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明日から12月だというのに夏に行ったシンガポール旅行のことをだらだらと書いているとは、子供の頃からちっとも変わっていないなと我ながら思う。
4歳だったか、私はオルガンを習っていた。
ピアノでなくオルガンだ。
クリスマス時期、他の子達はジングルベルをひいていた。
しかし私がジングルベルをひいたのは翌年の夏。
暑い中、怒られて泣きながらジングルベルをひいていたのである。
自己満足のブログだからいくらでもモタモタしていていいのだろうが、かけ足旅行記をかけ足で書き終えて、できることならパッとまた旅行に行きたいものだ。

シンガポール三日目も前日同様母と私は8時頃目覚め、ネパール夫が起床したのは9時頃。
前日同様ホテルで遅い朝食を取り、ホテルの前からタクシーに乗る。
目指すは前日銀行の人にもらったメモに書いたある、トラベラーズチェックが換金できる銀行の集まっている場所だ。

母と私は後部席に、夫が前に乗り込み
「ここに行きたいのだが、わかりますか?」
夫が運転手にメモを見せると
「わかるかだって!私はタクシードライバーだ!わからないわけないじゃないか!」
中国系と思しき中年タクシードライバーの声はやけに大きい。

ネパール人、といっても私がよく知っているのは夫とその友達くらいなものだが、よく喋る。
夫は自分はネパール人の中では寡黙だというのだが、母や私からすればどこが寡黙なんだと思うくらいよく喋り、タクシーに乗れば必ずといっていいほど運転手と話す。
「ところで、何しに行くんだ?」
運転手に言われ
「ショッピング」
時に夫は嘘もつく。
「あんた達が行こうとしている場所はショッピングの場所じゃないよ。ショッピングならいい所がある。私が案内しよう」
運転手が予想外の事を言い出したものだから
「いや、ワタシタチはバンクに行きたいんです」
嘘つき夫も本当の事を言わざる負えなくなった。
「それならまかせておけ。ちゃんと銀行のある所に連れて行くから」

人種が違っても言葉の違いがあっても、このタクシーに乗った時から
「なんだかこの運転手、ちょっと変だな」
と思い、会話をしていた夫もそう思ったようだ。
初めこそ軽快に運転手と会話していた夫の口数がだんだんと減り、車内に沈黙が流れる。
すると、ケロケロケロとかすかに妙な声がする。
「蛙?」
母と私が顔を見合わせると、運転手が夫の方をチラッと見
「あんたのバックの中に蛙がいるんじゃないか」
馬鹿でかい声で言うと、ひとりでゲラゲラと笑う。
勿論夫のバックに蛙が入っているわけはない。
夫は完全に無視している。

すると今度はコケコッコーと鶏の鳴き声がし、母と私はまた顔を見合わせ
「バックに鶏がいるよ」
運転手はまた馬鹿でかい声で言い、ひとりでゲラゲラと笑う。
「なんか不気味だわね」
母と私が小声で言うと、今後はヒヒーンと馬の鳴き声がする。
テープでも回しているのか、腹話術を使い動物の鳴き声を出しているのか。

そろそろこの妙なタクシーから降りたいなと思った時に目的地に到着した。
日本で言えば大手町なのか霞ヶ関なのか。
着いた所はオフィス街で、料金をぼられることもなかった。
「あのドライバーはちょっと頭が問題でした」
夫がタクシーを降りるなり言う。


銀行街に着いたもののどの銀行に行けばいいかまでは渡されたメモには書いていず、とりあえず目の前にあったインド銀行に入るが答えはノー。
通りを挟んで向かいにある両替所で
「トラベラーズチェックの両替はできるか?」
と聞いたら
「イエス」
インド人がニコニコしながら答えたものの、私が出したトーマスのチェックを見るなり
「あー、これはダメ。銀行に行け」
タクシーの窓からシティーバンクを見たような気がし、駄目もとでシティーバンクへ行ってみる。
方向音痴の我々三人が記憶をたよりにシティバンクに行くことができたのだから、シンガポールは小さな国なのだ。

シティバンクで両替はできたのだが、1時間近く待たされる。
その間母の顔がやや険しくなっている。
強行軍で観光地を回る旅行に慣れている母としては、旅行地でなぜ銀行の椅子に1時間も座ってなくてはならないのか、時間の無駄だと不服だったに違いない。
が、母の顔色は見て見ないふりをし、オフィス街を眺める。

タバコを1本持ち込むだけで税金がかかるシンガポールだから、タバコを吸う人なんていないのではないかと思っていたが、リトルインディア地区ではタバコの吸殻が落ちており、オフィス街では外の灰皿の前に群がる男女が多いこと多いこと。
プハーと美味しそうにタバコを吸ってるではないか。
一日たった4本のタバコをやめられない私としては、ちょっとうれしい光景でもある。


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