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機能性胃腸症と診断され、かれこれ5、6年になり、今年初めも『機能性胃腸症で終わり、機能性胃腸症で始まる』なんてタイトルでブログを書いている。
過去のブログと重複するが、暫くお付き合い願いたい。

いつも書いているが、私の主な症状は吐き気と胃のムカムカである。
健康な人からすると「なーんだ、それくらい。」と思われがちなのだが、この症状が実に辛い。
一日中ムカムカしているので当然ながら食欲がなく、食べられない。
食べられないから体重は落ち、一番ひどかった時は2週間で5キロ位、簡単に落ちた。
食べられないものだから体はフラフラしており日常生活に支障をきたす。

私はよく『機能性胃腸症コミュニティ』を覗き、時々投稿もする。
この病気、症状は人によって違うのだが、多くの人が胃にまつわる薬と精神にまつわる薬の両方を飲んでいて、私もその口である。
2年位前になるが、それまでかかっていた近所の総合病院の消化器内科では
「もう出す薬がないから精神科にかかれ。」
と言われた。
遡ること10年前になるが、めまいに苦しみ、隣駅の心療内科にはかかっていた。
「心療内科にかかっているので、そこでいいですか?」
と聞くと、
「そこではなく、大きな病院の精神科に行って下さい。」
と言われ、隣駅の大きな病院の精神科にかかった。
そこで出されたのがジプレキサ(オランザピン)である。
ジプレキサ2,5㎎をを夕食後に1錠飲むことになった。

初めはよく効き喜んだ記憶があるのだが、それもつかの間で、だんだんと効き目を感じなくなった。
というより、今思えば、仕事のストレスが強すぎて、薬では対処できない状態だったのであろう。

昨年11月、長らくかかっていた大きな病院の精神科に見切りをつけ、家から徒歩3分のWクリニックに病院をかえた。
というのは、食べられなくなりフラフラになってしまったのだが、だからといって大きな病院の精神科はすぐにかかることができない。
予約が必要であり、予約は常に一杯。
融通がきかないのだ。

Wクリニックは、私が若い頃から風邪をひいたり胃が不調の時によくかかっていた病院だったのだが、今オバサンの私が若い頃であるから当然ながら医師も年を取り、80過ぎのおじいちゃん先生。
こう言っては悪いのだが、おじいちゃん先生は医学の知識があるところでストップしているきらいがある。
だから機能性胃腸症でかかることは避けていたのだが、久しぶりにかかったら、世代交代していた。
おじいちゃん先生は引退され、息子さんが引き継いでいたのだ。

Wクリニックは大先生(おじいちゃん)も話しやすかったが、今の若先生(息子さん)は更に話しやすい。
食べられなくなりフラフラの時に飛び込むようにかかり、これまでの経緯を話したら、点滴をしてくれ
「今、精神科で出されている薬であれば、全部うちで出されるから。」

それまで隣駅の大きな病院の精神科以外にも、電車で1時間半もかかる機能性胃腸症外来のある病院にもかかっていたし、隣駅の漢方内科にもかかっていたし、更に友人からすすめられた接骨院で針も打っていたのだが、よくなるのであればまだしも一向によくならず、時間とお金がかかるだけ。
「それならば近くの病院でいいや。」
Wクリニック1本に絞った。

さて、ここからが本題である。
Wクリニックの先生に転職をすすめられ、昨年12月に思い切って仕事を辞め、転職をした。
今の会社の初出勤は1月22日。
1月のブログに書いた通り、1月は体調が悪く、初出社を延期してもらおうかと考えたくらいであったのだが、
「最初の3日の研修だけ出てくれれば、あとは休んでもいいから。」
と言われ、その言葉で気が楽になったのか無事出社。

これまで私は週5日フルタイムで働いていたのだが、今の会社では週4日と出勤日数を減らした。
というのは、機能性胃腸症の原因がストレスとされており、私のストレスは仕事以外考えられないので、仕事をする時間を減らすのが一番と考えたからだ。
まあ、その代償は給料減なのだが仕方ない。
お金も大事だが体はもっと大事である。

出勤日数を減らしたら時々は吐き気がしたり胃がムカムカすることはあるが、それはナウゼリン(吐き気止め)とリーゼ(軽い安定剤)でなんとかなり、4カ月、体調のいい日が続いた。
油物等、ボリュームのある物は食べられない、というか、吐き気とムカムカが怖いので避けてはいたが、そこそこ食べられるようにもなり、
「もしかしたら治った?」
と喜ぶくらい、体調がいい日が続いたのである。

ところが、吐き気と胃のムカムカがよくなったら、新たな悩みである。
頭がクラクラし、ひどい時にはグラングランする。
が、この症状は今に始まったわけではない。
いつの頃からかは定かでないが、隣駅の大きな病院の精神科にかかっている時からこの症状はあり、
「頭がクラクラするのだが、これは何なのでしょうか?」
と、医師に相談したことがある。
「それは、きっとリーゼの離脱症状だと思います。心配しなくても大丈夫。」
と、医師は言ったが、その返答は腑に落ちないものだった。
というのは、その医師からリーゼは処方されていなかったが、それ以前にかかっていた心療内科でリーゼをたんまり貰っており、頭がクラクラすると、用量を守りながらリーゼを飲み、リーゼを飲むと頭のクラクラは少しらくになっていたからだ。
とはいえ、実はリーゼを飲んでいるとは医師には言わなかった。
医師はプライドの高い人が多い。
自分の指示通りにしないと怒る人が多いからだ。

「先生、口ではどう言っていいのかわからないのですが、頭だけが揺れているというか、頭がクラクラして、酷い時はグラングランして、この症状はなんのでしょう?すごく辛いんです。」
今の主治医、Wクリニックの医院長、W先生に言うと
「それはめまいです。○○さん(私)の場合、メニエールとか三半規管の問題ではないと思うし、私、専門は脳神経なのだけど、脳の問題でもないと思うよ。こういう言い方すると月並みだけど、ストレスなんじゃないかなー?」
「はぁー、やっぱり、我慢するしかないのですね・・・。」
「ところでタンパク質は取っている?」
先生に食事の内容を聞かれ、私のつましい食生活を伝えると
「血液検査上は問題ないけど、栄養失調気味だと思うよ。卵、食べられる?」
「ゆで卵を食べると気持ち悪くなるのですけど、炒り卵にすれば食べられます。」
「あと、何が食べられる?」
「サラダチキンであれば食べられます。」
「じゃあ、少しでもいいから、とにかくタンパク質を食べて。タンパク質不足ってことも考えられるよ。」

