FC2ブログ
2018 12 / 11 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01 next month
スポンサーサイト  --/--/--  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 | スポンサー広告  | Page Top↑
ホテルの寝具は、どうしてあんなに気持ちいいのか。
いや、全てのホテルではない。
過去に宿泊したネパールの安宿といったら寒くて寒くて、一睡もできなかった。
ネパールトレッキングで泊まった山小屋では屋根裏をねずみが走り回っており、この時もなかなか寝付けなかった。

大昔の話はおいておいて、我々は三人だから一部屋にエクストラベッドを入れてもらった。
宿泊費節約の為である。
部屋に入ると、すかさず夫が壁側のベッドに横になった。
「ダメ!そこはママ。あっちの小さいベッド(エクストラベッド)に寝ろ」
と言うと、すごすごとエクストラベッドに横たわったのだが、夫がそこに寝るとなんとなく窮屈そうに見える。
ならば、私がエクストラに寝て、夫と母がツインのどちらかにと提案したら
「いいから、いいから。私がエクストラベッドに寝る」
と母が言い張る。
ベッドとベッドの間は離れているとはいえ、夫の横は落ち着かないらしい。

それぞれの寝場所が決まり、ちょいとゴロリと横になったら、そのまま三人とも眠りに落ちていった。
場所が変わると眠れない母までもが熟睡だ。
パークロイヤル・オン・キッチナー・ロードのベッドは、我々ド庶民にとっては快適であり、殆ど寝ずの半日市内観光は中年と老年にとっては疲れ、そこにシンガポールの蒸し暑い気候も重なったのであろう。

私と母が目覚めたのは夜の7時過ぎ。
夫はまだ寝ている。
この男がよく寝ることは母も私もよく知っている。

それにしても寒い。
ガイドブックに室内はエアコンが強めにきいているから、ジャケットやカーデガンを持参するといいと書いてあったので、各々薄手のジャケットは持ってきてはいたけれど、それを羽織ったところで寒い。
シンガポールは室内もバスの中もエアコンがガンガンきいている。

夫が起きたところで、ホテルのすぐそばにあるムスタファセンターに行く。
インド製品が充実している24時間営業のショッピングセンターだ。
私がホテルをリトルインディア地区にしのは、インドの何が私を魅了させるのはわからぬが、どうしてもインドに惹かれる傾向にあり、ムスタファなんて聞くと、その響きだけで吸い寄せられてしまう。
そしてもうひとつは、インド料理店でカシミールプラウを食べたかったからだ。
以前といっても、十数年前だが、ダージリンに行ったことがあり、そこで食べたカシミールプラウという果物の実だとかが入った所謂ピラフが美味しかった。
日本のインド料理店では、どうしても日本人好みの味付けになっており、とどのつまり、リトルインディア地区のインド料理店ならば、昔食べたのと同じ味が出てくるのではないかと期待したのだ。


ムスタファに入る前に、入り口近くにある両替所に寄る。
私が持っているのは日本円のキャッシュと大昔から持ち続けているドルのトラベラーズチェックで、チェックを出すと
「これはここでは両替できない。銀行に行け」
と返される。円を出すと
「これはOK」
にんまり笑い、即両替できる。

円高の今、円を使うのが賢明だとは承知している。
だが、ネパールと日本を行き来していた、かれこれ15年以上前からドルのチェックを持ち続けている。
ドル高になるのを待っているうちに今になってしまったのだ。
トラベラーズチェックは永久的に使えると説明書には書いてあるが、果たして本当に使えるのか。
長年持っていると不安だ。
それに今回は母も一緒である。
たまには親孝行らしいことをしてあげようと、今回の旅費は全てとはいわないまでも極力私が出すつもりだ。
親孝行とトラベラーズチェックは全然関係ないのだが、ドル高にならない限りいつまでもチェックを持ち続けることになりそうで、多少損をしてもチェックが使えるのか試してみるいい機会だと思ったのだが、ムスタファ前の両替所では私のチェックは換金できないと判明。

ムスタファに入り、まず衣料品売り場に行く。
寒さ対策になるものを探す。
「この暑い国で、誰がこんなの買うのかしら?」
母が首を傾げるのは皮のジャケットとダウンジャケットだ。
「よくわからないけど、バラ(夫の友人)の奥さん(シンガポール人)がネパールに来た時ダウンジャケットを着ていたから、寒い国に旅行に行く時に必要だからなんじゃないの」
適当な返事をする。
ムスタファの衣料品売り場は量だけはすごいのだが、ブラブラと乱雑に下げられているせいなのか質やデザインが悪いからなのか、目ぼしいものがない。
「すいた」
いつもの如く夫が腹が減ったと言い、ひとまずムスタファを出る。

ところがムスタファは出口がいくつもあるらしい。
出たところは明らかに入ったところとは違う。
しかも通りはインド人でごった返している。
右も左も正面も後ろも、不気味なまでに男ばかりだ。
彼等は何をするというわけでもなく、しゃがみこんでタバコを吸っていたり雑談したりしている。
とてもシンガポールにいるとは思えない光景だ。
男同士手をつないで歩いている者も多く
「ねえ、あれってホモなの?」
母の疑問に
「ホモではありません。ネパール人やインド人は友達同士で手を繋ぐんです」
夫がガイドのように説明する。
後で知ったのだが、この日は日曜日で、日曜夜のこの界隈はインド人で賑わうのだそうだ。


出口を間違えるとホテルがどこにあるのかわからなくなる。
この辺りで高い建物は我々が泊まるホテルといくつかしかなかったはずだからして、上を見ながら雑踏の中を掻き分けながら歩く。隣のムスタファセンターで迷うくらいなのだから、三人共相当な方向音痴なのである。

ホテルの位置を確認したところで、またムスタファ方向に戻り、ムスタファのそばのインド料理店に入る。
私はカシミールプラウだけ食べれればよく、母はメニューを見たところでわからないので、夫が好きなように注文をする。
「カシミールプラウ、フィッシュティカ、ジャガイモと何かのカレー、タンドリーチキン、ナン、それとチキンチョイラとビール」
と注文したところで
「ネパール人ですか?」
ウェイターが夫にネパール語で話しかけてきた。
チキンチョイラは、夫曰くネパール料理。
スパイシーな鶏肉料理とでも言おうか。
酒のつまみのようなものだ。
このチキンチョイラを注文したところで、ウェイターが「もしや」と思ったらしく、ここで働いているウェイターもウェイトレスもネパール人だった。

次から次へと料理が運ばれテーブル一杯となった。
とても食べ切れない。
貧乏性が顔を出し、残った料理をパックに詰めてもらい持ち帰る。
期待していたカシミールプラウというと、この店の味がいまいいちなのか、過去の記憶が美化されていたのか、歳月とともに私の口が超えたのか。
期待はずれであった。


ホテルに戻ったのは11時過ぎ。
寒さ対策の衣類を得られなかったので、フロントで毛布を頼む。
「小便毛布だわね」
と母が言うくらい、随分と年期の入った毛布であったが、ないよりはましだ。
夕方たんまり寝たというのに、これまたすんなり眠りにつき、シンガポール旅行一日目が終わったのだった。


スポンサーサイト
海外旅行記 | シンガポール家族旅行記  | TB(0)  | Page Top↑
TrackBack URL
→http://namaste640.blog.fc2.com/tb.php/13-24d3ddd9

プロフィール

フリーエリア

カレンダー

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム