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うめ子  01/29/2015  
前回、迷子のインコきんきんちゃんの謝礼金のことを書きながら思いだした。
よって今日もグレー会社こと大奥こと『北』のつづきはあとまわしとなる。

十数年前のことだが、当時私は実家に住んでおり、まあ、今の住まいと実家は徒歩10分弱なので最寄り駅は変わらず、実家の方が最寄り駅から少し遠い。
最寄り駅から自宅までは、昔も今も自転車を使っている。
自転車は車の免許を持っていない私にとっては大事な「足」である。

そんなことはどうでもいいとして、仕事を終えた私がいつものように自転車を漕いでいると、一匹の犬がウロウロしていた。
柴犬サイズの薄茶色の雑種犬だ。
首輪はつけていない。
「どったの?こんな所で何しているの?」
夜道には私以外誰もいなかったので、赤ちゃん言葉で話しかけ、ひとしきり犬をかまったが、そうそう遊んでもいられない。
「帰るからね。じゃあね。バイバイ、バイバイ」
と言うも、走る私の自転車から犬は離れようとせず、私が漕げば追って来る。
「ダメ、ダメ。バイバイ」
と言っても犬は後追いしてきて、とうとう家までついてきてしまった。

「犬が来ちゃったよー!」
と言うと、父が出てきて、犬を抱き、家の中に入れた。
明るい所で見ると、結構年のいった、雌だとわかった。
その日、犬に何を食べさせたのかは覚えていないが、翌日、母が近所の量販店で首輪、リード、犬の餌を買い、飼い主探しを始めた。

まずは犬を飼っているお向かいさんに聞いてみたら、知らないとのことだったが、犬仲間の中に知っている人がいるかもしれないと言われ、お向かいさんの犬仲間に加わり、恐らく我が家に犬が来た経緯を話したのだろう。
そして2、3日たった時、
「この犬、あそこの犬じゃないかな・・・でもあそこだと棒で叩かれ・・・お宅で飼われている方が幸せよ」
意味深な言葉を残し、そそくさと帰ってしまったオバサンがいたそうだ。
そのオバサンに我が家の場所を母は伝えたらしいのだが、
「この犬、虐待されていたのかしら?なんか意味不明な事を言って、どこの犬なのか場所も教えてくれなかったのだけど。もし飼い主がいるのなら伝えてくれるよね・・・」

念の為、母は近所の交番にも行ったが、迷子犬の届は出ていず
「お宅で飼えるのならお宅で飼ったら?」
たかが雑種犬に構っていられなかったのか、適当な事を言われたそうだ。

飼い主が訪ねてくることはなく、迷子犬のポスターも目にすることなく2週間がたった。
元々首輪のない犬だったから野良犬か捨てられたのだろうと我が家で飼うことにし、犬小屋やその他犬を飼うにあたり必要な物を揃えた。
そして「うめ子」と名付けた。

うめ子は昼間は外で、夕方以降は分厚い毛布を敷いた玄関が寝床となった。
本当は家の中に入れてあげたかったが、我が家には先住者の猫が3匹おり、自分達よりも体の大きいうめ子に怯えていた為、家の中にあげるわけにはいかなかったのだ。

散歩は朝と夕方、一日2回。
平日は父か母が行き、土日は私が行った。
うめ子は散歩に行く前は大喜びし、門を出ると猛ダッシュしたが、それは50メートル程しか続かず、あとは人間の後ろをとぼとぼついて歩くおとなしい犬だった。
おまけに臆病でもあった。
気性の荒い犬に吠えられた時は一目散に逃げ、風でスーパーのビニールが飛んで来ただけで飛び上がって驚く始末。

2ヶ月半位たった頃、帰宅したら、玄関にいるはずのうめ子がいない。
「ウメタンは?」(名前はうめ子だがウメタンと呼んでいた)
母に聞くと、母がは悲しい顔をしながら語るのだった。
「今日はいつもとは反対方向に散歩に行ったのよ。そしてらタクシーを待っていた喪服を着たパンチパーマのオジサンがいて、急にこっちにすっ飛んできて、『これはうちの犬です。尻尾でわかります』と言うと、奪うように取られたのよ。『急にいなくなったら娘達が悲しむから、せめてお別れだけでも・・・』と言ったのだけど、丁度来たタクシーに乗せられて、ウメタン行っちゃったよ」
柴犬なら尾っぽがくるんと上がっているが、雑種のうめ子の尾っぽは下を向いており、ほうきみたいだねと我が家でも言っていた位だから、尾っぽはうめ子の特徴でもあった。