それでも安心の為にと耳鼻科受診と頭のMRIを撮ることになった。
Wクリニックには耳鼻科もMRIの設備がないので、紹介状を持って近所の総合病院に行く。
機能性胃腸症と診断され、大きな病院の精神科にかかれと言われた病院である。
家から近くて設備が整っているのはその病院だけなので仕方ない。
で、結果はというと、異常無し。

つい最近、6月初旬のことである。
前回、愛しのラニ君(セキセインコ)の具合が悪くなったことを書いたが、その時仕事を休んだので、
「まあ、仕事に行かなくていいのだから飲むのやめよう。」
それまで仕事へ行く前日の夜に飲んでいたジプレキサを飲むのをやめた。
すると、頭のクラクラがなく、久しぶりに頭がすっきりしている。

ラニ君の具合もよくなったので、いつものように日曜の夜にジプレキサを飲み、月曜の朝を迎えた。
いつものように頭がクラクラする。
「もしかして、このクラクラはジプレキサの副作用?」
初めてジプレキサを疑った。
そして翌日からジプレキサを飲むのをやめてみたら、頭のクラクラが取れ、ジプレキサの副作用だと確信した。

ジプレキサを止めて5日目の夜、胃がムカムカする。
丁度金曜の夜で、夫(ネパール人)の為に鯵のフライを買い、
「美味しいから、アナタも少し食べてみて。」
と言われ、鯵のフライを二口程食べた日であった。
「油断してフライなんて食べたのがいけなかった。もう二度と食べない。」
と心に誓い、Wクリニックでもらっている胃薬を飲んだ。

翌日土曜も胃がムカムカしたが、その日は月1回のWクリニックへ行く日だった。
「先生、勝手にやめたらいけないのでしょうが、ジプレキサを飲むのをやめてみたら、頭のクラクラがなくなったんです。もしかしたらジプレキサの副作用だったんでしょうかね?」
と聞いてみたら
「それもありかもしれないねー。じゃあ、ジプレキサをやめてみましょう。」
「でも先生、ジプレキサを飲むとよく眠れて、これも勝手に飲んでしまったのですが、ジプレキサをやめたかわりに、仕事の前日に前に頂いて余っていたデパスを飲んだんです。眠れないと仕事の時辛いので。」
と言うと
「デパスで眠れるのであれば、眠れない時だけ頓服で飲んでもいいですよ。」
「今、ちょっと、ムカムカするんですけど、多分、鯵フライを食べたからじゃないかと思うんですよね。」
「鯵フライかー。沢山、食べたわけじゃないんだよね?」
「たった二口です。」
「普通の人であれば、二口位、どおということはないのだけどね。」

こうしてジプレキサをやめることになったのだが、翌日日曜も吐き気がし、前日よりムカムカする。
「鯵フライ二口でこんなに吐き気がするものなのかな?」
と思いながらも、ネットでジプレキサを調べた。
すると、ジプレキサの離脱症状に吐き気があることがわかった。

吐き気止めのナウゼリンを飲んでもムカムカはおさまらず、月曜朝、またWクリニックへ行く。
「先生、度々すみません。鯵フライのせいかと思っていたんですけど、もしかしたらジプレキサの離脱症状でしょうかね?吐き気がして、気持ち悪くて、気持ち悪くて。」
とすがるように言うと
「あー、出ちゃったかー。それ、ジプレキサの離脱症状でしょうね。じゃあ、ジプレキサを初めの2週間は日、月、水の夜だけ飲んで、次の2週間は日、水にして、これで様子を見ながら、断薬を目指しましょうよ。」
「先生、今日はどうしたらいいでしょうか?今が辛いんです。」
「今日は帰ってすぐジプレキサを飲んで、もう寝て下さい。」
「夜は?」
「夜も飲んで下さい。」
「仕事はどうしたらいいでしょうかね?」
「その状態じゃ、行くの無理でしょ。体あってなんだから、もう休みなさい。」

先生に言われた通り、月曜は昼と夜、ジプレキサを2錠飲んだら吐き気はおさまったが、火曜日は朦朧としてしまい、先生が仰った通り、仕事どころではなかった。
おまけに食欲がなく、ろくに食べていないのでフラフラである。

ジプレキサは食欲が出る薬とされているが、私の場合、ジプレキサを飲んだからといってモリモリ食欲が出るということはない。
薬の効き方も副作用も離脱症状も、個人差があるということがわかり、またWクリニックのW先生は今までかかった病院の中で一番親身に話を聞いてくれるいい先生で、私はこれからもWクリニックにかかるつもりだが、医師といえども自分が飲んでいるわけではないので、先に書いたように個人差のある薬の副作用や離脱症状はわからないのである。

食欲がなくフラフラなので、木曜(今日)、またWクリニックへ行く。
「さて、どうしよう。」
先生は頭を抱えられた。
「僕のポリシーとしては薬は増やしたくないんですね。ステロイドという手もあるけど、それを使うのは最終手段で、今は使いたくないしなー。」
「先生、昨日の夜は本来ならジプレキサを飲む日だったのですが、頭がクラクラするのが嫌で、でも吐き気も怖いので、ジプレキサを半分に切って飲んでみたんです。」
「半分にしたらどうですか?」
「吐き気はなくて、頭のクラクラも1錠飲んでいた時よりはずっとらくなのですが、ただ食欲がなくて。ろくな物を食べていないのでフラフラです。」
「じゃあ、ジプレキサを半分にして、毎日飲んでみましょう。1週間それで様子を見て、1週間後に状態を教えて下さい。」

飲めば頭がクラクラするし、飲まなければ吐き気がし、私にとってジプレキサは『魔の薬』である。
薬を飲むのに慣れ、薬を飲むのが当たり前、薬なしでは日常生活がままならない私だが、
薬って、怖い!


