の言葉だ。
以前から何度も何度も書いてしまい申し訳ありませんが、2年前、夫による不慮の事故でルビ君は肩を脱臼し、飛べなくなった。
以来、放鳥する時、夫がいくら呼んでもルビ君は出てくるどころか逃げ回り、私が手を差し出すとルビ君は出てくる。

でも、ルビ君が夫を嫌がっているのはケージから出る時だけである。
ケージから出てしまえば、夫の肩や手に乗って遊んでいる。

そのケージから出る時も、初めにルビ君の扉を開け、次にパルの扉を開けるのだが、パルが出てからルビ君は出る。
ルビ君流の安全確認なのかもしれない。

いつもなら少しいじめる私だが、夫が真剣に言うので
「大丈夫だよ。パルは私よりアナタになついているし、アナタのこと、大好きみたいよ。アナタが帰って来る時間もわかっているみたい。その時間になると鳴くんだから。やっぱり、一緒にペットショップから来たし、ペットショップから出してもらった恩を忘れてないのかもね。」
と言うと
「そうですよ。パルちゃん、頭、いいですから
すぐに立ち直る夫。
単純なのだ。

それでもルビ君の信用は取り戻したいらしく
「ルビ君、パパの手ってにおいで、怖くないよ。」
毎日、毎日、放鳥時に声がけをしている。



【写真】



rp56.jpeg



rp57.jpeg

偶然にも同じようなシチュエーションの写真。




4年前、「何買っていいかわからなかったから、コレ。」
と、母から貰った誕生日プレゼント。
このカレンダーがすごく可愛くて、今ではお気に入り

買ったらすぐに全ての写真を見たいところですが、
これに関しては絶対に見ません。
毎週のお楽しみです。
今週はルビ君そっくりの子なんですよ

でも、ひとつ問題が・・・。
可愛すぎて、終わったカレンダー、捨てることができません。








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旅の回想 | ネパール  | TB(0)  | Page Top↑




前回②では英語のできない私が2泊3日チトワン国立公園ツアー&2週間アンナプルナトレッキングに行くことになり、チトワンに着いたところまで書きました。
「行く先々で迎えが来るから、あなたは何も心配ない」
とFujiゲストハウスのオーナーとネパールの旅行代理店の人に言われていたのに、迎えが来ない。
大平原でひとり取り残され、そのつづきになります。
ちなみにオンボロツーリストバスがカトマンズを発ったのが朝の7時ちょっと過ぎ、大平原に着いたのが午後2時ちょっと過ぎ。

30年もたった今更
「ねぇ、何で私のバスはな~にもない所に止まったの?国立公園内に泊まる人と公園外(この方法もあり、こちらの方が安い)に泊まる人は乗るバスが違うの?」
夫(ネパール人)に聞いてみたら
「そう。公園内と公園外でバスが違うの。公園外に泊まる人はホテルやレストランが沢山あって、地元の人が住んでいる場所に泊まるバスに乗るんだよ。」
とのこと。
(ご興味のある方は、面倒でしょうけど①と②を読んで頂ければと思います。)



日陰で20分位待っていると、1台のジープが砂埃を巻き上げてやって来て、私の前で止まった。
色の黒い小柄で痩せたオジサンがジープから下り、私の前に来ると
「遅れてすみません。あなたのガイドの●●●(名前、聞き取りできませんでした)です。」
と自己紹介。
文句の3つは言ってやりたいところではあったが、そんな英語ができれば困っていない。
それよりも
「よかった~、ホントによかったよ~(うれし泣き)」
迎えが来たこと、騙されてなかったことに心底安心し、ガイドのオジサンとジープに乗る。

大平原から更に20~30分位ジープに揺られ、ホテルに着いた。
ホテルの名前は・・・、わからない
代理店の人も、その通訳のFujiのオーナーも「国立公園内のホテル」としか言わず、貰った紙にも書いてないし、ガイドのオジサンに聞くという発想も浮かばず。
さすが、私だ
英語ができないだけでなく、昔から、子供の時から、抜けてるのだ


今更ながら
「ねぇ、私が泊まったホテルって、何てホテルなのかな?そんなに高くなかったから、多分公園内の安いホテルだと思うんだけど。」
と、夫に聞いてみたが
「アナタが泊まったホテルなんて、ワタシ、わかりませんよ公園内の安いホテルならアイランドジャングルサファリじゃないの
と言われ、ネットで調べたが、なにせ30年も前のこと。
私が泊まったホテルを見つけることはできず、時代の流れを感じただけ。

