『将来何になりたい?』はNG・・・? 11/20/2023

先日、夫婦揃ってインフルとコロナのワクチンを連日で受けた。
本当は日をあけて受けたかったのだが、我が地区ではコロナワクチンを受けれる日が限られていて、「空」のある日を探すのが非常に困難な状態。
「夫(ネパール人)の仕事が休みの日」
と探したら、選択の余地無し。
1日しか空いてなく、空いている日があっただけでもよかった。
そしてインフルも、かかりつけの病院で受けるといえども曜日が決まっている。
夫が休みの日となるとコロナワクチンの前日になってしまった。
連日で受けても大丈夫と言われ、テレビでも同日に受けても大丈夫と言っていたので、連日で受けることになった。
で、先に結論を申しますと、連日で受けるのは、私はお勧めしません!
インフルは肘より少し上に打ち、打ってから3時間位したら腕が痛くなってきて、そこで思い出した。
久しぶりにワクチンを受けたのですっかり忘れていたが
「そうだった

翌日、2人して腕が腫れて痛い状態でコロナワクチンを打つ。
これも忘れていたが、コロナは腕の上の方、肩に近いところに打つ。
「ねぇ、明日、仕事、無理かもよ・・・、きっと、無理だよ!」
と夫に言う。
デスクワークならまだしも夫の仕事は肉体労働だからだ。
翌朝、案の定、2人して左腕の肘から上全部が腫れあがり、ほんの少し触れるだけでも
「いった~ぃ



である。
私より夫の方が酷く
「腕が全然上がらない、すごく痛いよ

というわけで、連日でも同日でも打って大丈夫とは言われているが、腕の痛みと腫れは倍といっても過言ではないように思う。
(個人差があるでしょうが)
どうせ痛いのなら1回で済ませた方がいいという考え方もあるが・・・。
話は唐突に変わりますが、私は毎朝『羽鳥慎一モーニングショー』を見ている。
約1年ちょっと前、仕事を辞める以前は、朝のこの時間は通勤電車の中。
この番組の存在も知らなければコメンテーターの方も知らなかった。
朝だけでなく昼間にどんな番組がやっているのかも知らなかった。
『モーニングショー』の金曜日のコメンテーターに廣津留すみれさんという方がいらっしゃる。
「頭の回転が早そうな可愛らしい人。」
というのが私の第一印象だ。
その後、廣津留さんが出された英語の本の紹介でだったような気がするが、廣津留さんがヴァイオリンニストで、ハーバード大学とジュリアード音楽学院を首席で卒業されていて、しかも小中高と大分の公立高校、塾に通ったこともない「すごい人」だと知る。
そして月日はたち、8月半ば頃か後半だったと記憶している。
もうすぐ夏休みが終わりで、世の多くの家庭では
「宿題やったの?早くやりなさい

と母親が声を張上げる時期。
廣津留さんのお母様が番組に登場した。
「天才」を育てた母の教育方針を聞いてみよう的な企画だと勝手に解釈する。
廣津留さんのお母様は、頭がよさそうな、いかにも「切れ者」という感じで、しかも綺麗なのだが、とにかくすごく迫力のある方だった。
そして、その教育方針は私が受けた教育とは真逆。
私は『サザエさん』に出てくる「かつお」から活発さを引いたような子だった。
かつおから活発さを引いたら「何もないじゃん」なのだが・・・

勉強をしないものだから、テストの点は悪く、そのテストを隠していた。
が、隠しても何かしらでバレるもので、父からは
「勉強しろー



と大きな声を上げられ、母からは
「やればできるんだから。」
と根拠のない励ましを受け、そうこうするうちに
「おまえの教育が悪いからだ。」
「私のせいにしないでよ。子供の教育は2人でするものよ。」
等と、夫婦喧嘩が始まる始末。
話を元に戻すと、廣津留すみれさんのお母様の教育方針は、番組に出ている方々も驚いていたので、普通の家庭とは違うと思われる。
方針のひとつに
「子供に『将来何になりたい?』と聞いて、名詞で答えさせるのはダメ」
というのがあり、それ以上伸びないからというのが理由。
(ご興味のある方は『廣津留すみれ 母 将来何になりたい聞いてはダメ』等で検索するとすぐに出てきます。)
だが、『将来何になりたい?』は子供の時によく聞かれるし、テレビでの子供へのインタビューでも普通に聞いている。
私が子供の時なんぞは『将来の夢』みたいなタイトルで作文を書かされたものだ。
で、思い出してしまった。
我が父が私に「将来何になりたい?」と聞いた時のことを。
小学校低学年の時だった。
当時我が家には大きな水槽があり、父が釣った小魚や店で買った魚が入っていた。
私は水槽を眺めるのが好きで、毎日水槽の前でぼんやりしていた。
そんな私に
「〇子(私のこと)、将来、何になりたい?」
と、父が聞いてきて
「将来・・・、〇子(子供の頃は自分のことを名前で呼んでいた。)、金魚になりたい



と答え、私自身もこう答えた事を覚えているのだが、父の反応は覚えていない。
只、私が大人になってからもいい年したオバサンになってからも
「〇子、金魚になりたい。」
と、父は酔って機嫌のいい時によく口にしてた。
まあ、人間の職業ならまだしも金魚じゃ何もアドバイスできませんからね



話を廣津留さんに戻しますが
「廣津留さんのことをもっと知りたい。」
と思ってしまい、彼女の『超・独学術』という本を読んだ。
この本、とーってもポジティブで、彼女自身が自身のことを『ポジティブ』と書いていらっしゃる。
私はというとポジティブとネガティブの二者択一ならば、ネガティブだ。
子供の頃は天真爛漫だったというのに、無意識のうちに選んだ環境が私をネガティブにしたように思うのだが、まあ、仕方ない。
ネガティブな私はポジティブ過ぎる本が苦手である。
最後まで読まずに閉じてしまうことが多く、図書館で借りた本ならば即返却、自分で買ってしまった場合は資源ゴミ行きだ。
ところが廣津留さんの本は不快感なく、スーっと、あっという間に読んでしまった。
廣津留さんに好印象を持っているということもあるが、『天才』(廣津留さんはご自身のことを普通の人と書いていますが)と『ド凡人』の違いに驚愕し、
「同じ人間とは思えん!」
と何度思ったことか。
そして、本屋へ行き、テレビで紹介された時から欲しいと思っていた、廣津留さんの英語の本、『ネイティブがよく使う英会話フレーズ』を手にし、ついでに隣に置いてあった『mofusand の 英会話』という本も購入。
英会話に目覚めたのだ。
何十回目の『目覚め』だろうか?(笑)
私が声を出しながら英語勉強をしていたら
「アナタ、英語してるの