ラニ君は元気です。
気がかりなのは、今週日曜、いつもの産卵防止の通院日なのですが、私の体調が悪いので私が病院へ連れて行ってあげられるかどうかです。
「ワタシが行きます。」
と夫が言うので、夫にお願いするつもりですが・・・。

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食卓の上でトウモロコシを食べるラニ君

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ラニ君の好物はいつもこの器に入れ、ラニ君は器のふちに立って好物を食べます。
ちなみラニ君の好物は、
茹でたトウモロコシ、スイカ、りんごです。


















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愛しのラニ君  06/13/2018  


先週水曜、6月6日の夜のことです。
「ラニ君(セキセイインコ)のウンチがおかしいよ。」
夫(ネパール人)がこう言い、見ると、白色の水状のモノが、テーブルの上に点々とあるではありませんか。
ラニ君はというと、いつものようにテーブルの上をチョコチョコと歩いています。
「これ、ラニ君のウンチなの?違うんじゃないの?」
私が言うと
「絶対、ラニ君のウンチだと思いますよ。」
夫はこう断言し、こう言われると急に心配になり、私も夫もラニ君のお尻に釘付けです。
しかし、こういう時に限って、ラニ君はなかなかウンチをしてくれないのです。

放鳥時、ラニ君はいつも壁の高い所にある、夫お手製の止まり木に止まります。
止まり木の真下には黒いチェストがあり、その上にパソコンを2台置いています。
止まり木に止まっているラニ君がフンをすると、フンは真下のチェストの上に落下し、チェストもパソコンもラニ君のフンだらけ。
私はほぼ毎日、チェストを雑巾で拭いています。

話はそれましたが、テーブルからラニ君が止まり木に移動し、ポタっとフンをしました。
通常のラニ君のフンは緑と白が混じった小さな固形状で、乾くとカラカラになり、親馬鹿ですがフンさえも可愛いのですが、その日のフンは夫の言う通り、白色の水状です。
「これって、もしかして下痢?」
夫に聞くと
「下痢だよ、下痢。」
「どうしよう?」
「明日、病院に行った方がいいんじゃないか。」
と夫。
「仕事、どうしよう?」
「仕事なんて、休みすればいいです。アナタ、ラニ君が大事でしょ。さあ、ラニ君のウンチ、写真撮って。」
と夫。

夫の言われるままにフンの写真を撮り、私は慌てていつもラニ君がかかっている病院の先生にメールを送りました。
夜ですから、返事が来るのは翌朝です。
そうとわかってはいても送らざる負えません。
パソコンで「インコ、下痢」で調べたところで、素人にはわかりません。
色々な病名が出て来て返って心配が増すばかりなのです。

ラニ君はという、いつものように遊んでいて、見たところは元気なのです。
しかし、いつもなら、電気を消し、私がケージに戻すのですが、その日は自分からケージに戻って行き、やはり元気そうに見えても元気ではなかったのでしょうか?

翌朝、昨夜よりは形はあるものの、いつものラニ君のフンと比べれば、かなり緩いフンでした。
先生からメールの返信が来ました。
『フンの画像があれば送って下さい。』

フンの写真を撮っておいてよかったと思い、昨夜と朝のフンの写真を送ると
『食欲はありますか?』
と返信が来ました。
朝、おやつのあわ穂を食べているところは見たのですが、ラニ君は元々がっついて食べるようなインコではありません。
先生からは
『飲んでいてくれた方が体にはいいのですが、念のため要注意ですね。』
という返信がきました。
「飲んでいてくれた方が」という意味がよくわからなかったのですが、私は『要注意』に敏感になってしまいました。
子供の頃に飼っていた文鳥は元気に遊んでいたというのに、ケージに戻った途端、バタンと急死しましたし、病院で時々会う、11歳の雄のインコさんを飼っている方も
「鳥は早いですよ。午前中元気だったのに、午後になって急に死んじゃったりするんですから。」
と仰っていたのが思い出され、
「やっぱり、病院行こう。ラニ君の為にも自分の為にも病院へ行った方が安心だ。」
仕事はというと
「家族が具合が悪いのでお休みします。」
と連絡しました。
家族にはかわりありませんから。
しかも私にとっては目の中に入れても痛くない、大事な大事な宝物です。

その日ラニ君の病院は混んでいて、午前は予約で一杯、午後も予約で一杯で、空いているのは最終の6時半だけでした。
6時半に病院へ行くと、順番はすぐにまわってきました。
「送って頂いた画像、あの白いのはオシッコです。でもこのヒトがああいうオシッコをするのは珍しいですね。」
「えオシッコなんですか珍しいというか、ああいうのをするのは初めてだと思います。」
「何か思い当たることはありませんか?普段と違うものを食べたりとか、部屋の中が暑かったりとか。」
「出かける時はこの子の為にエアコンつけっぱなしですし、盗み取りをしないように食事の時も気をつけているのですけど。そもそも、この子はがっついて餌を食べることがないんです。ペットだからですかね?」
と言うと
「そんなことはありませんよ。このヒトみたいにあまり食べないヒトは稀なんですよ。食べすぎで45gくらいあるヒトが沢山います。そいうヒトはダイエットをするんですよ。そういうヒトからしたら、このヒトは羨ましいと思いますよ。」
ちなみにラニ君は31gです。
「とりあえず抗生剤の注射を打っておきます。飲み薬は必要ないと思いますから、これで様子を見て下さい。」

一安心し、ラニ君の入ったケージを病院用の袋に入れ、その上にラニ君用のタオルをかけ、自転車の籠に乗せ、20分自転車を漕ぎ、帰宅し、家に入り、ラニ君を袋から出してビックリです。
ラニ君以外何もなかったケージの中が餌まみれになっているではありませんか。
吐いたのです。
「さっきかかったばかりの○○(私)ですが、今、家に着いたのですが、吐いていて・・・。どうしたらいいでしょう?」
慌てて病院に電話をし、顔見知りの受付の人に言うと、
「吐いたのはいつですか?」
「注射をした後すぐにバックに入れて自転車に乗ってしまったので、いつ吐いたのかはわからないのですが・・・。」
受付の人が先生に容態を伝え
「今日はこのまま様子を見て下さいとのことです。具合が悪いようなら明日電話を下さい。」