ホテルの名前はわからないが、ホテルの外観等は覚えている。
何棟あるかわわからなかったが、茅葺屋根のロッジが連なって建っており、隣のロッジとはくっついている。
どのロッジにも木製のテラスがあり、テーブルとイスがあり、そこでくつろげるようになっている。

室内はややオリエンタル調、シンプルで綺麗な部屋だった。
シャワーとトイレ(洋式)は室内にあり、但し電気は通っていない。
暗くなるとランプを持って来てくれる。

ほんの少し離れたところには同じく茅葺屋根の大きな円形のホールがあり、そこは宿泊客全員が利用する食堂だった。
2泊3日のツアーには料金に食事も含まれていて、ここの宿泊客全員同じ食事だ。
ちなみに私のロッジは一番端で、このホールのすぐそばだった。

大平原にマッチした素敵なロッジだと思ったのだが、気になったのはドアだ。
当然ながら鍵はついているのだが、
「このドア、ちゃちくない?大柄な男がひと蹴りしたら・・・、壊れるんじゃない? あ~、やめよ、やめよ、変な事、考えるの、やめよ。隣のロッジに人がいるんだから大丈夫、大丈夫。」
女ひとりだと、余計な心配をしてしまう、というより、私が小心だからだろう。

ガイドのオジサンが私のところに来て
「ウェルカム ジュースです。」
と、オレンジ色のジュースをくれる。
マンゴージュースだった。

今でこそ日本にも普通にあるが、30年前、私はマンゴージュースなんて見たこともなければ飲んだこともなかった。
一口飲んだら
「お、おいし~😋」
初めての味に感動した。
ジュースが美味しかったということもあるが、私、バスに乗っている間のトイレが心配で、極々少量の水しか飲んでいず、緊張で食欲もなく、口にした食べ物はバスで隣の席だった男の子から貰ったチーズボール3つだけ。
ようするに、『喉カラカラ腹ペコペコ』状態だったから、ことのほかおいしく感じたと思われる。

ガ----------------------っと、一気飲みしたら、ガイドのオジサンが明らかに驚いた顔をし
「もっと、飲みますか?」
というようなことを聞いてきたので
「イエース。」
もう一杯貰う。

ジュースを飲み終えると
「ドリンクはホールにあり、いつでも飲めます。フリーです。」
とガイドのオジサン。
フリーって、ただ、金がかからないって意味でいいんだよね?いいんだよ、いいんだよ。」
と、自問自答。
日本で当たり前に使っていた『フリー』でさえ、自分が思っていた意味と合っているのか自信がなくなり、辞書を開いて確認する。


なんだかんだでいい時間、夕方なのだが、ツアーが始まる。
ガイドのオジサンが何か話すが、聞き取れたのは「タルー」という単語だけ。
2泊3日ツアーの大体の内容はガイドブックで予習していたので、
タルー族(先住民族)の暮らしぶりの見学だろうなと思い、予想通りだった。
ガイドのオジサンが一生懸命説明してくれるのだが、何を言っているのか全然わからない。
私は適当に頷き、眺めるだけ。

タルー族を後にすると、『牛&荷台』の止まっている所に着き、ガイドのオジサンが私に荷台に乗れっというようなことを言う。
荷台に乗り、しゃがみ(昔で言えばヤンキー座り)、荷台の両端をがっちり握ると、牛出発。
牛飼いに引かれながら牛はゆっくり歩き、ガイドのオジサンも牛飼いと話しながら歩く。
乗り心地は全然よくなかったが、初めての経験だったので新鮮でもあった。

ロッジに戻ると夕食時間。
みな円形ホールに集まる。

この日の宿泊者は私を含め6人。
私だけひとり席。
あとの5人はどこの国の人なのかはわからないが白人の方々で、5人一緒に同じテーブルにつきお喋りをしている。
5人中、2人は若いカップル、もう2人はお年を召したカップル、もうひとりは若い女性だ。
初めは家族なのかと思ったが、見ているうちに家族ではないとわかる。
が、どういう関係なのかはわからない。

料理は美味しかった。
1品を除いては何が出たのかは忘れたが、ここでの料理は全て美味しかった。
(覚えている1品については次回書く予定。)

