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いつも愛鳥ラニ君(セキセイインコ)の産卵ばかり気になり、2週に1回病院にかかっている私は鳥初心者と人は思うことだろう。
まあ、インコにおいては初心者なのだが、実は鳥を飼うのは初めてではない。
物心ついた時に我が家にいたのは鳥だった。

私が3,4歳の頃のことである。
当時は露店でひよこを売っており、恐らく「可愛い」と思ったのだろう。
買ってくれるまで動かないと道で大の字になり、ギャーギャー泣き喚き、根負けした我が親はひよこを2羽買ったのだった。
勿論、そんな聞き分けのないことをしたことなど覚えていない。
ひよこの成長は早く、あっという間に鶏になり、白い鶏には白いコッコ、赤い鶏には赤いコッコという名前がつけられた。
今でも当時でも鶏をペットとして飼っている家などなく、住宅地で鶏を飼っているのは我が家だけだった。

鶏は馬鹿ではなく、むしろ賢い。
鶏同志のこともわかっているし、飼い主のこともわかり、そしてなつく。
現在実家では猫を飼っており、母は地域猫にまで餌をあげているほどだが、当時は猫は嫌いではなかったものの鶏の天敵であるからして、猫が庭に侵入すると「しっ、しっ」と追い払っていた。

鶏の寿命は短く、7歳位で白いコッコが逝き、それからすぐに赤いコッコも逝ってしまった。
白いコッコ亡き後に赤いコッコがすごく悲しそうな声で鳴いたのが今でも鮮明である。


鶏の次はうさぎである。
またもや露店なのだが、『テーブルうさぎ』という名で子ウサギが売られており、またもや私が「欲しい、欲しい」とせがみ、親が根負けして白いうさぎと黒いうさぎを購入した。
白うさぎは白ちゃん、黒うさぎは黒ちゃんと、見た目通りの簡単な名前がつけられた。
『テーブルうさぎ』はこれ以上大きくならないというのがウリだったのだが、その名に反してうさぎはどんどん成長した。

黒ちゃんは元々弱かったのか、或は私達が病気に気づかなかったのかもしれない。
数カ月で逝ってしまった。
残った白ちゃんはどんどん大きくなり、テーブルどころか巨大ウサギに変身した。

狭い檻に入れておくのは可哀想だから、白ちゃんは日中は裏庭で、夜は家の中に入れて飼っていた。
大変だったのは餌である。
当時のうさぎの餌事情は、ラビットフードという固型の餌が売っていただけ。
今のように何種類もなく、草もお金では手に入らない。
しかも白ちゃんは固型の餌が大嫌いで食べない。
人間の野菜も食べず、たまに人参は食べたが、それも美味しそうに食べるのは初めの1日だけ。
続くと見向きもしない。
そこでどうしたかというと、父が休みの日に大きな袋を下げて、白ちゃんの為に草を取りに行っていたのだった。
白ちゃんの巨大化は父のおかげでもある。

ある日、隣の隣のKさんから電話がかかってきた。
我が家と隣の家は隣接しており、隣の家とそのまた隣のKさん宅の間には道路があり、我が家、隣、道路、Kさん宅という並びである。
Kさんとは親しいわけではなく、母がたまに顔を合わせれば立ち話をする程度であった。

「お宅のうさぎがうちに来ているから、早く引き取りに来てくれ!」
電話の向こうのKさんはやや怒り気味であった。
「白ちゃんがなんでKさんの所にいるのよ?何言ってんだか!」
半信半疑で白ちゃんのいる裏庭を見に行くと、白ちゃんの姿がない。
白ちゃんが逃げないように背の高いフェンスの柵をつけていたのだが、見ると、フェンスの下に穴があり、白ちゃんが掘って脱走を図ったのだった。