仕事から帰った夫に今日の出来事を話し、
「明日、仕事どうしよう?」
と言うと、
「明日も休みだな。」
夫はいとも簡単に言うのです。
ラニ君はというと、吐いてから2、3時間後、お腹がすいたらしく、おやつのあわ穂を食べました。
元気はあるように見えるのですが、ネットで調べると、「鳥は元気がなくても天敵から身を守る為に元気があるように見せる」と書いてあり、ラニ君が元気なのか、それとも元気があるように見せているだけなのか、長年一緒にいてもわからないものです。

翌朝、フンはいつもの固形状のフンに戻り、元気もありそうでした。
しかし、「また吐くかもしれない。」と心配でならず、ラニ君を観察しているうちにも時間は刻々と過ぎ、
「家族の具合が悪いので今日もお休みさせて頂きます。」
金曜も会社を休みました。
土日は休みですし、月曜は会社にメンテナンスが入るので幸いにも会社自体が休みでしたので、私としては一安心です。

そして日曜、その日はラニ君の産卵防止の為の注射の日でした。
「あの後、どうでしたか?」
先生に聞かれ
「吐くこともなく、フンも正常になり、元気もあるようです。」
と答えると
「一時的なことだったのかもしれませんね。でも、このヒトも、もう若くはないですからねー。このヒトは今のところ何もないですが、これから色々なことがありますよ。皮膚がカサカサに乾燥したり、よく水を飲むようになったり、腎臓が悪くなったり。年を取るとどうしてもどこかが悪くなるのです。人間と同じです。」
「先生、この子、5歳8ヵ月なのですが、平均寿命は8年でしたっけ?」
「大体6年から8年なのですが、私は間をとって7年と答えることにしています。」
「先生、私、心配性なので、この子の具合が悪くなると心配で心配で、仕事も休んでしまったのですが、みなさんはどうしていらっしゃるのでしょうか?」
「みなさんはわかりませんが、私個人はカメラをつけています。」
「カメラ
「留守中のペットを見れるカメラがあるんですよ。出先から声をかけることもできますし。Amazonとかで5千円位で売っていますよ。」

その日、私もラニ君も少しばかりしょんぼりして、夫の待つ家に帰りました。
「ラニ赤ちゃん、もう若くないって言われちゃったよ。」
と夫に言うと
「ラニ君はアナタからは赤ちゃんでも、もうオバサンなんだよ。アナタと同じ。オバサンが二人だ!」
癇に障ることをズケズケ言う夫なのです。

その後、私は先生に教えて頂いた『ペット見守りカメラ』をAmazonで即購入しました。
普段980円の洋服を買うか買わないか散々悩み、悩んだあげく買わないような私なのですが、ラニ君の物になると躊躇いなく買えるのです。

4千数百円のカメラは月曜の午前中に届きました。
スマホやパソコンに強い方であれば、すぐに設定できるのでしょうが、如何せん私は機械物に弱いのです。
スマホをWi-hiに繋ぐことから始めなくてはならず、我が家の2台のパソコンを立ち上げ、調べながら四苦八苦。
カメラの設定に丸一日かかってしまいました。

仕事に行く前、
「ラニ君、ラニ君みたいな可愛い子、ママ、見たことないよ。本当に可愛いね。ママ、もうすぐ仕事だよ。ラニ君、お留守番お願いしますね。本当はラニ君にお留守番なんてさせたくないの。でも仕方ないの。ラニ君もお留守番、大きいお仕事ですね。お留守番、お願いね。ママ、行ってくるね、行ってくるからね、お願いね、お願いね。」
などと、いつも私はラニ君に向かって15分程話しかけます。
ラニ君はというと、ケージの柵にへばりつき、首振りダンスをしたり甘噛みをしたりし、鈴のついたおもちゃで勢いよく遊んだりします。

そして昨日、カメラを設置して初めて、仕事へ行きました。
電車の中でも休憩中もスマホからラニ君の様子が見られるのはいいのですが、ハシゴの上か、いつもラニ君が寝ている止まり木の上で、ラニ君はちんまりと淋しそうに座っているのです。
不憫でなりません。

仕事を終え、これまではゆっくり歩いて駅に向かい、最寄り駅のスーパーでゆっくり夕食の食材を買っていたのですが、昨日は常に小走り。
急いで家に帰りました。

私はいつも「ラニ君、ママ、帰ったよー。お留守番、ご苦労様。」と言いながら家に入り、すぐにラニ君のケージのドアを開けます。
ラニ君はすぐには出てきません。
部屋が暗いので眠っているのだと思われます。

電気をつけ、暫くするとラニ君は出て来て、私の肩に乗ります。
「ラニ君、ただいま。ママにチュッチュ(キスのこと)して。」
と言うと、ラニ君は私の頬をツンツンと優しく突っついてくれます。

その後、夫が帰宅すると、ラニ君の喜びは頂点に達します。
夫のまわりをバタバタと飛び、夫の肩に乗り、首振りダンスをします。
「ラニ、パパにチュッパ(キスのこと)して。」
と言うと、ラニ君は私にしたように、夫の頬をツンツンと優しく突っつきます。

三人揃うとラニ君がすごく喜ぶということは以前から知ってはいたのですが、カメラをつけたことにより、私と夫がいない間、ラニ君は私達が帰るのをひたすらジーっと待っているということを知ってしまい、複雑な気持ちの私です。

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白いのはオシッコだそうです。
しかしラニ君がこういうのをするのは初めてです。


613-1.jpeg
ラニ君は黄色のハシゴが大好きらしく、いつもこの上にいます。
上段、右側がラニ君の寝場所です。
お留守番をしている時はハシゴの上か寝場所でジーっとしているとわかりました。















インコだぁーい好き | インコ様 ♪ 愛鳥成長録  | TB(0)  | Page Top↑
ホシ君  05/26/2018  
久しぶりの更新である。
別に多忙だったわけではなく、体調は、まあ万全ではなかったのだが、これについては次回書くとして、全ては私の怠惰にある。
休みの日の午前中は大抵家事に費やし、昼食を食べた後、「ちょっと一息」とゴロンと横になり再放送ドラマを見るのがいけない。
ドラマを見ているうちに睡魔に襲われ、うたた寝をしてしまう。
起きたら夕方。
「うわっ!夫が帰って来てしまう!」
大急ぎで夕食を作り、お風呂に入り、貴重な休みはいつもこんな風にあっという間に終わる。

