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我が家は、私・夫(ネパール人)・セキセイインコの2人と1羽暮らしである。
インコの名はラニ君。
『君』だけど、女の子である。
いつも我がブログに訪れ下さる少数派の方は
「そんなの知っとる、知っとる!あんた、いつもラニ君のことばかり書いてるじゃんか。」
と、飽き飽きだと思うが、暫しお付き合い願いたい。

ラニ君は2週間に1度のペースで病院にかかり、ホルモン注射を打っている。
産卵防止の為である。
野生の鳥は春と秋だけ産卵するのだが、ペットのラニ君は、「温度調節良し・ふんだんにある餌・外敵無し」という、卵を産むには誠に良い環境におり、ほおっておくとポコポコと産んでしまう。
産卵すれば体力を消耗し、カルシウムも不足し、早死にしてしまう。
ラニ君に健康で長生きしてもらいたい私は、せっせせっせと病院へ行く。

そして、これも度々書いていることなのだが、主治医の先生が、そこいらの俳優に負けず劣らずのハンサムであり、密かにハンサム先生と呼んでいる。
ちなみにラニ君のことは『美人』とも呼んでいる。
ペットショップに小鳥をよく見に行くのだが、他の子よりもラニ君の『お顔』は可愛いと思うのは、親馬鹿にほかならない。

おっと、話がそれたが、
若くてイケメンであるだけならば私も『ハンサム』を連発したりはしないのだが、先生は我が夫と同い年。
中年の『ハンサム』にはなかなかお目にかかることがない。
しかもお人柄も穏やかときている。
「同じ年なのに、この違いはなんなのだ!」
ラニ君の病院から帰り、夫の姿を見るにつけ、こう思う私である。

ハンサム先生は注射を打つだけでなく、毎度色々とアドバイスをくれる。
数か月前のことだったと記憶している。
小鳥が死ぬ一番の原因は病気だが、それと同じくらい人的ミスも多いとハンサム先生は仰り、私は胸が痛んだ。

ここからが本題である。
私が13歳くらいの時のことである。
当時我が家にいたペットは、以前書いたうさぎの白ちゃん・シャモのコケ・名無しのめんどりであり、これ以上ペットを増やすつもりはなかったのだが、母が出会ってしまったのだ。
庭で、羽ははえているがまだ飛べない雀を見つけ、手の平に乗せて持ってきた。
「この子、餌をあげれば元気に育つ気がする。」
母はそう言うと、車をすっとばし、あわ玉とスポイトを買ってきた。

あわ玉をすり鉢ですり、水でひきのばしてぐちゃぐちゃにし、口を大きく開ける雛の口にスポイトでシュポッと流した。
一口食べると雛は「もっと、もっと」とチュチュチュチュっと鳴きながら口を開け、我々(母、妹、私)はかわるがわるに雛に餌を与え、『生きる』という手ごたえを感じた。

雛から餌付けしたことのある方ならおわかりになると思うが、オトナの鳥は1日に1回ドバッと餌を与えればいいが、雛はそうはいかず、何回も小分けに与えなければならず、つきっきりでないとならない。
人間の赤ちゃんと同じである。

当時私と妹は学校があるから雛につきっきりというわけにはいかない。
母はというと、念願がかなってエレクトーンの先生になり、週に2回か3回、子供にエレクトーンを教えに出ていた。
毎日ではないにしても、雛の餌やりはどうしよう、ということになった。
だが、エレクトーンの先生は一日中ではない。
子供が学校が終わった後の数時間である。
しかも子供と母との密室であり、監視の目もない。

そこで我が母は雛を藁でできた小さな籠に入れ、電車に乗せ、雛がチュンチュン鳴けば電車の中でもそーっと籠の蓋をあけて餌を与え、エレクトーン教室でも雛に餌を与えながら子供に教えるという大胆な行動に出たのである。

こうして雛はどんどん力をつけて大きくなり、羽をプルプル震わせる程、立派な小雀に成長した。
普通ならオトナになったら野生に返すのだろうが、小雀の可愛さに心を奪われ、すっかり愛情がわいてしまった我々に野生に返すという発想はなかった。
「我が家で飼うんだ!この子は家族になるんだ!」
小雀はチュンチュンという名付け、鳥かごを用意した。

チュンチュンは愛情を与えれば、愛情で返してくれる、愛らしい雀であった。
餌付けから育てたせいか、人間にべったりであり、正直言って、今、我が家にいるラニ君よりも人間にべったり。
羽も自由自在に触らせてくれ、こうなるともう、我々人間にとっては可愛くてしょうがない。

事は予期せぬ時に起こった。
私も妹も学校から帰り、その日もチュンチュンを鳥籠から出し、女三人でお喋りをしていた時のことである。
母と当時小学生だった妹が何を話していたのかは忘れたが、2人の間にいた私は横になり、そのままうたた寝をしてしまい、これが私の悪い癖である。
今でもそうだが、わたくし、うたた寝が大好きであり、ふかーい眠りに入ってしまうのである。

で、ぐっすり眠ってしまったのだが、次の瞬間、ジュジュジュジュっという、いつもとは違うチュンチュンの鳴き声で飛び起きた。
チュンチュンがのたうち回っている。
そして1分もしないうちに動かなくなった。
「チュンチュン、チュンチュン」
と呼びながら、心臓と思しき所をマッサージしてもチュンチュンは動かない。
息を引き取ってしまったのだ。

先に書いたようにチュンチュンは人間にくっつくのが大好きな雀であり、母と妹が話に夢中になっている間に寝ている私にくっつき、そんな時、私が寝返りでもうったのだろう。
チュンチュンを体で踏んでしまったのだ。
圧死させてしまったのだ
大好きなチュンチュンを私が不注意で殺してしまったのだ

みんなでチュンチュンを庭に埋めた。
チュンチュンとの時間は短かったが、濃厚であった。
妹には「雀殺し」となじられたが、本当のことだから何も言い返せない。
「どうしてうたた寝をしてしまったのか。」
暫くの間、私は自責の念にかられていた。


今、我が家にはラニ君がいる。
ラニ君はチュンチュンのように人間にベッタリする子ではないが、ラニ君を放鳥している時は、私は決してうたた寝はしないようにしている。
そして、料理をしている時は、ラニ君は絶対に台所には入れない。
以前、群ようこさんの本で、インコだったか文鳥だったかは忘れたが、台所に立っている時に飛んできて、誤ってお湯を沸かしている鍋の中に入ってしまい、死んでしまったというのを読んだことがあるからだ。

寿命や病気で死ぬのはともかく、自分の不注意でで死なせてしまうのは・・・
言葉が出てきません。
とにかくチュンチュンの二の舞は踏まぬよう、細心の注意を払うだけだ。

IMG_20160523_230442.jpg
おすましラニ君。
美人です
親馬鹿ですみません


IMG_20160425_222356.jpg
小首をかしげて何を見ているのでしょうか?
ママ(私のこと)、ラニ君の為なら何でもするから、長生きしてね

あららら、この写真、前にも載せていました。
すみません











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