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胃弱話  01/25/2012  
ここ10日ばかり、お粥とうどんばかり食べている。
胃をやられてしまったようだ。

胃が弱いのは子供の頃からで、もう体質だから仕方ない。
天ぷら、から揚げ、フライ等、脂っこい物や、香辛料がきいたものを食べようものなら、2時間後には胃がムカムカする。
夕食をちょっと多く食べてしまったかなと思えば、明け方、気持ち悪くて目が覚める。
腹八分、いや腹七分くらいに留めておかねばすぐに反応する胃なのである。
原因が食べ物ならまだしも、ストレスが胃にくる場合も度々だ。
食欲がなくなり、食べ物を見たり食べることを思い描いただけでムカムカし吐き気がする。
胃薬を飲みつつ、お粥とうどんが続く日々を送るのに慣れているとはいえ、いい加減嫌になる


これから先に書くことはネパールでのこと。
18年前、貧乏旅行記ばかりを読み漁っていた私が、初めてひとりで旅した地がネパールだった。
期間は2ヶ月。
「そんなに長く行ったの」
と驚かれる人もいるが、2ヶ月なんてあっという間に過ぎていく。
その時今の夫と知り合ったわけだが、その辺りの話はひとまずすっとばし、旅も残すことあと4日半という時だった。
「アナタ、好きかわからないけど、ネパール人、大好き餃子あります。食べますか?」
と夫が言い(当時はまだ夫ではなかったが面倒なので以後夫と書きます)、その提案に乗ることにした。

店の名はエベレスト・モモ・センター。
モモとはネパール語で餃子。
エベレスト・モモには申し訳ないが、小さくて小汚い店だ。
テーブルを拭く店員の持つ真っ黒なボロ布を見てギョッとしたものだ。

ネパールに餃子は2種類あり、ひとつは日本と同じ型をしておりオレンジ色の辛いソースをつけて食べる。
もうひとつは丸型で、エベレスト・モモは丸型だ。
餃子の中身は水牛の肉で、蒸した丸型水牛肉餃子が白濁スープに浸かっており、その上に細かく刻んだ香菜がかかっている。
酸っぱくて辛くて、なんとも独特な味のスープなのだが、この味に舌が慣れると意外や意外。
美味しくて、一皿10個の餃子を完食。
ちなみに夫は40個食べた。

これでやめておけばよかったものの、翌日またエベレスト・モモに行き、10個食べた。
そして夜、なんだかお腹がチクチク痛み、持参した病院で処方してもらった胃薬を呑む。
だが夜中になるとチクチク痛んでいた腹痛が激痛となり、嘔吐と下痢が交互にきて、トイレとベッドの往復。
正露丸を呑んだが全く効かない。
トイレに這った回数など覚えちゃいず、ガイドブックの病気の頁を開いたら、『しぶり腹』『下痢』『嘔吐』『赤痢』とあるではないか。
「赤痢って・・・、隔離されるんじゃないの」
痛む腹を押さえながら、辞書をひき、下痢・嘔吐・腹痛といった自分の症状の英単語を紙に書く。
恥ずかしながら、当時私はろくに英語ができなかった。

朝になっても腹の激痛も下痢も嘔吐もおさまらないので、夫に連れられインターナショナルクリニックに行く。
泊まっていたホテルからさほど遠くないというのに、腹部激痛で歩けず、タクシーを使う。
インターナショナルクリニックは日本の個人病院のような感じで綺麗だった。
英単語とジェスチャーで症状を医師に伝えると、検便をし、薬が処方された。
小指の先程あるやたらと大きな錠剤で、夫曰くインドの薬。
「薬を呑めば直に下痢と嘔吐は止まるが、腹痛は暫く続きます。食事はスープがいい。2、3日後に検便の結果が出るので、その頃また来て下さい」
と言われ、医師の言った通り、薬を呑んだら下痢と嘔吐はピタッと止まった。
腹痛だけが残ったが、それも時々痛むだけ。
料金は日本円で5千円弱。
検便の結果を聞きに行く時間はなかったが、バンコクで乗り継ぐ長い空の旅になんとか耐えられた。

成田で検疫で引っかかったのは言うまでもない。
帰宅すると即保健所の人が来て、結果が出るまで自宅から一歩も外に出れない。
で、幸い赤痢ではなく、変な菌も発見されなかった。
以来、ネパールでも日本でも餃子は2、3個で留めている。


その後、私のパスポートにはネパールのスタンプがベタベタ貼られるようになった。
日本とネパールを行ったり来たりするようになり、こういうのを今、『外こもり』と呼ぶようだ。
期間は大抵3ヶ月位。
日本でも胃薬が手放せない私だから、ネパールにいても病院のお世話になる。
不思議なことに、日本の薬がネパールでは全然効かない。

首都カトマンズから飛行機だと40分、バスだと7時間かかるポカラという街、いや村に行った時のこと。
ポカラはアンナプルナトレッキングの入り口で、旅行者が沢山いる。
私と夫は気晴らしに行ったのだが、ポカラに行った時は夫の馴染みのホテルに泊まる。
馴染みホテルの近くにはあまりレストランがなかったのだが、その日行ったら、ホテルの隣にパンジャビという名の小さなレストランができていた。
今はもうなく、突如現れ突然消えたレストランだ。
レストランの客はネパール人とインド人旅行者ばかりで、メニューには何種類かのカレーとナンしかなかったように記憶している。
違うカレーを注文したところで、私にはどちらも同じ味に思え、かなり辛いカレーだった。
夫は美味しいとパクパク食べていたが、胃弱な私は少量でおさえてた。
が、パンジャビの辛さと香辛料は少量でも我が胃には強烈過ぎたようだ。

病気ってやつは、なぜ夜に症状を出してくれるのか。
胃痛もなく吐き気もなく、下痢も嘔吐もないのだが、その代わり腹部膨満感。
腹部だけでなく、食道辺りもパンパンに膨らんでいる感じがして、呼吸をするのも苦しい。
胃弱とはいえ、こんな症状は初めてだ。

翌日、病院へ行った。
ネパール人しかいない地元の病院だ。
「まず検便をします」
と医師が言う。
突然言われても、下痢をしているわけではないのだから、すぐに出るものではない。
夫を介して
「出ない」
と言うと
「少しでいいですから」
と、渡されたのが瓶コーラの蓋。
小さな瓶の蓋の上に便を取れと言うのだ。
あまりに驚きすぎて、十数年たった今でも忘れられない。

なんとか少量の便を蓋の上に命中させることに成功したものの、今度は自分の便を乗せた蓋を持って、待合室で待っている沢山の人の中を通り、検査室に持っていかなければならない。
検査室は、随分と簡素だった。
どうやって検査をするのか見ていたら、顕微鏡ではないか。
私の便を顕微鏡で見てるのだ。
あなたのお腹の中に虫がいます、というのが検査結果。
「本当なのだろうか?その虫とやらは、蓋についていた虫なんじゃないか?」
と疑いたくなるのだが、これまた小指の先程の大きな錠剤が処方され、これを呑んだらすぐによくなった。
やはり腹の中に虫が住み着いていて、ということは、パンジャビのカレーが原因ではなかったのか。
未だに謎だ。


話は現在に戻りるが、今日の夕食は私が作り、餃子だ。
冷蔵庫に入っていた6個入りのジャンボ餃子。
1個が通常の餃子の3倍位ある。
胃をやられている私は勿論食べれない。
中途半端に残っても困るので全部焼き、夫が何個食べるか見ていたら、全部平らげた。
通常の餃子なら18個食べたことになる。
ネパール夫の胃は、私と対照的で、強いのだ。
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