ただ、ひとつ、困ったことがあった。
料理を食べている途中でガイドのオジサンが来て、私の真正面に座った。
でもオジサンの前に料理はない。
「夕食は?」
と聞くと
「私は食べました。さあ、さあ、食べて、食べて。」
始終ニコニコしながらオジサンが私が食べるのをジッと見、見られている私は落ち着かない。
「オジサン、邪魔!ひとりにしてよ
心の中で毒づきながら笑顔を返す私。
せっかくの美味しい料理もどこに入ったのかわからなかった。

食後、オジサンと何かを話したのだと思うが・・・、覚えているのはただ一文。
「明日、朝7時にこのホールで。グッドナイト
だけである。

そして自分のロッジに戻り、シャワー等をすませ
「今日こそ眠りたい、今日こそ眠るぞ~。」
願いを込めてベッドに入る。

というのは、日本を発ってから、まともに睡眠を取った日がなかったからだ。
自分で言うのもなんだが、私、今の言葉で言えば『繊細さん』、昔の言葉で言えば『神経質』なのだ。
場所が変わると眠れないし、他人と一緒でも眠れず、この性質に、初めてのひとり旅、不安、極度の緊張、異常な高揚が加わったから一層眠れなくなってしまったのだと思われる。

ところが、この日も眠気を催さない。
それどころか、ヒタヒタヒタヒタと小さいながらも音がする。
シャワーの蛇口かと思い、見に行くが、シャワーも洗面所の蛇口もちゃんと閉まっているし、トイレも問題ない。
「この音は何だ?
夜中に壁に耳を当てながら、部屋の中を這いつくばりながら周る。
誰かが外を歩いているような気もしないではないが、ドアを開けて確かめる勇気などない。

「夜中に、こんな何もない所を歩く人なんて、いるわけないよね?」
「ないない!」
「動物?」
「ない、ない!」
「隣には若カップルがいるんだから、大丈夫よね?」
「大丈夫、大丈夫。いざとなったら大声出せばいいんだから!」
自問自答ばかりしている私は、ベッドの上で毛布にくるまって丸くなる。

そのままウトウトと眠りに入ってくれればよかったのだが、その逆。
眼がギンギンに冴えてしまい
「この音、やだよ~  早く朝になって~

長い夜だった。
一睡もできずに朝を迎え、不気味なヒタヒタ音は夜明けと共に消えた。


(次回につづく いつも長文ですみません




【インコさん達のこと】

ルビ君とパルは1日何回か羽と足を伸ばす。
朝は必ず伸ばす。
ルビ君とパルだけじゃない。
子供の頃に飼っていたシャモも羽と足を伸ばしていた。

この羽と足伸ばしは鳥さん達のストレッチで、『スサー』と呼ばれていることを最近知った。
我が家では何と呼んでいたかというと、夫は
「伸ばす、伸ばす、伸ばす~
と、見たままである。
私はというと、シャモを飼っていた頃、つまり子供の頃から『バレリーナ』と呼んでいた。

初めはピンとこなかった『スサー』だが、発端のイラストレーターさんの4コマ漫画を見て、納得。
(この方の漫画が、パパっと簡単に描いているように見えるのですが、可愛いんですよ~

今や私も『スサー』と呼び、私もスサーをしている。
鳥さん達の朝のストレッチは人間にもいいように思う。
人間の場合、手と足をやや斜め後ろに伸ばし、あいている方の足を少し曲げる。
「スサー」と言いながら伸ばすと、肩甲骨やふくらはぎが伸びて気持ちがいい。

で、ルビ君とパルが『スサー』をする時に私も一緒にする。
ただ、ルビ君とパルが同時に『スサー』をすることは今のところなく、今の私の小さな夢は3人一緒に『スサー』をする、『スサー3人揃い組』である。



【写真】



rp50.jpeg
パルのスサー。
正面じゃないのが残念。

rp48.jpeg
スサーの後に肩もストレッチ。

rp44.jpeg
ルビ君の見事なスサー!