で、本来は『夫の実家(四)』といきたいところが、少し前の、ゴールデンウィークのことを書きたいと思う。
ゴールデンウィーク、私は暦通りの休みだったが、夫(ネパール人)にゴールデンウィークはない。
夫の職場の連休は正月だけ。
それも元旦から3日までの三が日だけである。
日曜は休みだが、それ以外に休みはなく、それ以外に休みたい場合は1カ月位前から休みを申請しなくてはならない。
で、「世の中、ゴールデンウィークなんだから、ワタシタチも1日くらい、どこかに行こうよ。」となり、5月5日に休みを取ってもらい、夫にとっては5日、6日は正月以来の連休となった。

5日に出かけて6日は家でゴロゴロするというのが、我々夫婦の計画である。
本来ならば1泊2日で少しばかり遠出をしたいところだが、我が家には愛しのラニ君(セキセイインコ)がいる。
普段ラニ君にお留守番をさせて仕事に行くだけでも不憫でならないのに、ラニ君を置いて1泊するなんて、とてもじゃないができない。

行き先はすぐに決まった。
動物園である。
我々夫婦は動物園が好きなのである。
とはいえ、家から1時間半以内で行ける、いわば近場の動物園は、どこも3、4回は行っている。
「行ったことがない動物園に行きたい。」
と夫がいい、
「ならば、うちから少し遠くて、時間はかかるが、それに沢山動物はいないが、大宮公園小動物園に行ってみたいのだが、アンタ、どうかね?」
私が聞くと
「なんで、そんな所に行きたいのだ?」
と夫。
「その動物園にはブチハイエナがいるのだよ。うちから一番近い動物園でブチハイエナを見れるのはそこだけなんだ。私は他の動物はどうでもいい。ブチハイエナが、どうしても見たい。」

そう、私はブチハイエナが大好きなのである。
あの毛色、毛の柄、お顔、スタイル、鳴き声などなど、若い頃からブチハイエナが大好きで、しかしながらブチハイエナはあまりテレビでは取り上げられない。
「そうだね。アナタ、ブチハイエナ、大好きだもんね。そこでいいよ。」
こうして大宮公園小動物園に行くことになったのである。

行く前に大宮公園小動物園の口コミも一応見た。
『近場の人ならいいと思いますが、遠くからわざわざ行くような動物園ではありません。』
と書かれてあったが、それは見なかったことにした。
とにかくブチハイエナなのである。

大宮公園小動物園は大宮公園駅の大宮公園の中にある。
2時間近くかかって大宮公園駅に着いたはいいが、寂れた駅であり、標識がどこにもない。
駅から徒歩10分ということは事前に調べて知っていたが、道がわからず、誰かに聞くにも人がいない。
仕方なくタクシーに乗ってしまった。
730円也。

大宮公園に入ると、まずは腹ごしらえである。
我々夫婦のよくないところは、朝が遅いということだ。
9時頃に起き、お茶だけ飲んで家を出、現地に着くのはいつも昼。
胃の弱い私はあまり空腹を感じないからいいのだが、健胃の夫は腹ペコである。

公園内には数件店があったが、どこも同じメニューだったので、数件の中の1件に入った。
焼きそばかラーメンしか選びようがなかったので、私は焼きそば、夫はラーメンを注文した。
焼きそばはすぐに来た。
一口食べてビックリ。
皿には盛られているが、明らかにカップ焼きそばであり、私、生まれて初めてカップ焼きそばを食べた。
生まれて初めての味はというと、マズイ。

夫のラーメンはというと
「美味しくない。でもお腹、すいているから、食べます。」
夫はラーメンをすすり、
「ん?なんだ、これは?」
夫が口から出したのは小さな金属の破片。
恐らくラーメンの麺をきった笊の一部であると思われる。
文句を言うべきか言わないべきか悩んだが、面倒なので何も言わず、そそくさと店を出た。

小動物園と言うだけあって、本当に小さな動物園であった。
目指すブチハイエナの檻にはすぐに着いた。
檻には1匹だけハイエナがいた。
「テレビで見るのと同じだ。やっぱりかっわいー可愛いね、可愛いよねそう思わない?お顔も可愛いし、色と柄とスタイルがいいんだよね。本当に可愛いね
興奮する私に夫は
「そんなに可愛いですか?ワタシ、全然、わからない。」
夫の反応は鈍いのであった。

5月5日といったらこどもの日である。
お子様達が沢山いるというのに、私、お子様に場所を譲ることもせず一番前を陣取り、長らくハイエナにうっとりしていると、
「ガリガリタイムがあるはずよ。」
頭の上から若いお母さんの声が飛んできた。
「ねえ、もう少しすると何かあるみたよ。」
夫に言うと、すぐに飼育員と思しきオジサン、といっても私と年はそう変わらないであろうが、オジサンが登場し、ブチハイエナの説明が始まった。

内容はこうである。
この動物園には雄と雌のブチハイエナがいて、ここにいるのは雄である。
名前はホシ君。
ちなみに雌はキラちゃんと言う。
ハイエナというと、人の餌を横取りするというイメージが強いが、実はハイエナはとても狩りが上手。
横取りは30%、70%は自分達で狩りをする。
ホシ君とキラちゃんが一緒の檻に入るのは発情期の時だけ。
というのは、ハイエナは群れで動く動物であり、群れのリーダーは雌。
雄は3歳になると群れが出され、体も雄より雌の方が大きい。
ちなみにホシ君は45キロだが、雌のキラちゃんは60キロ。
一日に食べる量は体重の三分の一であり、ホシ君は15キロ食べる。
ハイエナの歯はとても強く、ホシ君とキラちゃんが毎日食べているのは牛のあばら骨。

といった説明がされ、
「それではホシ君のガリガリタイムです。ホシ君にこの牛のあばら骨をあげます。」
オジサンがポンと骨付き肉を投げると、ホシ君がガリガリとあっという間に肉を平らげ、ガリガリタイプは終了である。

