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夫からの贈り物  11/06/2018  
ブログの更新が滞ることは、私の場合よくあることなのだが、ここのところ忙しくて、書く時間がなかった。
で、何が忙しかったかというと、それは10月19日のこと。

夫(ネパール人)が大事そうに小箱を抱え、ニヤニヤと笑みを浮かべて帰宅した。
「何、笑っているの?」
と言うと
「早く、早く。見て、見て。アナタにプレゼント。」
早く小箱を開けろというので、開けたらビックリ
インコが入っているではないか。
しかも9月6日に天国に旅立ったラニ君そっくりの黄色のハルクインだ。
「ど、どうしたの、この子?」
と聞くと
「買いました。」
「か、買ったって、どこで!」
「○○の店で買いました。」
○○というのは隣駅で、隣駅には小綺麗なペットショップがあり、私達がよく覗く店でもある。

以前、『ペット遍歴』に書いたが、幼い頃から鶏、シャモ、うさぎ、文鳥、雀、金魚、猫と、ペットがいるのが当たり前のような家で私は育ち、そのペットの中には幼い頃の私がだだをこねて、買ってもらった子もいたが、15歳の時、猫を飼うようになってからは自然と我が家に来た子ばかりで、これを我が家では『運命的出会い』と呼んでいるのだが、つまり久しく「買った子」はいず、命をお金で買うということに、なんとなく私は抵抗があった。
「どうして買ったの?」
夫に聞くと
「ワタシ、近づいたら、この子がすぐ来て、『たすけてー、たすけてー、ここから出してー』って、言うたんです。」
夫は「言う」のことを「言うた」と言う。
「本当に言ったの?」
「言うた、言うた。ワタシ、動物の言葉、少しわかります。『たすけてー』て言うたんだよ。だからワタシ、助けました。」

お金を払うことに抵抗があるとはいえ、もう来てしまったわけで、返すわけにもいかなければ返すのも可哀想だし、それ以上に、目の前にいる黄色のインコはまだ子供で、しかも今は亡きラニ君そっくりで、可愛いことこの上ない。
「名前も、ワタシ、決めました。」
「なんて名前なの?」
「ルビーです。ネパールでは王様も女王様もルビーのジュエリーつけます。ルビーはジュエリーの中でも一番いいジュエリーです。それにラニ君と同じRからはじまるし、男の子でも女の子でも大丈夫な名前です。アナタ、『君』つけるの好きだから、本当の名前はルビーで、ニックネームはルビ君です。」

私は宝石の類に全く興味がないので、ネットでググってみたら、宝石の王はダイヤモンド、女王はルビーで、困難を打破して、勝利へと導くパワーがあり、富と権力をもたらし、財産や名誉も奪われることなく、平和な生涯を送ることができるとされたことから、王や権力者たちが好んでつけた石でもあるなどなど、夫の言うことはあながち嘘でもなさそうなのである。
夫の提案通り、名前はルビー、呼び名はルビ君になった。

ルビ君のことを更に夫に聞くと、ルビ君が「たすけてー、たすけてー」と言ったのは10月19日ではなく、実は9月だったのである。
ラニ君が亡くなって10日位たった頃、夫は仕事帰りに隣駅の店に立ち寄り、その時に「たすけてー」とルビ君が寄ってきたそうだ。
しかしその頃のルビ君はまだ赤ちゃん。
さし餌を食べており、共働きの我々に面倒はみられない。
店員さんに相談し、予約をし、一人餌になったら引き渡しとなり、ルビ君がひとりで餌を食べられるようになったのが10月19日だったわけだ。
ラニ君が亡くなって、私は淋しくて淋しくてしょうがなかったのだが、夫もまた淋しかったのだろう。

それにしても1ヵ月以上沈黙し続けた夫には驚きである。
「オンナの人は口に鍵、ないけど、オトコの人は口に鍵、ありますから。大事、コト、オトコの人、ペラペラ、話しません。」
夫はよくこう言うが、夫の鍵はかなりかたいとわかったのだった。

夫がペットショップからもらってきた紙によるとルビ君は8月生まれ、体重35g、雄か雌かはまだ不明、冬は保温が必要、年2回健康診断を受けた方がよく、また体重が減るようなら連絡を下さいとのこと。

ペットショップでは恐らく小さなケージにいたと思われるルビ君を、ラニ君が約6年過ごした大きなケージに入れた。
ラニ君の時は、大きなケージをすごく気に入り、喜んでくれたことをよく覚えている。
水入れも餌入れも教えることもなく、ラニ君は自分ですぐに覚えた。
ところがルビ君は、一番高い所にある止まり木に飛び乗るところまではよかったのだが、そこで固まってしまった。
怖くて下に降りることができないのだ。
従って、元々ケージに備えついてる水入れにも餌入れにも近づくことができない。

