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生ある者には必ず死が訪れる。
ペットならば人間より寿命が短い分、飼い主はその死を見届けなくてはならなず、ペットをお迎えする時はその時のことも考えておかねばならない。
自分が先に逝ってしまい、愛するペットを残しておくよりも見届ける方がいいとは思うが、それでも死を見届けるのは辛いものだ。

昨年6月、癌を手術で取り除いた実家の猫ブッチ君は術後元気を取り戻したのだがそれも半年だけであった。
今年に入ってからは食べても吐き、がくんと食欲が落ち、日に日に痩せた。
6キロ以上あった体重は5キロ台、4キロ台になり、ついには自分で食べる気、食べる欲がなくなった。
手術で取り除いたとはいえ、手術では取り切れない小さな癌が全身にあったブッチ君。
癌が再発したのだ。
一日おきに点滴に通い、超音波の結果、心臓に沿ってまた癌ができているとのこと。
前回はまだ体力があったから手術に踏み切ったが、切り刻むのは可哀想だから手術は一度だけと我々飼い主は決めており、またブッチ君に手術に耐えられる体力が今回はない。
抗癌剤治療かステロイド投与をすすめられる。

抗癌剤治療はネットで調べたところ積極治療と言うらしい。
超音波を見ながら抗癌剤を注射器で注入すると説明を受ける。
瓶で購入するらしく、一瓶2万円ちょっと。
一瓶が一回分なのか二、三回分になるのかはわからないが、お金のことよりも抗癌剤を投与して完治するのならまだしも全身に癌が散らばっているブッチ君に完治はない。
病院に行くだけでもかなりのストレスだろうに心臓近くに針を突き刺すのは可哀想に思え、またブッチ君は高齢である。
ステロイドを選択した。

一日おきに獣医にかかり、点滴でステロイドやその他の薬を投与する。
それで食欲が増し、少しでも回復してくれればと願ったが、そんなことはなかった。
ステロイドが効かないくらい癌の威力が勝っていたのだろう。
自力で食べれなくなったブッチ君に獣医で購入したら液体状のカロリーの高い餌を針のない注射器で口に入れ込むという作業を一日4回する。
いくら食べても体重が減るのが癌だというが、獣医に行くたびにブッチ君の体重は減り、ついに3キロ台になる。
全盛期の頃の半分しかなく、骨の上に皮があるだけ。
容姿もだいぶ変わり、素人の我々にでももう長くはないとわかる。

猫の半年は人間時間に換算すると2年だそうだ。
「ブッチ君、よく頑張っています」
と獣医で言われる。

4月に入ると、ブッチ君の後ろ足がヨロヨロになった。
低い段差につまずき、トイレまで行くもトイレの段差をまたげずトイレの前で用を足してしまう。
水のお椀に顔はつけるもそのままコテンとひっくり返ってしまう。
それまで4回に分けて与えていた餌も呑み込めなくなる。
半年が2年ならば猫の1日は人間時間にすると4日なのだろうか。
一日のあいだに衰弱度が進み、ついには横たわったままとなる。

前日獣医に行ったばかりではあったが、翌日また獣医に行く。
隣の診察室からは獣医を怖がりウーシャウ・フワーと激しく抵抗する猫の声がした。
若くてまだ元気な猫なのだなと思った。
我が家のブッチ君はケージの中で横たわったまま。
立つ力もなければ鳴く力もない。
血液検査をすると、腎臓がひどく悪く、腎不全をおこしており低体温になっていると言われる。
もはや手の施しようがなく、「覚悟しておいて下さい。一日一日と思っていて下さい」
死を宣告される。

病院から家に帰ってもブッチ君はケージの中で横たわったまま。
食べる気力も飲む気力もなければ、ケージから出る力さえない。
獣医さんでもらった湯たんぽで体を温めてやるしかなす術がない。

多頭飼いをしていると猫の性格も様々だとわかる。
昨年逝った鈴尾君は媚売り上手の甘えん坊、今いる元気な雌猫メリ子は図々しく、二匹に挟まれたブッチ君は控えめであった。
「どうぞ、あなた達甘えて下さい、ワタシはいいですから」
といった感じでスーッと譲ってしまうような子だった。
お尻をトントン叩いてもらうことが大好きで、トントンしようと言うとサーっと傍らに来て、お尻を高々と上げることだけが唯一飼い主に甘えることであり、晩年を除いては手のかからない子であった。
控えめな子だっただけに、もっとかまってあげればよかった、元気な時に特上のマグロの刺身を食べさせてあげればよかった、トントンしている時の写真を撮っておけばよかった等、悔やまれることばかり。

4月16日午前3時頃、ブッチ君永眠 享年16歳

090111_1554~02

(前回ブログを書いた時にはまさかブッチ君の死をかくことになるとは思っていなかった。3月末にはブッチ君が死ぬなんて思いもせず、癌の進行は思っていたよりも早かった。ブッチ君、今頃大好きだった鈴尾君と一緒にいるのだろうか。)


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