ルビ君とパルが使っている餌入れ。
他のには変えれません。
怯えるんです。






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拍手、コメント、ありがとうございます

前回のつづきですが、前回の内容を簡単に書きます。
30年前、英語ができない私が初めてネパールに一人旅をした時の話です。
首都カトマンズからバスでチトワン国立公園(野生動物をみる場所)を目指すのですが、ドライブイン(?)で、自分の乗っていたバスがわからなくなってしまい、真っ青になっているところまでが前回①の話。
(ご興味のある方は、前回の①を読んで頂ければと思います。)


「どうしよう、どうしよう、どうしよう まずい、まずい、まずいぞ~
真っ青になっていると、少し離れた芝生の上に救世主を発見。
それは、私の隣の席に座っていた浅黒くて彫の深い顔をした若い男の子だった。

私は小走りで芝生の彼のところに行き
「同じバスだよね。」
と言いたいところが、英語ができないものだから
「セイム バス
単語と語尾上げだけで話す。
「そうだよ。隣の席だね。」
と彼は笑みを浮かべる。
「チトワン
と聞くと
「そう、チトワンへ行くんだ。」

これを聞き
「あ~、助かった(うれし泣き)彼にひっついていればいいんだ。」
心底ホッとすると
「ここに座りなよ。」
彼に自分の隣に座るように促され、私も芝生の上に座る。

彼はチーズボールという日本で言えばカール(今もあるかしら?)をまん丸にしたようなスナック菓子を食べていて、
「食べなよ。」
と私に差し出したので、3個程貰い口に入れる。

後に夫(ネパール人)にこの話をしたら
「えっ アナタ、チーズボール、食べたの 他の人のご飯、絶対食べちゃダメネパール人、絶対食べません。睡眠薬が入っていて、ぜーんぶ盗まれる 悪い人でなくて、よかっただよ。」

彼にひっついて無事バスに乗れ一安心。
席につくと、
「日本人?名前は?」
と彼に聞かれ、下の名前を教える。
彼の名前も聞いたが、忘れた。

「君、学生?」
と彼。
日本を発ち、パキスタン航空に乗っている時から「学生?」と聞かれ続け、どうやら日本人は実年齢より若く見えるようだ。
とはいえ、私からすれば彼は明らかに私より10歳は若く、10代にしか見えない。

「学生じゃないよ。」
と私が答えると
「チトワンに行くの?」
と彼。
「そうだよ。」
と答えると
「君、ひとり?」
と彼。

ここで彼が使った『アローン』という英単語が「ひとり」という意味だったことを思い出し
「単語、ひとつゲット!」
と、喜ぶバカ女とは私のこと。
しかも
「イエース」
馬鹿正直に答える。
こういう時は「チトワンで友達が待っている。」とか適当に言っておけばいいのに、英語を頭の中で日本語に置き換える作業に全神経を集中させ、そんな余裕がない。

私がひとりだとわかると、彼が驚きつつもニヤリと笑みを浮かべたように見えたのは私の気のせいか。
「僕の実家はチトワンで、今から実家に帰るんだ。君、チトワンに行くのなら僕の家においでよ。ホテルは高いから僕の家に泊ればいいよ。」
と彼は言うのだが、英語のできない私が1度聞いただけ理解できるわけがない。
それに彼の英語もネパール訛りが強く、何を言っているのかさっぱりわからない。
「私はチトワン国立公園に行きます。」
なんて、とんちんかんな返答をする私。

それでも、何度も聞き返すうちに
「もしかして、もしかして、この10代の男、私をナンパしてる
私でも気がついたのだ。

だが、初めに声をかけたのは私である。
「もしや、逆ナンと思われてる 
英語ができなくとも、ここはきっぱり
「ノー」だ。

そうこうするうちに、チトワンに着いた。
ネパールと言えばエヴェレスト
ガイドブックを開けてすぐの写真はたいてい山の写真なのだが、チトワンに山はない。
見渡す限り平ら。
大平原だ。
しかも10月だというのに暑い。

皆、バスを降り、車掌と思しき男がバスの屋根に上り荷物を降ろす。
私も自分のリュックを受取り、代理店の人から貰った封筒を取り出す。
見回すとジープが何台も止まっていて、ここで重宝する車はジープのようだとわかる。
それにしても、バスから降りた人、迎えの車と迎えの人で、すごい喧噪だ。

同じバスに乗って来た観光客、というのは白人の方々だが、彼等彼女等は迎えの人がすぐに見つけ、次々にジープに乗り込む。
「私は、私は、私もチトワンツアーに参加するんだけど。」
という思いで、迎えと思しき連中に封筒を見せるが
「あんたは、ここで、待ってろ。」
というような事を言われる。
「あ~、私の迎えはどこにいるんだ
ちょっと不安になってきた時、私の下の名前を呼ぶ声が聞こえる。

見ると、バスで隣の席だった10代のナンパ男だった。
ネパール人用と思しき迎えのジープに乗っており、
「○○(私の名前)、ハヴゥ ア グッド トリップバーイ
笑顔でこう言い、彼を乗せたジープは出発した。