それから1週間後、仕事から帰ったら
「これ、ウメタンから」
と母が言い、菓子折りと封筒に入った1万円が置いてあった。
聞けば、母しかいない昼間にパンチパーマのオジサンとうめ子が来て、保護してくれたお礼として置いていったそうだ。
「こんな物は受け取れませんから。それよりうめちゃんを置いて行ってくれませんか。うちは見ての通り庭もありますし、きちんと散歩にも行きますし、一生可愛がりますからと言ったのだけど、パンチのオジサンが『それは勘弁して下さい。この犬は死んだ親父が可愛がっていた犬なんで。お嬢さんによろしくお伝え下さい』だって。お礼なんていらないと言ったのだけど、置いていったのよ」
「ウメタン、どんな感じだった?」
私が言うと
「それがね。毛糸で編んだ紐が首についていて、ウメタンったら、別に喜ぶこともなく、すましているのよ。」
「やっぱり、本当の飼い主がいいんだね」

暫くの間ぽっかり穴があいたような感じではあったが、思えばうめ子は執拗に自分の家がある方向に散歩に行きたがっていた。
本当の飼い主の元へ帰りたかったのだろう。
うめ子の為に購入した犬小屋は今もあり、物置となっている。
ちなみにうめ子の本当の名前は『チビ』だった。



さて、我が家のいとしのラニ君だが、本来ならば日曜日に行くはずだった獣医に、急遽本日行ってきた。
というのは、昨日の夜に卵を産んでしまったからだ。
卵、卵と、いつもインコの産卵を気にしている人のようだが、そう、私はラニ君が卵を産みやししないかと、いつも気になってしょうがない。

ラニ君のケージには鳩を飼っている妹から貰った縦置きの室温計があるのだが、ラニ君はそれがお気に召さないらしく、私が立てても足で蹴り飛ばしたりで嘴でぶっ倒す。
昨夜、自分でぶった倒した室温計の上で、立ち座りのようないつもは見せない格好で、ラニ君がチーチーと、これまたいつもは聞くことのない声で鳴くではないか。
「ラニ君の様子がおかしいよ」
と夫(ネパール人)に言うも、
「ちょっと待って」
夫はゲームに夢中。
この男、スマホにして以来、キャンディクラッシュにハマっている。

そうこうするうちに、ラニ君のお尻からポロンと真っ白な卵が出てきた。
これまで何度も産卵をしているラニ君だが、私が彼女の産卵を目にしたのは昨日が初めてだ。
産卵の様子以上に驚いたのが、産卵後のラニ君の立ち姿である。
止まり木の上で、翼を少し肩からはなし、人間で言えば棒立ち状態である。
我が家に一冊だけあるインコ本を見たら、「おねだりのポーズ」、遊んで欲しい、オヤツが欲しいと甘えていますと写真つきで書いてあったが、昨日のラニ君は明らかにおねだりなどしていない。
本なんて、あてにならないものだ。

「ラニ君、遊ぼうか」
ケージの扉をあけ、手を差し出したが、当然ながら出てこない。それどころか
「あーた、今、私が何をしたか見てたでしょ!産卵よ、産卵!人間で言えば出産よ。大仕事をした後に遊べるわけないでしょ。バーカ!」
とでも言わんばかりに、暫しラニ君は棒立ち状態であった。

それにしても、これまでのラニ君は産卵前にはフンが大きくなったり、フンの回数が減ったりし、
「そろそろ私、産みますよ」
と予告してくれたというのに、昨日は何の予告もなかった。
それ故、私は驚き、慌てて夜にかかりつけ獣医さんにメールを送り、早起きし、いつでも出れるように準備万全にし、朝一番に獣医さんに電話をし、予約をした次第。

ラニ君の産卵防止は、もはや室温を少し下げることくらいだそうだ。
「このヒトの場合、少し寒くした方がいいでしょう。でも一気に下げてはダメですよ。風邪をひきますから」
と、獣医師からアドバイスをもらい、次の受診はいつもの如く2週間後だ。

思えば、電球ヒーターをつけ、ホット座布団もつけ、夜は人間用の分厚い毛布ですっぽり覆い、
「いつも常夏状態のインコ」
と、我が妹から呆れられているラニ君。
手がかかる子だが可愛い。
私の宝物だ。

IMG_20150128_223551.jpg
産卵後、お疲れのラニ君。

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