と笑う夫。
「うるさいな~





と、目を吊り上げると
「英語の本が簡単なのは初めだけ。どんどん難しくなるんだよ。アナタ、最後までできるかな~?ワタシ、アナタが最後までやってるの、見たことありませんよ。」
憎らしいことを言う夫なのである。
だが、夫の言うこともまんざらでもない。
テレビで廣津留さんは
「丸暗記すればいいんです。」
と軽く仰っていたが、先に進むにつれ、だんだん一文が長くなり、暗記がままならない。
忘れるのが早いこと早いこと。
でもってこの本、コラムもあり、コラムが面白くて英語そっちのけでコラムを読んでしまう私。
おもいっきり『年』を感じつつも、今のところまだ投げ出していない。
【インコさん達】
毎度のことながら今回も長文になってしまったので、インコさん達のことは、ササっと書きます。
インコって、意外と移り気、と最近思う。
特にルビ君(セキセインコ)。
少し前まで止まり木突っつきに夢中だったのだが、今はパル(セキセインコ)への『愛情注ぎ

元々2人(正確には2羽)は仲良しだが、ルビ君は朝、起きてすぐパルを見たいらしい。
ケージにかけてある毛布をめくり餌を与える時、ケージから出て来て、隣のパルのケージの上に乗り、上からパルをジーっと見る。
ここ1ヵ月、毎日こうだ。
夜、2人を放鳥している時は更に『パル愛

人間というのは私と夫のことだが、人間の夕食後が2人のおやつタイム。
テーブルの上を散らかしながらおやつを食べるのだが、途中必ずパルが消える。
消えるといっても狭い家である。
隣の部屋で『壁紙破り遊び』をしているか、ルビ君のケージに入り、残っている餌を盗み食いしているのである。
だが、ルビ君はパルがそんな事をしているとは・・・、思っていないような?
パルがいないことに気づくと、おやつを食べるのを止め
「パルがいない、パルがいない、パル、どこ?パル、どこなの~?」
ってな感じで、鳴きながらテーブルの上を狂ったようにグルグルグルグル歩き回る。
パルが戻って来ると、グルグル歩きを止める。
2人が仲がいいことは良いことなのだが
「パルへの愛情のカケラでいいから私にもおくれ。」
と、ちょっとパルに嫉妬する私である。
ところで、前回、「2人を健康診断に連れて行く」と書いたというのに、まだ連れて行っていません

そろそろ11月も終わり、まごまごしていると2023年も終わりじゃないですか。
年内には絶対に連れて行かねば・・・。
【写真】

夫が撮った写真。
なんか・・・、真っ白なんですが、彼の自信作のようです。

現在『おとやさん』(我が家での呼び方。換羽です。)のパル。
お顔ツクツクです。
しかも食いしん坊なので、いつも口に餌をつけてます。

私の今の、いつでもそばにいる『友達』です。
ついつい『mofusand の 英会話』を開いてしまうのは、こちらの方が簡単だから。
あと絵が可愛いんですよ。
勿論、廣津留さんの本も最高です。
コラムばかり読んでしまいますが。

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ルビ君の努力、パルの目覚め 10/25/2023

久しぶりの更新です。
ここのところ私なりの「こまめな更新」を試みたのですが、性に合っていないというかブログに追われている感じがするというか・・・。
毎日更新をされている方々、頭が下がるばかりです。
私は以前のようにその日その時の気分、超マイペースにしますので、今後もよろしくお願いします

話はかわり、お金が出ていく時って・・・、続くものですね

叔父が亡くなった。
93歳。
親族ではあるが冠婚葬祭でしか付合いがない。
だが、我が父の葬儀に出席して頂いたのだから、こちらも葬儀には出席せねばならない。
悩んだのが香典の金額である。
我が父の時、叔父からも叔父一族からも、ネットに出ている相場より多い金額を頂いた。
母、私、妹と話し合い
「やっぱり、貰った分だけ返さないとならんでしょ。」
となり、こんな事を言ってはいけないのだろうが、予想外の出費である

まぁ、お互い様なのだが。
おもいっきり気疲れして、葬儀から帰宅すると、家で留守番をしていた夫(ネパール人)が
「パソコンがおかしいよ。壊れたみたいな感じ。」
「え~っ

と聞くと
「朝は普通にできました。あと、急に変になって、今、動きません。」
と夫。
我が家にはデスクトップとノートパソコンの2台があり、夫がデスク、私がノートを使っている。
デスクの方が古いが、どちらも年季が入っていて
「うちのパソコン、いつ壊れてもおかしくないね。」
と、前々から言っていたのだが、いざその日が来ると、あたふたする。
スマホで調べながら復旧操作をするが、いじればいじるほど悪くなり、リカバリーもできない状態。
説明書と一緒にレシートが出てきて、デスクは12年、ノートは8年使っているとわかる。
追っつけ私のノートも壊れるだろうと思い、新しいのを買うことにした。
知識がある人であれば安く抑えられるのだろうが、知識がないからそれなりの金額を出さねばならない。
昔より安くなったとはいえ、ド庶民の我が家にとっては高い買い物で、パソコンが壊れると毎度大ショックである