次にオジサンはホシ君の隣の檻に移動し、一同オジサンに続く。
次はツキノワグマのクマキチ君である。
ホシ君の時のように説明があったと思うのだが、ここにはクマキチ君と雌のヨリーがいて、普段はヨリーが、これから始まるペロペロタイムに登場するのだが、今日はクマキチ君がするということしか残念ながら覚えていない。
ペロペロタイムはオジサンが檻の中のあちこちにクマキチ君の好きな果物を隠し、透明の檻にもハチミツをぬり、まあ、クマキチ君が食事をするところを見るのであるが、残念ながらクマキチ君、お腹がすいていなかったのか、このパフォーマンスに慣れすぎていてやりたくなかったのか、何も食べず。
ただ、檻の中の果物を隠したちょっと大きな木を持ち上げ、
「おー!」
お客さん一同歓声をあげ、クマキチ君のペロペロタイムは終了となった。

ゆっくり一回りし、最後にもう一度ブチハイエナのホシ君を見た。
ホシ君の声が聞けなかったのが残念だったが、ブチハイエナ好きにとってはたまらない動物園であった。


話は愛鳥ラニ君(セキセインコ)に変わります。
当然ながら、今もきっちり2週に1度、ラニ君は通院しています。
最近ラニ君の病院はとても混んでいます。
犬猫以外の病院は少なく、また先生のお人柄もあるのでしょう。
あまりに混んでいるので、病気ではないラニ君は受付に預け、診察の合間に注射をしてもらい帰宅します。
本当は先生のお話を色々と聞きたい、というかラニ君を挟んでインコの話をしたいのですが、他愛もない話にお忙しい先生を付き合わせるのも申し訳ないですし、病気の患者さんが沢山待っているので仕方ありません。
病気の子が優先ですからね。

話は変わりますが、先日、職場の人に
「髪にゴミかな?何かついているよ。取ってあげるから、ちょっとじっとして。」
と言われました。
察しがつきました。
「その何かは白いものではありませんか?」
と聞くと
「うん、白いよ。」
「それ、触らないで下さい。自分で取ります。それ、鳥のフンなんです。」
「あっ!そうなの?鳥、飼っているんだ。インコ?」
と聞かれたので
「セキセインコなんです。」
と答えると
「セキセインコって、お喋るするんだよね。お喋るできるの?」
と言われ、私の脳裏をよぎったのは夫の言葉でした。
「アナタは正直すぎるのがよくない。小さい嘘ならついていいんです。なんでも本当のコトを言わなくていいんです。」

夫の言葉を思い出した私は
「うん。お喋りできるよ。」
「わー、すごい。なんて喋るの?」
「ママって言うんです。」
と私。
「ママなんて言われたら、嬉しいよね。可愛いでしょ。」
「すごーく可愛いです。」

これは小さな嘘なのでしょうか?それとも大きな嘘?
ラニ君はお喋りはできません。
ママと言って欲しいのは私の願望です。

ちなみに夫は職場の人にこう言っているそうです。
「うちにはインコがいます。名前はラニ君。ラニ君はオーストラリアから来ました。ワタシがオーストラリアから持ってきました。お喋りもできるし、英語、日本語、ネパール語、ラニ君は全部わかります。頭がいい子なんです。」

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大宮小動物園のホシ君。
「横取り」のイメージの強いハイエナですが、優しい顔をしています。


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ガリガリタイムのホシ君。
この毛色と柄とスタイル、何故か大好きな私です


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ラニ君。
こんな可愛いお顔をしているのですが、これは企みの顔なのです。


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最近のラニ君のお仕事は、籐で編んだ籠を破壊することなのです。


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数日前まで新品だった籠がボロボロです。
ここまでボロボロにすると満足なのでしょう。
最近は網戸の破壊に凝っています。

















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三人家族  04/04/2018  
早いものでもう4月。
1月に転職をし、研修も終わり、以前書きましたが外部での試験も無事合格し、3月から仕事をしており、落ち着いたところで滞っていた『夫の実家(四)』を書こうと思ってるのですが、これがどうして、なかなか書く気が起こらないというか、どこから書いていいのか頭の中で文章がまとまりません。
というわけで、『夫の実家(四)』は次回にまわすことにし、最近の出来事について書きたいと思います。


話は目の中に入れても痛くない、我がいとしのラニ君(セキセインコ)になります。
書き進める前にひとつ訂正しておきたいことがあります。
ここのところ「ラニ君は4歳、今年の11月で5歳」と書いていたのですが、スマホの中にある沢山のラニ君の写真を見ていたところ、ラニ君が我が家に来た当初の写真を見つけ、「2012年11月」と書いてあるではありませんか。
ということは、ラニ君は今5歳、今年の11月で6歳なのです。
インコの寿命は7~8歳らしいので、これは私にとって大きなショックでした。
「もしかしたら、ラニ君と一緒にいられるのも、あと1、2年なのではないか。仮にラニ君が10歳まで頑張ったとしても、あとたった4年ではないか。」と。

10日位前のことです。
「ワタシ、ラニ君の赤ちゃんが欲しい。」
夫(ネパール人)がぽつりと言いました。
「赤ちゃんって、ラニ君ひとり(1羽)では赤ちゃんはできないんだよ。雄のインコを買わないとならないし、うちでは無理だよ。狭いんだから!」
私が反論したところ
「でも、ワタシ、可愛いラニ君の赤ちゃんが見たい。ラニ君より可愛いインコさんはいませんよ。それにラニ君が死んじゃってもラニ君の赤ちゃんがいれば、ワタシタチ、寂しくないですよ。」
と夫は言い、
「それもそうだけど・・・、今度先生に聞いてみるよ。」

そして4月1日の日曜日、この日はラニ君の通院日であり、先に書いた「今度」でした。
ここでまた訂正なのですが、これまで私はラニ君が2週に1回している注射を「ホルモン注射」と書いており、自分自身が更年期障害を軽くする為にホルモン剤を飲んでいるので、ラニ君の注射もそういうものだと思っていたのですが、ラニ君の注射はホルモンを抑える注射。
私とは逆でした。
ホルモンを抑えることにより卵を産まないようにしているのです。
もう1本の注射は点滴です。
ホルモンを抑える注射をした後、ラニ君の具合が悪くなったことが2度程あり、以来ホルモンを抑える注射と点滴と、ラニ君は2週に1度、2本注射をしています。

