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ペットの死  02/21/2014  
実家には猫が3匹いた。
過去形なのは一番の長老猫が昨年春に逝ってしまったからである。
よって今は2匹しかいない。

長老は茶トラホワイトの雄、推定16歳、次いでキジトラの雄、推定15歳、三番目は推定6歳のゴチャゴチャ毛の女の子である。
どの子もふらりと我が家に来た元野良の雑種だ。
我が家はそれまでにも猫の絶えない家であり、これまで何匹もの猫さんを看取ってきたが、
「体の異変にもっと早く気づいてあげられれば、もっともっと長生きできたかもしれない」
と毎回悔やまれる。

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左:寝ている鈴尾君、すましているのはメリ子ちゃん
右:鈴尾君とブッチ君はいつも一緒の仲良し


茶トラの時は「なんか痩せたね」と母とは言っていたのである。
でもそれは年のせいじゃないかと母も私も流してしまった。
そして昨年4月、茶トラは餌を食べなくなった。
当たり前だが猫は言葉を話せない。
餌を食べなくなって初めて「これは普通じゃない。どこか悪いのかもしれない」
と我々飼い主は慌てふためく。
近所のいつも餌を購入している獣医で診てもらい、血液検査をしたが特に異常なしとのこと。
ホッと胸をなでおろしたのもつかの間、数日後
「獣医さんはなんでもないって言ったけど、全然食べないし苦しそうにしている。どこか悪いんじゃないかね?どうしよう」
母から電話があった。
何年も前に次男のキジトラが尿道結石になった時にかかった24時間受け付けてくれる病院にかかってみたらと私は言い、母は茶トラをその病院へ連れて行った。
検査をしてみないことにはわからないとの為、茶トラは入院することになった。
人間で言えば検査入院になるのだろう。
そして二日後、茶トラは退院した、というより退院せざる負えない状態だったのだ。
獣医師によると、肝臓の数値が血液検査ではでないほど悪く、手の施しようがない。
「ここにいるより、ご家族の所にいた方が幸せです」
と言われ、3、4日もつのか2、3日しかもたないのかはわからないが、茶トラは死を宣告されたのだった。
目の前の茶トラは確かに若い頃よりは痩せたが、今まで看取った猫達の晩年ほどは痩せていず、あと1、2年は生きるのではないかと我々は勝手に思い込んでおり、茶トラが死ぬなんて信じられなかった。

家に連れて帰ったものの、二日後、
「苦しんでいる。目の前で喘いでいるのを見てられないよ。どうしよう」
夜遅い時間に母から電話があった。
こういう時、他所の飼牛さんはどうするのだろうか。
「病院に連れて行った方がいいよ。あそこ24時間診てくれるんでしょ。やれるだけのことをやってあげたら」
と私は母に言い、母は茶トラを病院へ連れて行った。
父はというと、「もう病院に行かなくてもいい」と怒るだけで話にならない。

それから母と茶トラのほぼ毎日の通院が始まった。
手の施しようがないから、苦痛を和らげる点滴と栄養補給だけ。
それまで、例えば末期癌の延命治療等をテレビで見るにつけ、
「延命なんて嫌だね。私の時は絶対にしないでね」
なんて私も母も言っていたものだが、それは他人事だから言えることなのかもしれない。
自分の家族やペットがそういう状態になれば、1日でも2日でも長く生きてほしい。
我々飼い主のエゴなのかもしれないが、とにかくほうっておくことができず、私達は延命治療を選択したのだった。

何回か点滴治療を続けた後、一時的に少しばかり元気になった時があった。
それまで殆ど食べれなかったというのに、他の猫と同じように餌を催促する日もあった。
しかし我々はぬか喜びはしなかった。
これまで看取った猫さん達も、亡くなった祖父母もそうだったが、死ぬ少し前にどういうわけか一時的に弱っているなりにも元気になることがあったからだ。
「これが最後の元気な姿かもね」
と言い、その後茶トラはまた食べれなくなり、日に日に弱っていった。

点滴治療を始めて一ヶ月たった時だった。
「今日で点滴は最後になると思います。今日か明日が峠でしょう。よく頑張ったね」
獣医師は茶トラを撫でながらこう言った。
日々多くの動物を診ているからなのだろうが、医師は命が終わるのもわかるようだ。
いつもなら点滴をして帰れば少し元気になったのだが、その日はそんなこともなく、茶トラは大好きな母のそばで横たえ、時折向きを変えるだけ。
目はどこを見ているのかわからないくらい焦点が定まっていない。
医師の言う通り今日か明日で茶トラとはサヨナラなんだと我々にもわかった。
最期を看取ってあげなくてはと母はずっと起きていたらしいのが、睡魔に襲われついウトウトしてしまい、ハッと起きた時には茶トラは逝ってしまっていたそうだ。

茶トラは外では鼻息を荒くして縄張りを守る勇ましい猫であり、家の中では母の肩によだれを垂らしながらしがみついているような甘えん坊。
夜は勿論母と一緒に寝て、母にマーキングまでしてしまうほど母になついていた。
私も妹も母がペットロスになるのではないかと心配だったがそれには及ばなかった。
幸か不幸か、母はペットロスになる暇がなかったのだ。

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昨年亡くなった茶トラホワイトの鈴尾君


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