Kさん宅でもうさぎを飼っており、近隣で唯一うさぎを飼っている家であった。
Kさん宅のうさぎは雌、我が家の白ちゃんは雄であったのだが、2羽を対面させたことはない。
本能なのかにおいなのはわからないが、白ちゃんは近くに雌うさぎがいることを察知し、道路を渡ってKさん宅に突っ走り、Kさん宅のうさぎの檻の前にへばりついていた。
「まったくもう!なんであんなブスうさぎの所に行くんだよ。」
Kさん宅には悪いが、我が家の白ちゃんは顔がふっくらしていて人間の目から見ると可愛いお顔をしていたのだが、Kさん宅のうさぎは白ちゃんの1・5倍くらい顔が長く、しかも細く、お世辞にも可愛くなかった。
しかし白ちゃんには顔などどうでもよかったのか、或はうさぎの間ではながーい顔が美人なのかはわからぬが、とにかく唯一の雌うさぎである。

Kさんに逃げないようにしっかりしてくれときつく言われ、白ちゃんを抱きかかえて連れ帰る。
そしてフェンスの下にブロックを入れ、穴を掘っても容易に脱走できないようにしたのだった。
が、白ちゃんは知能犯であった。
もっと深く穴を掘り、またもや脱走しKさん宅の雌うさぎの所に突っ走る。
その都度「お宅のうさぎがまた来てるわよ。早く連れに来て。」とKさんから怒りの電話が入り、非は完全にこちらにあるからして、謝罪し、白ちゃんを抱きかかえて帰る。
ブロックをもう一段増やしたが、白ちゃんはもっと深く穴を掘り、こういうことを何度となく繰り返し、ブロック5段くらいでようやく白ちゃんは脱走を諦めたのだった。

Kさん宅の雌うさぎに見切りをつけた白ちゃんの次なるターゲットは人間の雌、即ち母であった。
私と妹は子供だと白ちゃんにはわかっていたのだろう。
母を見ると大喜びをしおしっこをかけ、所謂マーキングをするようになった。
その逆に人間の男が大嫌いになり、ターゲットは我が家唯一の男、父である。
父の姿を見るとターッと走っていき、ガブッと足に噛みつく。
うさぎの歯は強く、噛みつかれるとかなり痛いらしい。
餌の調達をしている、言わば育ての親のようなものなのに恩知らずなことを白ちゃんはし、父はというと、草取りには行くが白ちゃんのことを嫌うようになった。

父だけではない。
風呂場だかトイレだかが壊れ、我が家に業者が入ったことがあった。
白ちゃんが家にいたのだから恐らく冬だったのだろう。
業者は二人。
一人は年配、もう一人は若い人だった。
業者が家に入るなり、白ちゃんが若い人の足をめがけ噛みつこうとやっきとなる。
「奥さん、このうさぎ怖い。なんとかして下さい。」
男嫌いの白ちゃんなのであった。

そんな白ちゃんにも寿命はきた。
7年位たった頃だろうか。
血尿が出て、獣医に連れて行った。
当時は今、ラニ君(我が愛鳥)がかかっているようなエキゾチックアニマル専門の病院などなかったから犬や猫を見る病院に連れて行った。
診断は肺がん。
今にして思えば本当だったのかはわからないが、血尿が出るくらいだから病気だったには違いない。
それから間もなくして白ちゃんは逝ってしまった。
私達家族を楽しませてくれたうさぎだった。


ここで話は我が愛しのラニ君(セキセイインコ)に変わるが、先日、いつものようにホルモン注射を打ちに行った。
以前からラニ君は可愛いが、最近のラニ君は人間にべったり。
「先生、最近はもう、まとわりついてくる位べったりで可愛いんです
ここで可愛さ自慢をしてもしょうがないのだが、つい言ってしまった。
「このヒト本来の性格なんですよ。この注射をはじめると今まで手乗りだったが子が手に乗らなくなったり、なつかなくなるとよく聞きますよ。このヒトは人が好きな明るい性格なんですよ。」
先生はハンサムな上に、私に気をつかってか、いつも嬉しいことを言ってくれるので、気分よく家路につく私である。


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『つぶらなおめめ』と思っているのは私だけでしょう。

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鏡が好きなラニ君。
いつもこの鏡に向かって突っついています。

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