以前からよく書いてはいるが、我が家から歩いて2分の所に大きな店があり、そこに行けばなんでも揃う。
余談だが、小鳥屋も入っている。
私はケージに引っ掛けるタイプの餌入れと水入れを買い、『かじりん棒』という木でできた、止まり木風の物を2つ、そして夫がペットショップからもらってきた紙に保温と書いてあったので、ラニ君が使っていた20Wの電球ヒーターは家にあるのだが、奮発して40Wの電球ヒーターを購入した。
『かじりん棒』は本来は小鳥が齧ってストレスを解消するものなのだが、ラニ君はよくそこに止まっており、ルビ君においては、おやつのあわ穂を置く為である。
なにしろケージの下に降りることができないので、餌も水もおやつも、全てルビ君が行動できる上に置かなくてはならない、と私は考えたのだ。

ラニ君の『ラニ』はネパール語で女王様であり、手乗りではあったが、その名の通り気位の高いインコさんだった。
羽には絶対に触らせず、とはいえ私が教えるようなこともなく、なんでも自分で覚えた。
しかしルビ君は同じ黄色のインコでもラニ君とは性格が全然違う。
手乗りだし、羽は触りたい放題、そして性格は甘えん坊の赤ちゃんだ。
餌も水も行動できる上に全部置いたというのに、水は自分で飲むのだが、餌は私が口に持っていってあげないと食べない。
おやつのあわ穂は大好きなようなのだが、これも口にもっていってあげないとなかなか食べず、あわ穂の上に乗って遊んでいる始末。
我が家に来て3日目で体重が1g減ってしまったので、私は慌ててペットショップに電話をした。
「環境が変わったからかもしれませんね。お店ではひとりでちゃんと食べていたんですけどね。でも、手から食べるんですよね。それなら手からあげて、様子を見て下さい。」
と、ペットショップの飼育員さん。
「そうなんですけど・・・、共働きなんです。仕事に行っている昼間が心配なんです。」
「そうですか・・・。あわ穂は食べませんか?」
「食べるんですけど、手からなんです。」
「そうですか・・・。じゃあ、お家にいらっしゃる朝と夜、手から餌をあげてみて下さい。また何かあったらご連絡下さい。」

というわけで、私はいつもより30分早く起きて、手からルビ君に餌をやり、仕事が終わったら小走りで家に帰り、1時間近くかけてルビ君に餌を食べさせる。
35gあった体重は、餌をあげる前は33g、手から餌をあげた後は34gになり、1週間後、私はペットショップに相談に行った。
「夫なんですけど、1週間前にこちらで購入した黄色のインコで、お電話でも相談させて頂いた者ですが。」
と言うと
「あー、黄色のハルクインちゃんですね。」
「はい。手から餌をあげた後は自分で餌箱の餌を食べるんですが、なかなか食べてくれなくて・・・。」
「ハルクインちゃんは、ここにいる時から甘えん坊でしたから。ここにいる時は36、7gありました。」
「えそんなに太っていたんですか・・・。」

スマホに入っているルビ君のケージの写真を見せると
「立派なお家を用意して下さったんですね。昼間は一人で淋しいのかもしれませんね。それと、餌入れが少し深いかもしれません。」
「昼間はラジオをかけておくとか、鳥の声を流すとか・・・、あっ、鳥の子はダメかもしれません。」
「どうしてですか?ハルクインちゃん、何度か他の鳥さん達と遊ばせようと試みたのですが、他の子のことは大嫌いで、とにかく人間が大好きだったんですよ。」
飼育員さんおすすめの栄養科の高い、大抵の子が好きな餌、透明の浅い餌入れ、鏡付きの木製の止まり木を購入し帰宅した。
餌入れと止まり木にはすぐに慣れたが、肝心の餌は、大抵の子は好きらしいのだが、ルビ君は自らがっついて食べることはなく、依然手からあげると食べ、その後やっと自分から食べるのである。

「そうだ、ラジオだ!昼間、ラジオをつけるんだっけ。」
何十年も前に買ったCDラジカセに久しぶりに電源を入れてみたら、壊れていた。
「仕方ない。また行くか。」
行ったのは歩いて2分の行きつけの大型量販店。
そこで4千円のCDラジカセを購入。