そして、もうひとつ、ガスコンロだ。
我が家のガスコンロはガス屋で購入した2口コンロ。
片方が「強」、もう片方が「弱」なのだが、当たりが悪かったと思われる。
3年位い使ったところで「強」の方がたまにしかつかなくなった。
が、ガス屋に来てもらった時に限って一発でつき、掃除の仕方なんぞを教わる。
でもって、ガス屋が帰った途端にまたつかなくなり、ムカつくコンロなのである。
おのずとすぐに点火する「弱」を使うことが多くなり、その「弱」も使い過ぎて、なんだか怪しくなってきた。
壊れる前に、いや、こういう物は大抵店が休みだったり、店はやっていても在庫がない年末年始に壊れたりするものだから、年内には買い替えつもりだが
「生活必需品だけど、こんな物に金使いたくな~い

が、本音である。
更にもうひとつ。
我が家は賃貸で、今年の今の時期が更新で、書類が来た。
前々からわかっていたこととはいえ
「あーあ、なんで重なるの~



我が心も財布も、大泣きである。
【ルビ君とパル(セキセインコ)のこと】
前置きが長くなりました

本題です。
少し前のこと。
パルのケージの中を覗いたら、止まり木を突っついた形跡がある。
これまでパルが止まり木を突っつくのは見たことがない。
パルはケージにいる時は食べているか眠っているか。
おもちゃで遊ぶこともない。
それに今月4歳になったパルだが、我が家では何歳になってもパルは赤ちゃん。
『なんにもできないパル赤ちゃん』
となっている。
今年6月の『インコさん達のマイブーム』に書いたが、止まり木突っつきを得意とするのはルビ君だ。
放鳥すると、2人(正確には2羽)は互いに互いのケージに入ることが多い。
「きっと、パルのケージに入ったルビ君が止まり木を突っついたんだ。」
と、私も夫も思った。
ちなみにルビ君のケージの中の止まり木は、6月に9本目の止まり木を途中まで突っつき、そのまま放置されている。
ところが、夜、ケージにカバーをかけ、我々人間も床に入った後、コツコツコツコツと音がする。
「なんの音だ?」
と、夫と2人で静かにそーっとケージを覗くと、パルが一生懸命止まり木を突っついているではないか。
そして、最後まで到達し、止まり木が二つに割れ、バタンと下に落ち、パルも落ち、それに驚いたパルもルビ君もケージ内をバタバタと飛ぶ。
翌日、新しい止まり木を入れた。
2本目もパルは夜に突っつきをし、2日で止まり木を破壊した。
で、3本目を入れたら、なぜかピタッと突っつくのを止めた。
ともあれ「赤ちゃんだけど、パルも止まり木突っつきができる。」
ということがわかった。
それから数日すると、ルビ君が、途中まで突っついて放置していた止まり木を突っつき始めた。
パルに触発されたのだろうか?
ルビ君の場合は朝からコツコツ始め、途中まで突っついていた止まり木だから1日で破壊に成功。
その後ルビ君は立て続けに2本の止まり木を1本2日のペースで破壊し、6月に買いだめした止まり木も尽き、『隣の店』(我が家から徒歩2分のホームセンター)に止まり木を買いに行く。
最近何もかも値上がりしているが、止まり木も値上がりした気がする。
とりあえず4本買うが
「ルビ君が遊ぶのは喜ばしいことだけど、もう少し時間をかけて、大切に破壊して欲しいな~。」
と思ったりする。
だが、前回もそうだったが、私が止まり木を買い足すと、ピタッと止める。
ルビ君もパルも、どのタイミングで始め、なぜ唐突に止めるのかが、残念ながらわからない。
話はかわり、ルビ君が夫による不慮の事故で肩を脱臼し飛べなくなったことは以前から書いているが、あれから2年以上たった。
飛べなくなったルビ君は長い間悲しそうで、元気がなかった。
が、今年2月の我がブログで
『ルビ君が心を開いてくれた~


と喜んでいる。
その後のルビ君だが、いつの頃からかはわからないが、ルビ君はケージの中でしばしば羽をバタバタさせている。
まるで巣立ち直前の雛のように、なんて書いてみたが、テレビでしか見たことがない。
「ねぇ、ルビ君、飛ぶ練習しているのかな?」
と夫に言うと
「ワタシもそう思いますよ。たぶん、練習。」
狭い我が家でのルビ君とパルの楽しみは、夫が高い所に作ったアスレチックで2人で遊ぶことだと思われる。
以前はルビ君をアスレチックスのすぐそばに持っていき、飛び移らせていて、今もそうなのだが、時々自分で乗っていることもあり、私も夫もビックリする。
「ルビ君、どうやって乗ったんだろう?」
と言うと
「ワタシ、アナタの肩の上から自分で高い所に飛んだルビ君、見たことあるよ。意外とルビ君、自分でできますよ。」
と夫。
それに、以前は高い所から下に降りる時はよくバランスを崩し、とんでもない所に落ちたりしてたが、最近では目指す所、例えばおやつが置いてあるテーブルの上に降りることもできるようになっている。
脱臼で肩が落ちてしまっているルビ君が普通のインコさんのように飛べるようになることはないだろうが、少しだけだがルビ君の思う所に思うように飛べるようになってはいて、なによりも嬉しいのがルビ君の顔も性格も以前の『明るいルビ君』に戻ったことだ



そしてルビ君は記憶力がいい。(←完全に親馬鹿です。)
いつも、かかりつけの獣医さんが
「インコは頭がいいんです。」
と仰るが、本当にそう思う。
2年も前の不慮の事故のこと、それが夫の不注意ということをルビ君は覚えているしわかっている。
事故が起きたのはケージから出た時だから、ケージから出る時のルビ君は慎重だ。
夫の手には絶対に乗らないし夫がケージのそばにいるだけで出てこない。
私の手にしか乗らず、それもまた私としては愛おしい

「かかりつけの獣医さん」と書いて思い出した。
前回、10月に2人に健康診断を受けさせると書いたが、まだ受けていない。
理由は・・・パルが痩せないから。
目指せ40gなのだが、42gからなかなか痩せない。
たまに41gになり
「もう少し、あと1g、パルちゃん、頑張って~

と喜んだ翌日に43gになっていたりし



「お願いだから痩せてよ、パルちゃん!」
この繰り返し。
もう、パルのダイエットは諦め、11月中に、ありのままを先生に診てもらいます。
2人共爪が伸びているので。
【写真】