診察室に入ると、
「どうですか?変わりないですか?」
先生に聞かれ
「はい。変わりありません、と思います。」
私が答えると
「さっきも卵詰まりではないのですが、卵があるのになかなか出ないヒトが来ましてね。」
「あー、その方でしたら、待合室でお喋りをしました。」
と、私が言うと
「そうでしたか。卵が出て来ないので、お近くの方なので、ひとまず様子見なんですよ。ポコッポコッときちんと卵が産まれればいいのですけどね。卵詰まりになってしまった場合、手術で取り出すことはできるのですが、卵管が傷ついてしまうんですよ。」
「ということは、卵を産まないことが一番いいんですね。」
私が言うと、
「そうです。その点、このヒトは注射で安定しているので、いいと思います。」

先生と卵の話をした後に
「先生、家族、といっても夫なのですが、この子の赤ちゃんが欲しいと言いまして・・・。」
私が言うと、
「あー、そうなんですか。」
先生はちょっと驚かれ
「セキセインコは、お喋りができること、手乗りになること、繁殖をして楽しませてくれること等、他の鳥にはないいいところが沢山あるんですよ。」
「でも、先生、小鳥屋さんに行っても、雄か雌か、大抵不明じゃないですか。」
「そうなんですよね。子供のうちはわからないんですよ。」
「それに、仮に今、雄の子供を買ったとして、この子(ラニ君)はもうオバサンじゃないですか。子供とオバサンじゃ、無理ですよね。」
「その心配はいりません。大丈夫です。でも、このヒト・・・、多分、自分がセキセイインコだと思っていないと思いますよ。」
「へっ
「このヒトはずーっと3人で暮らしてきたから、自分も人間だと思っているはずです。」
「そういう場合、他のインコが来たら、どうなんでしょう?」
私が質問をすると
「知らん顔です。自分はインコだとは思っていないのですから。」
「そ、そうなんですね。」
「そうなんですよ。」
「先生、インコって、卵をポコポコ、6個も8個も産むじゃないですか。となると、雛が8羽ということになるのですか?」
「そうです。だからインコが30羽になってしまい、困っているという人もいますよ。」
「30羽30羽なんて・・・、うちではとても無理です。」
「このヒトの場合、このままが一番だと思いますよ。1羽で愛情を一杯注いでもらった方が、きっとこのヒトは幸せなはずです。」

帰宅して、先生に言われたことを夫に話しました。
そして私は、
「ラニ君、ママ(私)の愛情、ぜーんぶラニ君にあげる。長生きしてね。」
遊んでいるラニ君に向かって言いました。
ラニ君はというと、当然ながら返答はありません。
最近、籐でできた籠を破壊することに凝っていて、一生懸命籠を破壊しておりました。

IMG_20180114_104244.jpg
日曜の朝の食卓。
日曜の朝は、いつもパンとフルーツ入りヨーグルトなのですが、
どちらもラニ君の大好物。
食卓から離れません。
しかも、ラニ君は夫がラニ君にあまいということをわかっています。
夫のそばを離れません。


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インコだぁーい好き | インコ様 ♪ 愛鳥成長録  | TB(0)  | Page Top↑
元地域猫、黒の猫生  02/24/2018  
かなり前になるが、『黒ちゃん』というタイトルで母が公園から連れてきた猫のことを書いた。
その後の黒の話になる。

以前のブログにも書いたが、公園から連れて来て、健康診断の為に病院へ連れて行ったところ、黒が猫エイズにかかっているとわかった。
しかし、母も私もそんなに心配はしなかった。
というのは、十数年以上前に亡くなったが、その頃飼っていた猫も猫エイズで、それでも16歳まで生きたからだ。
それに猫エイズだからといって、病院では特に治療もされず、薬を処方されることもなく、医師からは「様子を見て下さい。」で終わったのだった。

公園の地域猫時代の頃から黒は水をガブガブ飲む猫で、それは飼い猫になっても同じであった。
「黒ったら、やたら水を飲むのよ。どんぶり一杯飲んで、水がすぐになくなるの。黒がいると出かけられないよ。」
母はよくこう言った。
「でも可愛んでしょ。」
と返すと
「可愛くない。」
と母は言うが、我が母はこういう人なのである。
いつも逆のことを言い、本当は可愛くて可愛くてしょうがないのだ。

そうこうするうちに、今度は黒は体中を舐めまくるようになった。
「舐めまくって、お腹がハゲになっちゃった。どうしたらいいと思う?」
母から相談され、
「どうすればって、病院に連れて行くしかないでしょ。」
私が言うと、
「どこの病院へ連れて行こう。近所の○○でいいかな?」
近所の○○とは猫エイズと診断された病院だ。
近いし、駐車場が空いているから母はなるべくならばこの病院ですませたいようだったのだが、どうも私はその病院が信用できず、歴代の猫ちゃん達がかかった24時間体制の設備の整った病院を母にすすめた。
24時間体制のその病院は、駐車場が少ない、患者さんが多いのですごく待つ、また設備が整っているがゆえに色々と検査をし、お金もかかる、という理由から母は避けたかったようだが、結局母はそこへ黒を連れて行った。

そして結果はというと、猫エイズというのは変わりなく、アレルギーもあり、おまけに腎臓も悪いということがわかった。
舐めまくりはアレルギーによるもの、水をガブガブ飲むのは腎臓が悪い為であった。
そしてどの病気も治る病気ではなく、腎臓に至っては数値が非常に悪いとのこと。

薬が出され、腎臓にいい食事をこの病院で買うことになり、黒は定期的に病院にかかることになった。
「あー、大変な猫、拾っちゃったよ。」
本心ではないのだが、母はよくぼやいていた。

腎臓にいい食事は『腎臓サポート』といい、お値段もいい。
しかし黒の口には合わなかったようだ。
というより、公園にいた時にはなんでも食べていたというのに、家猫になると我儘になる。
黒は黒用の餌を残し、同居しているメリ子という猫が残した健康体の猫が食べる餌を食べ、メリ子はというという、黒の残した腎臓サポートを食べていたそうだ。

昨年のいつからなのかは記憶にないのだが、黒の食欲がガクッと落ちた。
血液検査をしたところ、腎臓の数値が物凄く悪く、病院からは入院をすすめられたが、母は入院はさせなかった。
「治る病気なら入院させるけど、入院させても治るわけじゃないから・・・」
と母は言い、また、いくら24時間体制の病院でも24時間付きっきりで黒を診てくれるわけではない。
患者さんは他にも沢山いる。
病院の狭いケージに入れっぱなしというのも可哀想だし、それに母の知人で猫を病院に預けて、ストレスでショック死した子がいたので、そういうのも母が入院させたくない理由でもあった。

