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元地域猫、黒の猫生  02/24/2018  
かなり前になるが、『黒ちゃん』というタイトルで母が公園から連れてきた猫のことを書いた。
その後の黒の話になる。

以前のブログにも書いたが、公園から連れて来て、健康診断の為に病院へ連れて行ったところ、黒が猫エイズにかかっているとわかった。
しかし、母も私もそんなに心配はしなかった。
というのは、十数年以上前に亡くなったが、その頃飼っていた猫も猫エイズで、それでも16歳まで生きたからだ。
それに猫エイズだからといって、病院では特に治療もされず、薬を処方されることもなく、医師からは「様子を見て下さい。」で終わったのだった。

公園の地域猫時代の頃から黒は水をガブガブ飲む猫で、それは飼い猫になっても同じであった。
「黒ったら、やたら水を飲むのよ。どんぶり一杯飲んで、水がすぐになくなるの。黒がいると出かけられないよ。」
母はよくこう言った。
「でも可愛んでしょ。」
と返すと
「可愛くない。」
と母は言うが、我が母はこういう人なのである。
いつも逆のことを言い、本当は可愛くて可愛くてしょうがないのだ。

そうこうするうちに、今度は黒は体中を舐めまくるようになった。
「舐めまくって、お腹がハゲになっちゃった。どうしたらいいと思う?」
母から相談され、
「どうすればって、病院に連れて行くしかないでしょ。」
私が言うと、
「どこの病院へ連れて行こう。近所の○○でいいかな?」
近所の○○とは猫エイズと診断された病院だ。
近いし、駐車場が空いているから母はなるべくならばこの病院ですませたいようだったのだが、どうも私はその病院が信用できず、歴代の猫ちゃん達がかかった24時間体制の設備の整った病院を母にすすめた。
24時間体制のその病院は、駐車場が少ない、患者さんが多いのですごく待つ、また設備が整っているがゆえに色々と検査をし、お金もかかる、という理由から母は避けたかったようだが、結局母はそこへ黒を連れて行った。

そして結果はというと、猫エイズというのは変わりなく、アレルギーもあり、おまけに腎臓も悪いということがわかった。
舐めまくりはアレルギーによるもの、水をガブガブ飲むのは腎臓が悪い為であった。
そしてどの病気も治る病気ではなく、腎臓に至っては数値が非常に悪いとのこと。

薬が出され、腎臓にいい食事をこの病院で買うことになり、黒は定期的に病院にかかることになった。
「あー、大変な猫、拾っちゃったよ。」
本心ではないのだが、母はよくぼやいていた。

腎臓にいい食事は『腎臓サポート』といい、お値段もいい。
しかし黒の口には合わなかったようだ。
というより、公園にいた時にはなんでも食べていたというのに、家猫になると我儘になる。
黒は黒用の餌を残し、同居しているメリ子という猫が残した健康体の猫が食べる餌を食べ、メリ子はというという、黒の残した腎臓サポートを食べていたそうだ。

昨年のいつからなのかは記憶にないのだが、黒の食欲がガクッと落ちた。
血液検査をしたところ、腎臓の数値が物凄く悪く、病院からは入院をすすめられたが、母は入院はさせなかった。
「治る病気なら入院させるけど、入院させても治るわけじゃないから・・・」
と母は言い、また、いくら24時間体制の病院でも24時間付きっきりで黒を診てくれるわけではない。
患者さんは他にも沢山いる。
病院の狭いケージに入れっぱなしというのも可哀想だし、それに母の知人で猫を病院に預けて、ストレスでショック死した子がいたので、そういうのも母が入院させたくない理由でもあった。

黒は1週間に2回、点滴に通い、点滴以外に抗生物質やステロイド等の飲み薬も飲むようになった。
我が愛鳥ラニ君(セキセインコ)は隔週で通院し、月に1万円かかるインコだが、黒の病院代はラニ君の比ではない。
「金食い猫だ!」
と母は言ったが、勿論本心ではない。
また、そう言えるのは、まだ黒が元気だったからだろう。

黒の食欲は減る一方で、当然ながら痩せる。
元々は6キロ以上あった体重が5キロ台になり、今年に入ってから5キロを切った。
「腎臓サポートを食べるのがベストなのですが、黒ちゃんの好きな物を好きなだけ食べさせてあげて下さい。」
病院からはこう言われ、母は手を変え品を変え、黒の好みの餌を探すようになった。

つい数週間前のこと。
「黒がなまり節を3本食べたよ。」
母から喜びの電話が来た。
私と母との会話は専ら黒のことばかり。
「黒、年内もつかな?いや、夏までもつかな?」
黒の心配ばかりしていた。
と、同時に
「このなまり節が最後の食欲だったりして。今までの猫さん達も死ぬちょっと前に少し元気になったよね。」
などと、歴代の猫の回想をしたりし、しかし私達の嫌な予感は的中した。