『止まり木突っつき』をしているパル。

放鳥中は2人でいつもアスレチックス

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歳なんだから! 09/23/2023

プロフィールに書いていますが、私の趣味というか、もはや日課になっているのが早朝のジョギング。
ジョギングが終わると、次は室内での体操だ。
まずは『めまい体操』。
PPPDめまい(持病)のリハビリとして病院から勧められていて、朝昼晩、1日3回やっているが、効いているのかいないんだか?
その後は筋トレ。
以前書いたように思うが、生きているうちにやってみたいことのひとつが『腹筋を割ること』。
具合が悪い時以外、毎日筋トレをしているというのに一向に割れないし、割れる兆しもない。
考えられる理由は2つ。
1:やり方そのものを間違えている。
2:食べ物が悪い。
2は仕方ない。
『謎の吐き気』(これも持病)で飲食に気をつけなければならないからだ。
1は大いに有り得、『正しい腹筋の仕方』やら『家で腹筋を割る』とかで検索したら、私の腹筋は見事に
「間違っていた~

と、判明。
現在正しいと思われる腹筋をしているのだが、まだはじめてから数日。
果たして我が腹筋は割れるのか・・・?
そして更に加わった体操がある。
まずは右手と左手、左手と右手を背中で組む体操。
私の文章では伝わらないかもしれないが、見れば「あ~、あれ」と誰しもわかる。
私の場合、若い時、といっても何歳の時かは忘れたが、多分20代。
右はできたが左は全然できなかった。
云十年たった今やってみたら両方できないではないか!
夫(ネパール人)と2人でやるが、2人共ダメ!
できない

夫は何とも思わなかったみたいだが
「なんとかできるようになりたい。」
と私は思った。
というのは、美容院で、長年我が髪に付き合ってくれている美容師さんにしばしば座り姿勢をなおされることがあったからだ。
自分では真っすぐ座っているつもりなのに。
多分背骨が曲がっているのだろう、と根拠はないが思った。
そして練習を始めた。
若い頃にできていた右は数日練習したらすぐできるようになった。
しかし、元々できなかった左はできない。
どうやら右の手首が硬いとわかる。
1日3回毎日練習し、1ヶ月後、若い時から1度もできなかった左手も組めるようになり、今や両手すいすい組める。
美容院でも姿勢を指摘されることもなくなった。
「ねぇ、見て見て」
と、夫に見せると
「わっ





「歳なのには余計なんだよ

と思いつつ、鼻高々の私。
次に加わった体操は開脚&頭と胸、床にベターである。
何を検索していたのかは忘れてしまったが、スマホをいじっているうちに『開脚』を見てしまったのである。
開脚といって思い出すのは中学2年の体育の授業の時のこと。
2人1組になり、向かい合わせに座り、互いに脚を開き手を繋く。
1人は後ろに倒れ、もうひとりは前へ倒れる、次に後ろに倒れた方が前に倒れ、前に倒れた方が後ろへ倒れる。
つまり、体が柔らかければ、前に倒れた者は床に頭がつくというわけだ。
でもって、運が悪いことに、私が組まざる負えなかったのが学年1足が速く、学年1体が柔らかく、要は学年1運動神経のいい女。
出席簿順だから仕方ないのだった。
軟体動物のように学年1柔らかい女だから、脚なんて軽く180度開き、前に倒れる時などは頭どころか、ベターっと胸までついてしまう。
一方私は、他の人に比べれば柔らかい方だったように思うのだが、軟体動物と一緒だと「できない子」と思われ、怒られる。
怒られるのが嫌で、家で一生懸命練習した。
練習しても軟体動物にはならなかったが、それでも頭がペタッと床につくほどにはなった。
で、云十年ぶりにやってみたら、脚も開かなければ頭なんて全然つかない。
「歳も取ったし、長年やってなかったんだから仕方ないのだけど、でもね~。なんでこんなに硬くなっちゃったの~

であり、なんだか気持ちに火

『開脚』の動画を見ながら毎日少しづつ練習をする。
そして1ヶ月後、頭はつくようになった。
が、恐らく『はやる気持ち』が強かったのだろう。
頭はつくが、開脚がよろしくない。
膝が浮いて、脚がプルプルする。
「これでは意味がない!」
と思い、少し前から別の動画で基本からやり直している。
どこまで開くようになるか、少し楽しみなのだが
「そんなに開いて


人のやる気に水を差すようなことを言う夫

そして最後は前転&後転。
『PPPDめまい』の事のみを書いている方のブログがあり、私はその方のブログを楽しみにしている。
「楽しみ」というのは語弊があるかもしれないが、同じ病気の人でないとわからないことが沢山ある。
その方は私より2年早くPPPDになられ、同世代と思われる。
「キョロキョロしてリハビリしてみろ」(PPPDめまいは視覚から起こるからだと思われる。)
との医師の言葉に、その方は試しに前転をしてみたそうだ。
『前転』を目にした時、一瞬『?』だった私。
少しして
「あ~、でんぐり返しの前回りね。」
前転をされたその方は、ビックリするほど揺れ(めまい)、その事を医師に伝えると
「あのね慣れない動きは揺れが大きくなるから」
と言われ、ちなみに『後転』はできなかった、という内容。
これを読んだ私は
「私も揺れるかしら?」
怖いもの見たさで試してみた。
前転をすると確かに揺れたが、私の場合1、2秒頭がクラっと横揺れしただけ。
そして、後転はというと
「ガーン