そして、私ひとりが残った。
私が乗って来たボロバスも、他の観光客も観光客の迎えのジープも、バスに乗っていたネパール人もその迎えも、みんないなくなってしまった。
さっきまでの喧噪が嘘のように思えるほど、静かだった。

大平原には簡素な雑貨店が3件あり、店主と思しきニコリともしない愛想のない女が気だるそうに座っていて、そのそばでは数人の子供達が遊んでいる。
「こんなだだっ広い大平原に私だけなんて・・・どうしたらいいのよ~ 
真っ青になり、少し気持ちが落ち着くと
「もしかして、騙された~? こんな封筒ひとつって、おかしくない?あ~、ムカつく~
不安が怒りへと変わり、
「まぁ、なんとかなるでしょ、なんとかするしかないもんね。」
と落ち着きを取り戻し、少しするとまた
「このまま迎えが来なかったら・・・私、どうなっちゃうの~? 

大平原にひとり取り残され、またもや途方に暮れる私。

(次回につづく)
(本当はPPPDめまいのことも書きたいのですが、長文でない時にします。っていつ?なんですけどね)


【ルビ君とパル(セキセイインコ)のこと】

6月の『インコさん達のマイブーム』と『健康診断』にルビ君が『止まり木齧り』に夢中になっていたが、10本目の止まり木を入れたらピタッとやめてしまったと書き、その理由がわかった。

多分なのだが、飽きたのだ。
ケージの止まり木に。
拍子抜けするくらい簡単な答えですみません

そうと思ったのは、先日のこと。
夫が飛べないルビ君が自力で部屋の高い所にある『遊び場』に行けるようにと、階段を作ると言い出し、壁の長さを測り出した。
「え~っ、壁にそんなの作るの!やめてよ部屋が汚くなるじゃん
と言うと
「アナタ、ルビ君の笑顔がみたいと言いましたよね。階段あれば、ルビ君、笑いますよ。」
「そんなことわからないじゃん
「ワタシ、ルビ君とパルのこと、ぜーんぶわかる!あと、わかる。見てて下さい。」
こういうと夫は木製の長さ2m位の小さな階段を作り、壁にはわせ、美観を損ねることこの上ない。
『目指せ無印のようなすっきりした部屋』が私の目標なのに、夫が余計な物を買ったり作ったりするから、無印からどんどん遠のいていく。

だが、憎らしいことに、夫の言う通りになった。
ルビ君が階段を気に入り、大喜びをしているのが、インコ語がわからなくてもわかった。
『遊び場』には階段を使わず、今まで通り私の手から乗るが、階段に乗るとコツコツカタカタが始まる。
階段の木を齧るのである。
新しい物を破壊するのは楽しいらしく、いつまでもコツコツカタカタやっている。
おかげで階段の真下にあるパソコン台は木屑だらけ。

そして、3日間突っつきまくり、階段の一部を壊した。
どうやら破壊し、その一部が落下すると音がし、その音にビックリして逃げるというのが、ルビ君にとっては楽しいような?
長い階段だからまだまだ齧る場所はあり、当分ルビ君は飽きないだろう。


一方パルの趣味は、以前にも書いたかもしれないが、食べる事。
ケージの中では食べるか寝るかのどちらか。
放鳥してもおやつを食べており、大好物はトウモロコシと人参。
好物を口に入れたまま飛び、途中で口から出てしまうのだろう。
カーペットは勿論、我々人間の布団の中から干からびたトウモロコシが出て来ることもあり驚くこともしばしば。

そんなパルだから、健康診断の時に40gになり
「パル、ダイエットに成功!」
と書いたが、つかの間の喜びであった。

リバウンドしたのだ。
また42gのデブインコに戻ってしまい
「パル、ダイエット再開!目標40g!目指せ2g減!」
というのが、現在である。

それにしても、インコって、毎日見てても飽きないし、毎日見てても可愛いし、悪さをしてもまた可愛く、何をしても愛おしい
こういう感情、夫にも持てればいいのですけどね(笑)




ルビ君もパルも、やっぱりコレが好き





【写真】

rp35.jpeg
夫が作ったインコ用階段。
こんなのが壁にあるんですよ~

rp38.jpeg
ルビ君の趣味、破壊!
結構地道な作業です。

rp32.jpeg
いつも嘴に餌をつけているパル。












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