そして先週土曜、長年ラニ君がお世話になった、家から自転車で約25分の所にある獣医さんに行ってきた。
放鳥している時、ルビ君が羽繕いばかりしており
「痒そうだね。虫、いるんじゃないですか?健康診断、行くがいいです。」
と夫が言うからだ。

「先生、またお世話になります。」
と言うと
「あー、あのヒトによく似てますね。ちょっとグリーンが少ないですが、似てますね。」
と先生。
あのヒトとはラニ君のことだ。
「先生、今日はご相談したことが沢山あって、聞くことを忘れないようにノートに書いてきました。」
「そうですか。まずは診ましょう。」
そのう検査、フンの検査等、検査をし、体重は33g。
「メガバクテリアがいますね。でもこれは心配しなくても大丈夫です。大抵のヒトにいますから。薬を出します。他は問題ありません。あのヒトは弱かったですが、このヒトはがっちりしています。もしかしたら雄かもしれませんね。間違っていたらごめんなさい。鼻の穴が雄の鼻の穴なんですよ。」
「先生、ペットショップにいた時は35g、多い時は36、7gあったらしいのですが、うちに来たら痩せてしまって。」
「雛の時の方が重いものなんです。何も心配いりません。むしろ食べ過ぎて太る方が問題なんです。」

ペットショップの時と同じように、先生にルビ君のケージの写真を見てもらう。
「これはいけませんね。おやつのあわ穂は取って下さい。あわ穂はあくまでもおやつです。あわ穂ばかりあげているとおやつしか食べない子になってしまいます。あわ穂は自分でケージに入ったとか、ご褒美として少しだけあげるようにして下さい。」
「先生、餌はどうしたらいいのでしょうか?ペットショップで勧められた栄養科の高い餌を今、あげているのですが、なかなか食べてくれないんです。」
「30g以上あれば心配いりません。それよりも、餌はできればペレットにかえた方がいいです。かえるのであれば今です。」
「ペレットですか・・・。ラニの時も挑戦したことがあるのですが、ペレットってまずいんですよね?」
「そうですね。だからすぐには食べません。人間が食べているふりをして、少しづつあげるんです。」
「この子、ケージの下が怖いらしく、下に降りれないんです。だから備え付けの餌入れや水入れに近づけないんです。」
「餌は分散して置けばいいと思いますよ。このヒト達の目はすごくいいんです。上から見ていて、餌があるということは、絶対にわかっているから心配しなくても大丈夫です。個人的には餌入れは小さい方がいいと思います。大きいとどうしても餌を入れ過ぎてしまい、肥満になってしまいますから。」
「先生、ペットショップで保温した方がいいと言われたので、今、40Wの電球ヒーターを入れていて、ビニールをかけているのですが。」
「うーん、まだ子供ですから、今年はヒーターを入れて下さい。でも、来年からはヒーターを入れないで下さい。冬は寒いものだとわからせるのです。このヒト達はすぐに順応するから大丈夫です。ヒーターは病気の時だけです。」
「先生、ラニの時に与えていた、こちらでもらったカルシウムがまだ残っているのですが、あれはあげた方がいいのでしょうか?」
「ペレットを食べるようになったらペレットに全部入っているので必要ありません。ペレットを食べれば病気になりにくい体になりますから、ここはこのヒトの為、心を鬼にして頑張って下さい。」
ペットショップで言われたことと先生が言うことは正反対なのであった。

「このヒトで一番気をつけることは人による事故です。あのヒトは察知して逃げれるヒトでしたけど、このヒトは人間にベッタリで、自分のことを人間だと思っています。肩に乗っていることを忘れて火を使っている台所に行ってしまったり、ドアの開け閉めの時に挟まってしまったり、トイレに落ちたり、そういうことが一番心配なので、気をつけて下さい。」
最後に先生はこう仰られた。

検査代、メガバクテリア用の薬、その他ネクトン(水に入れるビタミンC)、ペレットを購入し1万円ちょっと。
またもや私の溺愛生活が始まった。
夫が言うには、ルビ君が来てから私の顔が明るくなったらしく、私も私の全愛情を注いで育てるつもりだ。
でも決してラニ君のことを忘れたわけではない。
なんといっても、インコの素晴らしさを教えてくれたのはラニ君である。
「ラニ君、今、ルビ君という赤ちゃんがうちに来たよ。よろしくね。」
ラニ君の写真に向かって、報告した私である。

rubi1.jpeg
夫がはじめて会い、「たすけてー、たすけてー」と言ったルビ君。
まだ赤ちゃんでした。
夫からこの写真を見せられたのは10月19日でした。


rubi2.jpeg
今のルビ君。
成長しました。
ハートマークや青い模様はありませんが、ラニ君そっくりです。

























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