できない。
私が前転後転、というよりマット運動を最後にしたのは高校2年の時。
なぜそんな大昔のことを覚えているかというと、その時の体育の授業の課題が倒立前転だったからだ。
マットの上で逆立ちし、5秒間耐え、そして肘を曲げて前に回る。
これが体育の授業のテストであり、合格できなかった場合、毎日早朝登校し、合格できるまで倒立前転をしなければならない。
別に体育会系の学校ではなく、普通の進学校だ。
殆どの人がそうだと思うが、若い頃は前転後転なんてクルンクルン回れるものだ。
私もそうだったのだが、私の場合逆立ちが苦手だった。
壁等、支えがあればいいのだが、何もないところで5秒間ができない。
だが、苦手なんて言ってられない。
絶対に早朝登校は避けたく、毎晩布団の上でどったんばったんと猛練習し、早朝登校を免れたのだった。
話がそれたが、後転ができなくなった理由を考えてみた。
1:歳だから。
2:云十年もやってなかった。
3:回ることに対しての『怖さ』。
昔、クルンクルンできた事ができなくなると、大きな理由は1だとわかっていても、なんだか悲しい。
「なんとか成功させたい

と、またもや気持ちに火

そこで夫に手伝わせ、回る感覚を呼び起こすことにした。
仕事から帰宅した夫に
「お願いがあるの。手伝って欲しいことがあるの。」
と言うと
「なになに?やるやる

と喜ぶ夫。
だが、夫は前転後転なんて日本語もでんぐり返しという日本語も知らない。
だから、いきなりだが前転をして見せた。
夫は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をし
「そんなに歳なのに・・・






「3回も言わなくても、わかってるよ

と言い、回れない後転をして見せ
「私が後ろに回ったら、あなたの手でぐるっと回して

「えっ






「わかってるよ


夫の手を借り後転成功。
しかし翌日、ひとりでやってみたらやはりできず、『後転の仕方』をネットで検索する。
そして、何度か練習し、自力後転成功に至る。
「ねぇ、見て見て。」
と、夫に自力後転を見せると
「アナタ、そんなに歳なのに・・・


ジョギングから室内体操が終わるまで2時間。
なんでこんな事をしているのかといったら、好きだから。
そしてヒマだから。
それにしても、昼過ぎからいいあんばいで眠くなり、毎日うたた寝をしている私です。
【インコさん達】
私のくだらない話が長くなってしまったので、インコさん達の事は近況だけにします。
もうすぐ10月。
10月といえばルビ君とパル(セキセインコ)の誕生日。
私からのプレゼントは2人が大嫌いな健康診断だ。
だが、パルの体重が・・・。
インコの平均体重の35g~40gを上回り、42gある。
先日なんて、ついに最高記録の43gになり、真っ青になった。
ルビ君とパルは餌の量が違う。
ルビ君が多く、パルは少な目。
それをパルは知っているのだ。
ルビ君とパルを放鳥すると、初めの30分位は夫手作りのアスレチックで2人で遊んでいるのだが、いつの間にかパルがいない。
こっそり静かにルビ君のケージに入っていて、ルビ君が残している餌を必死になって食べている。
「これじゃ、痩せないはずだわ



パルがルビ君の餌を盗み食いしないように2案考え、試してみた。
1:放鳥中にケージのドアを閉めてしまう。
2:別々に放鳥する。
1はルビ君自身がケージに戻りたいことが多々ありダメだとわかる。
2は、2人(正確には2羽)は2人で交尾の真似事をしてしまう程仲が良く、2人一緒でないと元気がなくなってしまい、これもダメ。
「パルを痩せさせないと健康診断に行けないよ。」
と妹にぼやいたら
「それって、人間と同じじゃん。健康診断の前に必死にダイエットするでしょ。健康診断なんだから、ありのままを診てもらえばいいんだよ。」
「それは、わかってるんだけどさ~、でもね~、ちょっと痩せてから行きたいのよ。」
と、なんだかいつもパルの体重を気にしている私。
以前も同じことを書いたように思うが、目下一番の目標は
『10月半ばまでにパルちゃん2gダイエット』
【写真】

この写真が多いのだが、2人はいつもくっついている。

2人の距離はどんどん縮まる。

そしてベッタンコ

女の子同士なんですけどね。

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キジ子、家族になる 09/14/2023

前回は、実家に毎日3、4回来る『通い猫キジ子』が飼い猫だったと判明し、「ところが」なんて意味深な終わり方をしましたが、そのつづきです。
2023年、今年5月初旬。
丁度ゴールデンウィークの時のこと。
「キジ子、食欲がないのよ。舐める程度しか食べないの。餌に飽きたのかと思って色々変えてみたのだけど、どの餌も食べなくて。もう、4、5日食べてないかも。どうしちゃったのかしら?」
と、母から連絡が入る。
「それって、具合が悪いんじゃない。」
と私。
「そうかな~?どうしたらいいと思う?あんただったらどうする?」
「えっ



「でも、キジ子はうちの子じゃないのよ。」
「毎日入り浸っているんだからうちの子のようなもんでしょ。前にも言ったけどさ~、キジちゃんは野良みたいなもんだと思うよ。」
と私。
親子でも性格は違う。
母は私以外の意見も聞きたかったのか?
いつものように公園の『地域猫さん達&地域猫さん達を見守る人々』のところへ行った。
「うちに来るキジ子ちゃんが食欲がなくって。どこか悪いような気がするのだけど、飼い主さんがいるし、どうしたもんやら?」
とでも言ったのだろう。
それに食いついたのが猫ボランティアの●さんである。
「私、飼い主さんの連絡先知っているから、連絡してあげる。」
●さんはボランティアをしているだけあって、情報通なのだ。
●さんがキジ子の飼い主にどう話したのかはわからないが、飼い主さんは働いていて、帰宅が6時頃。
6時過ぎに母の家に来ることになり、その日の6時過ぎ、キジ子の飼い主さん(女性)とその娘さん(何歳かはわからないが大人)が母の所へ来た。
なんだか正妻と不倫相手との『初めてのご対面』みたいだが、互いに会うのは初めて。
しかも飼い主さんにとってはキジ子に別宅があったなんて思いもしなかったことだろう。
その夜、母から連絡が入る。
「ビックリ