黒は1週間に2回、点滴に通い、点滴以外に抗生物質やステロイド等の飲み薬も飲むようになった。
我が愛鳥ラニ君(セキセインコ)は隔週で通院し、月に1万円かかるインコだが、黒の病院代はラニ君の比ではない。
「金食い猫だ!」
と母は言ったが、勿論本心ではない。
また、そう言えるのは、まだ黒が元気だったからだろう。

黒の食欲は減る一方で、当然ながら痩せる。
元々は6キロ以上あった体重が5キロ台になり、今年に入ってから5キロを切った。
「腎臓サポートを食べるのがベストなのですが、黒ちゃんの好きな物を好きなだけ食べさせてあげて下さい。」
病院からはこう言われ、母は手を変え品を変え、黒の好みの餌を探すようになった。

つい数週間前のこと。
「黒がなまり節を3本食べたよ。」
母から喜びの電話が来た。
私と母との会話は専ら黒のことばかり。
「黒、年内もつかな?いや、夏までもつかな?」
黒の心配ばかりしていた。
と、同時に
「このなまり節が最後の食欲だったりして。今までの猫さん達も死ぬちょっと前に少し元気になったよね。」
などと、歴代の猫の回想をしたりし、しかし私達の嫌な予感は的中した。

なまり節は、黒が自力で食べた最後の食事となった。
その後は全く食べる気力がなくなり、母は黒を押さえ込み
「おまえ、食べないと死んじゃうよ。」
と言いながら、注射器に入れたドロドロの餌を口の中に流し込むようになった。
注射器といっても、それは小さな物で、わずかな量である。

そして先週土曜、
「黒の様子がおかしいの。後ろ足が立たなくなって、もう歩けないの。どうしよう。木曜に病院へ行ったばかりなのに。次の病院は月曜なのだけど、月曜まで様子を見た方がいいのかな?どうしたらいいと思う?」
母からややうろたえ気味の電話があった。
「病院に行った方がいいんじゃない。」
私が言うと、
「病院に行ったら入院と言われるかも。入院はさせたくないよ。」
「行ってみないとわからないじゃん。入院と言われたら、先生によく聞いて、その時決めればいいよ。」
こんな会話をし、それからすぐに母は黒を病院へ連れて行った。
本当は私も付き添いたかったが、その日の午前中に荷物が届くことになっており、付き添うことができなかった。

その日の午後、病院から帰った母からまた電話があり、
「点滴をしたよ。入院はすすめられなかった。もう末期の治療だって。あと1週間と言われた。できる範囲内でいいから点滴に通って下さいと言われたから、来週毎日予約を入れてきた。」
こうして書いてみると、黒の様態は徐々に悪くなっていったのだろうが、その時はあっという間に悪化したように思えた。

翌日日曜、月曜から仕事に行かねばならない私と夫(ネパール人)は実家へ、黒にお別れを言いに行った。
毛布にくるまれた黒はべったりと絨毯の上にいて、
「ウーン、ウーン」
時々小さな声で鳴く。
食欲どころか、水さえも飲めず、横たわっているだけであった。
これまで看取った猫さん達もみなそうだったが、
「あー、本当に最後なんだな。」
と、そうは思いたくなくても思わざる負えない。

翌日、2月19日月曜、出勤途中の電車の中から母にメールをしたら、
『今日、点滴、予約したけどキャンセルする。もう黒、鳴かなくなった。今日、明日が山かも。』
と母からの返信。
昼休みの時、母にメールをしようとしたら、母からメールが入っており
『メールしたくなかったけど、黒、死んじゃったよ。』

公園の地域猫から家猫になってわずか2年5カ月で黒は逝ってしまった。
こんなに早く逝ってしまうとは・・・


先の話の続きのようにはなりますが、先週日曜、黒にお別れを行く前に、ラニ君を病院へ連れて行きました。
いつものホルモン注射の為です。
黒が死にそうだったということもありますが、ラニ君も今年の11月で5歳。
決して若くはありません。

最近、ラニ君の病院はすごく混んでいます。
待合室は患者さんと飼い主さんで椅子は満席、スリッパも足りないくらいです。

私が座った隣に黄色のセキセイがいて、飼い主さんとお喋りをしたところ、なんと10歳の男の子。
「長生きですね。」
と私が言うと、
「うちには他にも何羽もインコがいるんですけど、大体5、6歳で死んじゃうんですよね。この子だけ長生きで。」
「5、6歳で死んじゃうんですか・・・」
私ががっかりすると、
「インコは早いですよ。朝元気でも、急に具合が悪くなって、その日の夕方に死んじゃうんですから。」
これを聞き、ますます心配になる私。

10歳の男の子、いやおじいちゃんインコさんとご対面したラニ君はというと、恥ずかしいのかそっぽを向いていました。
病院にいる時は、ケージに入っていても、いつも私の方にベッタリくっついています。

10歳のセキセイさんは先に診察が終わり、帰られ、それから何十分もあとにラニ君の順番がまわってきました。
治療はいつも通りです。
「先生、先ほど10歳のセキセイの飼い主さんとお喋りをしたのですが、10歳まで生きる子もいるんですね。」
と言うと、
「あー、Sさんですね。そうなんですよ。あのヒトは10歳なんですが、精巣癌なんですよ。雄は年を取ると精巣癌になることが多いんですよね。」
「うちの子も10歳まで頑張れますかね?」
と聞くと、
「セキセイの寿命は大体5~7歳なのですが、このヒトは安定しているから、まだ大丈夫でしょう。」
こう聞き、ちょっと安心する私。
ラニ君には長生きしてほしく、これが今、私の一番の願いです。


image3.jpeg
母の膝に乗る公園時代の黒。
人懐っこくて、黒のファンは沢山いました。


image1.jpeg
猫って狭い所が好きなんですよね。
小さなお盆に無理やり乗る黒。
黒の写真、あまりないんです。
生きている間に、元気な時に、
もっと撮っておけばよかったと後悔しています。

















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