なまり節は、黒が自力で食べた最後の食事となった。
その後は全く食べる気力がなくなり、母は黒を押さえ込み
「おまえ、食べないと死んじゃうよ。」
と言いながら、注射器に入れたドロドロの餌を口の中に流し込むようになった。
注射器といっても、それは小さな物で、わずかな量である。

そして先週土曜、
「黒の様子がおかしいの。後ろ足が立たなくなって、もう歩けないの。どうしよう。木曜に病院へ行ったばかりなのに。次の病院は月曜なのだけど、月曜まで様子を見た方がいいのかな?どうしたらいいと思う?」
母からややうろたえ気味の電話があった。
「病院に行った方がいいんじゃない。」
私が言うと、
「病院に行ったら入院と言われるかも。入院はさせたくないよ。」
「行ってみないとわからないじゃん。入院と言われたら、先生によく聞いて、その時決めればいいよ。」
こんな会話をし、それからすぐに母は黒を病院へ連れて行った。
本当は私も付き添いたかったが、その日の午前中に荷物が届くことになっており、付き添うことができなかった。

その日の午後、病院から帰った母からまた電話があり、
「点滴をしたよ。入院はすすめられなかった。もう末期の治療だって。あと1週間と言われた。できる範囲内でいいから点滴に通って下さいと言われたから、来週毎日予約を入れてきた。」
こうして書いてみると、黒の様態は徐々に悪くなっていったのだろうが、その時はあっという間に悪化したように思えた。

翌日日曜、月曜から仕事に行かねばならない私と夫(ネパール人)は実家へ、黒にお別れを言いに行った。
毛布にくるまれた黒はべったりと絨毯の上にいて、
「ウーン、ウーン」
時々小さな声で鳴く。
食欲どころか、水さえも飲めず、横たわっているだけであった。
これまで看取った猫さん達もみなそうだったが、
「あー、本当に最後なんだな。」
と、そうは思いたくなくても思わざる負えない。

翌日、2月19日月曜、出勤途中の電車の中から母にメールをしたら、
『今日、点滴、予約したけどキャンセルする。もう黒、鳴かなくなった。今日、明日が山かも。』
と母からの返信。
昼休みの時、母にメールをしようとしたら、母からメールが入っており
『メールしたくなかったけど、黒、死んじゃったよ。』

公園の地域猫から家猫になってわずか2年5カ月で黒は逝ってしまった。
こんなに早く逝ってしまうとは・・・


先の話の続きのようにはなりますが、先週日曜、黒にお別れを行く前に、ラニ君を病院へ連れて行きました。
いつものホルモン注射の為です。
黒が死にそうだったということもありますが、ラニ君も今年の11月で5歳。
決して若くはありません。

最近、ラニ君の病院はすごく混んでいます。
待合室は患者さんと飼い主さんで椅子は満席、スリッパも足りないくらいです。

私が座った隣に黄色のセキセイがいて、飼い主さんとお喋りをしたところ、なんと10歳の男の子。
「長生きですね。」
と私が言うと、
「うちには他にも何羽もインコがいるんですけど、大体5、6歳で死んじゃうんですよね。この子だけ長生きで。」
「5、6歳で死んじゃうんですか・・・」
私ががっかりすると、
「インコは早いですよ。朝元気でも、急に具合が悪くなって、その日の夕方に死んじゃうんですから。」
これを聞き、ますます心配になる私。

10歳の男の子、いやおじいちゃんインコさんとご対面したラニ君はというと、恥ずかしいのかそっぽを向いていました。
病院にいる時は、ケージに入っていても、いつも私の方にベッタリくっついています。

10歳のセキセイさんは先に診察が終わり、帰られ、それから何十分もあとにラニ君の順番がまわってきました。
治療はいつも通りです。
「先生、先ほど10歳のセキセイの飼い主さんとお喋りをしたのですが、10歳まで生きる子もいるんですね。」
と言うと、
「あー、Sさんですね。そうなんですよ。あのヒトは10歳なんですが、精巣癌なんですよ。雄は年を取ると精巣癌になることが多いんですよね。」
「うちの子も10歳まで頑張れますかね?」
と聞くと、
「セキセイの寿命は大体5~7歳なのですが、このヒトは安定しているから、まだ大丈夫でしょう。」
こう聞き、ちょっと安心する私。
ラニ君には長生きしてほしく、これが今、私の一番の願いです。


image3.jpeg
母の膝に乗る公園時代の黒。
人懐っこくて、黒のファンは沢山いました。


image1.jpeg
猫って狭い所が好きなんですよね。
小さなお盆に無理やり乗る黒。
黒の写真、あまりないんです。
生きている間に、元気な時に、
もっと撮っておけばよかったと後悔しています。

















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