「ねぇ、今がまさに『何かあった時』じゃん!食欲がない、病気だと思うって言った?」
と私が聞くと
「もちろん言ったよ。でも、飼い主さん、その事については触れないのよ。はぐらかすというか・・・、どういう意味だと思う?」
「それはさ~、1年以上帰ってないから、以前はうちの子だったけど今はうちの子じゃない。だから病気になろうがうちには関係ありません、という意味だと思うけど・・・私は。それに動物病院って、保険きかないから、お金かかるじゃん。」
と私が言うと
「じゃあ、何かあったら連絡下さいと首輪は?」
「社交辞令みたいなもんだよ。猫を捨てたとか動物虐待とか、こういう時代だから変な噂でもたったら嫌だからじゃないの?」
飼い主さんに会ったからといってキジ子の食欲が増すわけではない。
2、3日様子を見るが、人間の1日は猫にとっては3日だか4日にあたると何かの本で見た記憶がある。
コロコロに太っていたキジ子は痩せてしまい、母は飼い主さんに電話をかけ、キジ子の状態を言う。
返答は
「もう少し、様子を見て下さい。」
更に2、3日様子を見たが、餌を食べずに辛そうに猫座り(我が家ではこう呼んでいますが、世の中では香箱座りと言うようです)をしている。
見るに見かね、以前飼っていた猫が何度かかかったことのある動物病院に連れて行った。
「この子、うちの子ではなく、通い猫なんですけど。」
と先生に言うと、
「どこかは悪いとは思いますが、どこが悪いのかは血液検査をしないとわからないです。今日は点滴だけします。あとは、飼い主さんと話し合って下さい。」
当然ながらお金は母が払った。
点滴が効いたのか、数日したらキジ子の食欲が少し回復した。
が、単純には喜べない。
「点滴しただけなんだから、一時的なものだろうね。」
と、私が言うと
「そうかもね。」
と母。
そして、予想通りになった。
1、2週間はまあまあ元気だったが、その後、また食欲が落ちた。
5月半ば過ぎ、毎日来ていたキジ子が来ない。
心配になった母はあっちこっち探すがいない。
1年以上帰っていないと言うから飼い主さんの所にいるとは思えなかったが、念の為、夜、飼い主さんに連絡をすると
「今、家の中で寝てます。1年ぶりに帰って来て驚きました。」
とのこと。
キジ子の状態の事、1度病院にかかった事、血液検査をしないと病名はわからない事等、飼い主さんに話すと、
「働いているので病院に連れて行く時間がない。それに足(車のこと)がない。」
というような返答が返ってきたと母。
だが、それは通用しない。
飼い主さんのお休みが何曜日なのかはわからないが、動物病院は大抵土日祝日はやっているし、家族構成は知らないが大きな娘さんもいる。
しかも実家からも飼い主さんの所からも徒歩5分の所に▲動物病院がある。
それを母が言うと
「病院に行くも行かないもお宅(我が母)の判断にお任せします。」
というような答えが返って来たらしく
「なんか、回りくどい言い方をする人で、よくわからないのよ。どういう意味だと思う?」
と母。
「簡単に言えば、あんたが病院に連れて行くのはあんたの勝手。うちは病院には連れて行く気はない。よって金も払わん、という意味なんじゃない?」
と、私が言うと
「普通、1年ぶりでも自分の家の子が帰って来たら嬉しいし、病気だったらできる限りの事はするよね?」
と母。
「それはお母さんや私の『普通』。人によって普通は違うんだよ。」
猫の心理はわからないもので、翌日、キジ子はヨロヨロしながら母の所に来た。
母は病院に連れて行くと決心はついていたものの、以前かかった病院はその日は休み。
「ねぇ、病院休みなんだよ。でも、キジ子、かなり弱っているの。明日まで我慢させるか、他の病院へ行くか、どうしたらいいと思う?」
と、母から連絡が入る。
ネットで調べたら実家から徒歩5分の▲動物病院はやっているとわかる。
だが、▲動物病院はあまり評判がよくない、というか
「▲さんは、前に行ったことはあるけど・・・、今は他の所に行っているの。」
と言うご近所さんが多く、肝心の理由を誰も言ってくれないのだ。
母はそろそろ車の免許を返納した方がいい年齢なのだが、まだ運転している。
「この機会に徒歩でも行ける▲動物病院に行ってみたら?近い将来、免許返納なんだから。それにクー太(母の猫)もいるからいつかは病院のお世話になるでしょ。」
と私が提案し、▲動物病院に予約を入れる。
▲病院には院長先生の他、何人か医師がいて、キジ子の担当は若い男性の先生。
優しい先生だった。
血液検査をしないと病名はわからないとのことで、この際だから検査をしてもらう。
で、結果はというと、慢性腎臓病。
それもかなり進行していて、いい状態ではないらしく
「正直言って今すぐにでも入院治療をしてもらいたい。」
と先生。
「実はこの子、うちに通って来る子で、飼い主さんは別にいるんです。」
と母が言うと、先生は笑いながら
「あ~、そうなんですか。じゃあ、飼い主さんと話し合って下さい。」
入院治療以外の治療法を聞くと、毎日点滴に通う治療もあるとのこと。
あと、先生によればキジ子は6、7歳じゃないかとのこと。
その日は点滴&薬を皮下注射で入れてもらい帰宅。
ご近所の人々が▲病院のことを濁す言い方をする理由はお会計の時にわかった。
料金である。
他の病院より高く、他の病院の倍くらいの金額だったのである。
その夜、また母から連絡が入る。
「ねぇ、キジ子が夜、外に出たがったらどうしよう。」
「えっ



と私が言うと
「でも、うちの子じゃないじゃないし・・・。」
と、『うちの子じゃない』にこだわる母。
とはいえ、外には出すことはできなかったようだ。
母は室内飼いにトライし、毎日LINEが来る。
「2階の部屋で吐いていた

「2階の押入れの中の、しかも布団の上で粗相してた


「何回言ってもトイレを覚えない



と、しつけに悪戦苦闘している内容。
挙句には、病気の猫とはいえ、よほど頭にきたのか
「遅かれ早かれ死ぬのだから外に出すか



母は猫は大好きだが、しつけは苦手なのだ。
5月末、母は飼い主さんに連絡し、病院にかかった事、キジ子が慢性腎臓病で状態が悪い事を言ったそうだ。
奥歯に物が挟まったような飼い主さんの言い方が、母には納得がいかなかったようだ。
それに、以前にボランティアの●さんに言われた『猫泥棒』も気になっていたのかもしれない。
すると、飼い主さんと娘さんがまた母の所に来て、飼い主さんは面倒みれないことと
「よろしくお願いします。」
と、2回分の病院代の半分の金額を置いて行ったとのこと。
飼い主さんにとっては予想外の出費だっただろう。
こうして約3年『通い猫』だったキジ子が家族になった。
で、キジ子のしつけだが、2週間位でトイレを覚え
「キーちゃん、いい子ちゃんなのよ

以前は怒りに満ちていた母のLINEが柔らかくなった。
▲病院に入院治療と毎日の点滴治療の他に治療方法がないか聞くと、投薬治療もあるとのこと。
母は投薬治療を希望し、腎臓食を食べさせ、6月はなんとか乗り切る。
しかし、7月になるとまた食欲が落ち、予想はしていたが薬が効かなくなり、毎日皮下注射点滴をしに病院へ通うことになる。
元々積極的に食べなかった腎臓食には口をつけなくなり
「腎臓食にこだわらなくていいです。キジ子ちゃんが好きな物なら何でもいいです。とにかく『食べる』を優先させて下さい。」
と、病院で言われる。
7月半ば、キジ子はガリガリに痩せ、体重を量ったら2㎏弱。
食欲もなく、タラーッとよだれをたらし、人間にその顔を見せたくないのか、別の方を向き、静かに座っているだけ。
長年猫を飼っていればわかる。
もう長くないと。
病院から
「皮下注射点滴は効き目が弱いから、効き目のいい入院治療をした方がいい。」
と勧められ、3日間入院する。
1日かけてゆっくり点滴をする治療で、この治療をすると多少はよくなるようだ。
病院が撮った、キジ子が自力で餌を食べている動画も見せてもらう。
入院中に検査もしたらしく、たった3日間だというのに
「あららら



と、母と私の声が揃う程の金額だった。
が、仕方がない。
それを承知で引き取ったのだから。
入院治療後は、入院をしないだけで、1日かけての点滴治療を続行することになる。
朝、キジ子を病院に預け、夕方、キジ子を引き取りにいく。
劇的によくなるなんてことはなく、いつ旅立ってもおかしくない状態。
「私達がやっていることって、延命治療だよね?点滴に行かなければ、キジ子、すぐ死ぬよね。苦しい時間が長いより、そっちの方がいいのかな?」
と母。
可能な限り病院に連れて行き、面倒をみて、看取るというのが我が家での長年のやり方なのだが・・・、いつも考えてしまう。
7月26日の午前中。
キジ子はトイレに入り、トイレから出ようとまたいだところでパタッと倒れ、そのまま静かに『猫の国』に帰った



【追伸】
我が家ではこれまで旅立った子達は実家の庭に土葬だった。
キジ子もそのつもりだったのだが、7月26日はものすごく暑かった。
暑くても私は掘る気でいたのだが、母が躊躇った。
穴を掘ることではなく、『におい』にである。
ご近所さんに迷惑がかかったら嫌だとの為、初めて火葬を依頼し、キジ子はお骨になって帰って来た。
実家の居間にある小さな棚の上は我が家の仏壇のようなもの。
今は亡き父の写真を真ん中に、これまでの猫さん達の写真も飾ってある。
キジ子のお骨を置く場所がなく
「父の写真が邪魔だわね。これを端によければいい。」
と母は言うと、父の写真を隅においやり、キーちゃんをドーンと真ん中に置いた。
「お父さん、怒っているかしら?まぁ、いいわね。」
母はふふふっと笑い、『キジ子ロス』にはならなさそうだと私は少し安心したのでした。
【写真】

亡くなる2日前のキジちゃん。
薬が効いていたのでしょう。
かろうじて膝に抱かれる気力がありました。

元気で太っていた頃のキジちゃん。
もっと早くに『家族』になりたかった。

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通い猫 09/06/2023

前回は、実家の黒猫クー太が私に懐いてくれず、それどころか実家に行っても姿すら見たことがないこと。
2020年から実家にキジ猫の雌、キジ子が来るようになったことを書き、そのつづきです。
キジ子が母の所にコンスタントに来るようになるのにそう時間はかからなかった。
母はキジ子が来れば
「あら、キジ子ちゃん、来たの~。」
と話しかけ、キジ子は「ニャニャッ」と細い声を出して母の足に擦り寄る。
そして、
「ちょこっとお邪魔します」→「ご飯、頂きます」→「ちょっと眠くなったのでうたた寝させて頂きますね」→「お腹も満たされたし、疲れも取れたので、ちょっと出かけます」
ってな感じの行動を1日に3、4回し、来る時間も出かける時間も大体同じ。
実家にいる時間が長くなり、通い猫となった。
我が母のような人を『猫好き婆さん』とか『猫婆』というのだろう。
(こんな事をブログに書いている事がバレたら怒るだろうな~

自分の家に猫がいるのに、毎日ではないにせよ、ちょいちょい公園の『地域猫』を見に行く。
その理由を聞いてみたら
「だって、年より猫も沢山いるから。なんか心配じゃない。気になるのよ。」
とのこと。
ある日、母が公園に行くと、いつも通り『地域猫達』とその子達を好んでいる人間達がたむろしていた。
地域猫達に餌をやり終え
「散歩しがてら帰ろうか。」
と、公園内だが地域猫達の餌やり場から少し離れた所を歩いていると、母がキジ子を発見。
キジ猫なんてどこにでもいるのだが、キジ子は尻尾の一部に毛が少ないところがあり、母曰く「すぐにわかる。」
「この猫、毎日、うちに来る子なの。」
と、母が言うと
「あら、この子ならすぐそこの家の子よ。昨日わかったの。」
と、猫ボランティアの●さん。
●さんによると、キジ子を時々公園で見かけ、だからといって地域猫の仲間入りはしない。
公園近くの家の庭をチラッと見たら、猫小屋と思しき段ボールがいくつかあり
「もしや、ここの飼い猫?野良だったら捕獲して手術しないと。」
と、手術の使命感に全パワーを注いでいるボランティアの●さんはその家に尋ねたそうだ。
そして判明したのが
・キジ子は公園近くの家の猫。
・マーキングをするから家には入れず完全放し飼い。(雌でもマーキングをする子がいる)
・本名はチビ。
・チビ(我が家ではキジ子)の他に、あと3匹飼っているらしい。
母と私と妹(我が妹)の1番の驚きは
飼い猫だったの~



とはいえ、人間の驚きがキジ子にわかる由もない。
また、「あんた、飼い猫だから来ちゃダメ。餌もあげない。」
なんて意地悪な事は、猫大好き母にはできない。
翌日以降も、キジ子はいつも通り実家に来た。
ただひとつ違ったのは首輪がついていたこと。
100円ショップのだが。
だがその首輪は1週間でなくなった。
恐らく落としたのだろう。
外猫はしばしば首輪を落とす。
その翌日、100円ショップの違う色の首輪がついていた。
が、1週間後、また首輪を落としたと思われる。
以後、首輪がついたことはない。
それから月日がたった。
それが2021年の冬だったのか2022年初旬だったかは忘れたが、冬だった。
キジ子の我が家でのルーティーンに『お泊り』が加わった。
「寒いわ~、家の中で寝たいわ~

と、キジ子は思ったのかもしれない。
そして、初めて会った頃よりも太った。
母から1日に3回も4回も餌をもらうからだろう。
ある時、『お泊り』のことを母がボランティアの●さんにチラッと話したらしく
「そんな事したらダメよ!猫泥棒で訴えられるわよ!」
と、言われ、『猫泥棒』に動揺した母が私に相談してきた。
「猫泥棒

と、私が言うと
「キジ子の飼い主はキジ子がうちに来てること、知っているのかしら?」
と母。
「知らないんじゃない。キジ子さ~、殆ど野良みたいなもんだと思うよ。」
と言うと
「そうかしら?だって、外に出すと自分の家の方に走って行くよ。」
と母。
「家に帰っているかどうかなんて、尾行しているわけじゃないんだから、わからないじゃん。『ワタシ、この家(母)の養女になりたい。家猫になりたい。』って、キジちゃんが言ってるよ。」
と、私がキジ子を抱きながら言うと
「・・・・・・・・・・・・・」
母、無言。
少し話は変わりますが、クー太以前の我が家で飼っていた8匹は放し飼いだった。
家と外を出たり入ったり。
全員首輪はつけていて、全員「帰って来ない」ということは1度もなかった。
というのは、今は亡き父が厳しくしつけ、帰りが遅いと庭に出て大きな声で猫の名前を呼ぶ。
その声を聞くと猫は慌てて帰って来た。
我が家では、母、私、妹、猫のはてまで、父は怖い存在だったのだ。
今は完全室内飼いが推奨されている。
放し飼いにはデメリットが多いからだ。
そのデメリットを我が家も経験している。
まずは交通事故。
テンという大人しい三毛猫だった。
現場を見ていないのでわからないが、車にはねられたに違いない。
見つけた時は左の前足がブラブラになっており、切断した。
切断後も3本足で元気に過ごしてはいたが、身体に負担がかかっていたのだろう。
他の子よりも早く、10歳位で『猫の国』に帰った。(←我が家独自の言い回し。亡くなりました。)
次にウィルス感染。
猫エイズに感染した子もいた。
我が家の子はみな元野良で、我が家にふらりと来て、父のお眼鏡に叶えば『うちの子』になれたので、元々ウィルス感染していたのか、放し飼いで感染したのかはわからない。
どちらにしても放し飼いは感染率が高い。
そして『ご近所迷惑』。
「庭を荒らした」「庭でフンをした」「車の上に乗る」「ガレージの屋根に乗る」等、よく苦情を言われた。
逆の立場になれば、頭にくることだろう。
その当時いた雄猫2匹、雌猫1匹に完全室内飼いを試みた。
が、外の楽しさを知っている猫を室内飼いにするのは、とーっても難しい。
外に出たがり、狂ったように家の中を走り回り、壁やら柱やら襖やら、あちこちで爪とぎをする。
更に、「出してくれるまで鳴いてやる。」と言わんばかりに1日中鳴き喚く。
更に更に困ったのが雄猫のマーキングである。
これまたカーテンをはじめ、あらゆる物にマーキングをし、しまいには眠っている母の顔にまでマーキングした。
獣医さんに相談し、猫の心を落ち着かせるアロマを使ったりしてみたが、効果なし。
しかしご近所さんとのトラブルは避けたい。
たまたま父が日曜大工(DIY)ができ、実家は家はボロだが庭だけは広いので、猫が実家の敷地から外に出られないように柵を作った。
DIYができるのはいいのだが、父の場合美観を全く考えない。
元々素敵からかけ離れていた庭が、とーっても汚い庭になった。
但し、以後ご近所さんから苦情は来ることはなくなった。
猫さん達も庭だけでも外に出られるだけで心が落ち着くのか、悪さをしなくなった。
話はキジ子に戻り

「ねぇ、もしキジちゃんが病気になったらどうするの?」
と私が言うと
「だって飼い主さんいるんだから・・・・。」
と母。
「うちで病気になったら、飼い主の所に持って行くの?」
と聞くと
「・・・・・・・・・・・・・」
母、無言。
「そういう事も考えておいた方がいいんじゃない。わかっているとは思うけどさ~、生きていれば病気にもなるし、いつかは必ず死ぬんだから。まぁ、人間もだけどさ。」
と私。
母、無言が続く。
ところが、私の心配が現実になってしまったのだった。(次回につづく)
【写真】

キジ子ちゃん。
この場所が好み。

実家の庭をさっそうと歩くキジ子。
この草伸び放題の庭、酷いですねぇ(笑)
個人的には芝生の庭が好きなのですが・・・。
我が家の場合、人間の好みよりも猫の好みが優先なんです。

クー太のアップ。
先日母から貰った写真です。
私はクー太の顔を見たことがないので


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